株式会社Y's upの不動産業ブログ

再配達問題

また再配達、宅配ボックスが埋まっている!

再配達問題“解消の鍵は管理会社のマンション内配送サービス

「また再配達」「宅配ボックスが埋まっている」……“再配達問題“解消の鍵は管理会社の「マンション内配送サービス」!

(写真/PIXTA)
働き方改革による2024年問題が指摘されているが、宅配業界では輸送能力が不足してモノが運べないリスクが顕在化している。
そんななか、マンションの”再配達ゼロ”を目指し、管理会社(大和ライフネクスト)と宅配会社(日本郵便、ヤマト運輸、佐川急便)が「マンション内配送サービス」の実証実験を開始した。
どんなメリットがあるのだろうか?詳しく見ていこう。

物流業界のラストワンマイル問題とは?

物流業界のラストワンマイルとは、消費者が商品を手にするまでの最後の配送区間、最寄りの配送センターから個人宅までの区間を指す。

EC(電子商取引)利用が拡大して宅配の荷物が増える半面、働き方改革による配送現場の人手不足が深刻で、ラストワンマイルで商品が滞るリスクが生じているのだ。

特にタワーマンションでは、エントランス、エレベーター、配達階など何度もセキュリティロックを解除する必要があったり、

配達用のエレベーターが指定されてエレベーター待ちに時間がかかったり、低層・中層・高層階ごとにエレベーターを乗り換える必要があったりなどで、想定外の時間がかかる場合も多いと言われている。

加えて、不在による宅配便の再配達が多くなっていることも問題となっている。

配達時には、効率の良いルートを組んで配送するが、ルートが完了した後で再配達を行うなど、ドライバーの走行距離や労働時間が増加し、非効率な配送が常態化する事態となっている。

国土交通省では、2024年4月のサンプル調査で約10.4%が再配達になっていたことから、再配達により二酸化炭素(CO2)排出量の増加(年間約25.4万トンの排出量相当)や労働生産性の低下(年間約6万人のドライバーの労働力相当)による社会的損失が大きいと問題視している。

そのため、国土交通省は消費者に対して、時間帯指定の活用やコンビニ受け取り・置き配など多様な受け取り方法の活用などを推奨している。

また、ECサイトでの「送料無料」の取り扱いについても課題を指摘している。

送料無料の場合でも、配送については実際にコストが発生しているからだ。

さらに、マンションについては、管理規約で共用廊下に物を置くことを禁止していたり、

エントランス等のセキュリティロックで届け先が不在の場合に入退館できないことなどの問題もあることから、管理規約で置き配を認めるルールを定めたり、不在時でも入退館できるセキュリティ対策を提示したりなどにより、再配達の減少に努めている。

国土交通省のサイト「宅配便の再配達削減に向けて」より転載

国土交通省のサイト「宅配便の再配達削減に向けて」より転載

 

マンション居住者も宅配に不満を感じている?

今回の大和ライフネクストと日本郵便・ヤマト運輸・佐川急便の実証実験は、ラストワンマイル問題の解決だけでなく、マンション居住者の利便性向上を目指すものでもあるという。

国土交通省の再配達率の推移を見ると、実は、2020年10月調査以降は11%台だったものが、2024年4月の調査では10.4%に下がっている。

これは、マンションや一戸建てで宅配ボックスや置き配が普及したことなどの影響もあるのだろう。

一方で、国土交通省がオートロックエントランス解錠システムを設置したマンションの置き配実証実験で、宅配ボックスが設置されている人に「宅配ボックスは十分な量設置されているか」と聞いたところ、

59.1%が「不十分だと感じる」と回答した。届いた荷物が入るサイズのボックスが埋まっているなどで、再配達になる事例も多いようだ。

大和ライフネクストによると、「インターホン鳴動から訪問までの待機時間が長い」「宅配ボックスが埋まっていて荷物が受け取れない」などの不便を居住者が感じているため、実証実験はマンション居住者の不満解消にもなるという。

「マンション内配送サービス」の実証実験とは

再配達ゼロを目指す今回の実証実験だが、次のような流れになる。

(1)マンション管理員が宅配会社(日本郵便、ヤマト運輸、佐川急便)の荷物を全住戸分一括※で受け取る。(荷物はマンション内の専用倉庫に納品)
(2)管理員が宅配会社に代わって各住戸に荷物を配達する。
(3)配達できなかった荷物は、管理事務室または専用倉庫で一時的に保管し、管理員の業務時間内であれば管理事務室(受付)でいつでも受け取ることができる。
※冷蔵・冷凍・代引き・郵便物(書留含む)・貴重品便等の一部の荷物を除く

宅配会社からマンション管理員への荷物の受け渡しの様子(大和ライフネクスト「“再配達ゼロ”のマンションを目指し、管理会社と宅配会社が「マンション内配送サービス」の実証実験を開始」のページより転載)

宅配会社からマンション管理員への荷物の受け渡しの様子(大和ライフネクスト「“再配達ゼロ”のマンションを目指し、管理会社と宅配会社が「マンション内配送サービス」の実証実験を開始」のページより転載)

マンション管理員による荷物の配達の様子(大和ライフネクスト「“再配達ゼロ”のマンションを目指し、管理会社と宅配会社が「マンション内配送サービス」の実証実験を開始」のページより転載)

マンション管理員による荷物の配達の様子(大和ライフネクスト「“再配達ゼロ”のマンションを目指し、管理会社と宅配会社が「マンション内配送サービス」の実証実験を開始」のページより転載)

なお、マンションごとのルールに準じて、宅配ボックス・置き配なども活用する。

また、管理員のマンション内配送には、開発中の専用アプリを使用して荷物の受け渡しの記録を残す想定。実証実験期間は、東京都中央区内の分譲マンション(約200戸)を対象に2025年1月末までを予定している。

宅配業者にとっては、管理会社に費用を払ってもマンション内の配送を全戸一括 ※ で任せられるメリットがあり、管理会社にとっては、マンション管理サービスの付加価値を高めることができ、会社の収益増加や管理員の収入増加になるなどのメリットがある。

居住者にとっても、宅配便の再受け取りがスムーズで別の宅配会社の荷物をまとめて受け取れるなどの利便性向上になる。
※再配達がなくなるだけでなく、オートロック付きマンションでは配達先ごとにインターホンを鳴らして配達する時間もなくなる。

筆者のマンションでも、宅配ボックスに大きなボックスが1つしかないので埋まって使えないなどの声も聞く。

筆者自身は軽い荷物は宅配ボックスを指定し、重い荷物は住戸まで配送して対面で受け取れるように、時間指定を活用しているが、その時間帯に必ずいなければならないのは意外と苦痛だ。顔見知りの管理員が配送してくれるのは、たしかにありがたい。

ただし、筆者のマンションは70戸程度でセキュリティもエントランスのみなので、ビジネスモデルに乗るレベルではないかもしれない。

大和ライフネクストに聞いたところ、今回の実証実験では、宅配会社にとって配送時の負担が大きい比較的大型のマンション(150戸~)を対象としているが、将来的にはより幅広いマンションに展開できるような仕組みも検討していきたいということだった。

人手不足の状況はまだまだ続くだろう。

配送工程でロボットやドローンの活用が進んでいるが、ラストワンマイルのマンションについては、

マンションごとの管理ルールもあり、対応は複雑になる。こうした新しい取り組みが利便性向上や社会的課題の解消につながることを大いに期待している。

最終1区画 藤沢市石川

お世話になります。

株式会社Y’sup 営業部の内山です。

本日は、藤沢市石川貸地 最終1区画の貸地のご紹介です。

所在地:藤沢市石川4778-1

面 積:165㎡(約50坪)

賃 料:8万円

礼 金:賃料2か月分

保証金:賃料3か月分

自家用車8台駐車可能です。お引き渡しにつきましては即日可能。

諸条件につきましては、ご相談が可能ですのでお気軽にお問い合わせください。

 

賃貸物件の寒さ対策

賃貸でもOK!窓や床の寒さ対策をご紹介

雪のなかにたっている建物

寒さが厳しくなる季節に備えて、暖房機器以外の寒さ対策を考えているママやパパは多いのではないでしょうか。

住んでいる地域や住まいの環境によっては、暖房だけでは足りないこともありますし、電気代も気になりますよね。

とはいえ、賃貸住宅に住んでいる場合、どこまで自分で対策していいのか迷ってしまいます。

この記事では、賃貸住宅でもできる寒さ対策をいくつかご紹介します。

大がかりなことをしなくても、簡単に対策できる方法ばかりなので、参考にしてみてください。

 

賃貸住宅の寒さ対策は原状回復できるように

賃貸住宅の何もない部屋

賃貸住宅で暮らしている場合、退去する際は入居時の状態に戻す「原状回復」が義務付けられています。

そのため、許可なくリフォームをしたり、壁に穴を空けたりするなど大がかりなDIYはできません。

例えば、「窓を二重窓にするなどグレードアップするような内容ならいいのは?」と考える方がいるかもしれませんが、勝手に手を加えてしまうとトラブルに発展する可能性も……。

寒さ対策をする際は、原状回復できるかどうかを意識しておこないましょう。

賃貸でもできる【窓】の寒さ対策

リフォームや大がかりなDIYをしなくても、窓から冷気が入ったり、暖気が逃げていったりするのを防ぐ対策ができます。

複数組み合わせれば効果も高まりますよ。

 

断熱シートを貼る

断熱シートはホームセンターなどで販売されています。

フィルムタイプや、プチプチと呼ばれている気泡緩衝材に似たタイプがあり、デザインもさまざまなので好みのものを選べます。

断熱シートと聞くと冬場に使用するイメージが強いかもしれませんが、実は夏も役立つため通年貼りっぱなしできるタイプなら張り替える手間がかかりません。

ただし、プチプチタイプは外からの光が入りにくくなったり、網ガラスなど使用できない窓があったりします。

購入前にしっかり確認しましょう。

 

断熱ボードを立てる

冷気を遮断する断熱ボードもおすすめです。

窓際に立てるだけなので、シートのように貼る手間がかからず、窓の大きさに合わせてカットするなど加工も簡単にできます。

断熱シートが使えない窓にも使用できますよ。

ただ、窓から出入りする際は、外したり跨いだりしなければならないため、出入りする窓に使用するのは向きません。

 

断熱カーテンに変える

断熱カーテンは特殊な加工を施していたり、通常のカーテンよりも厚手の生地を使用したりしており、室内の暖かい空気を外に逃がしません。

断熱効果以外に、防音・遮音効果や結露を抑える効果も期待できます。

断熱カーテンを選ぶ際は、下から冷たい空気が入らないよう、窓のサイズに合ったものを選ぶのがポイントです。

なお、”断熱”カーテンと混同しがちな”遮熱”カーテンは冬でも効果がありますが、どちらかといえば夏向けです。

ちなみに、断熱カーテンを夏に使用しても効果が期待できます。

 

窓に隙間クッションを貼る

ゴムパッキンやコーキングが劣化している場合や、窓枠にゆがみがある場合、隙間風が入ってきます。

そこで、クッション性のある隙間テープを貼って、ふさいでしまいましょう。

比較的安価なので、家じゅうの窓に使用できます。

隙間テープを貼っておけば、隙間風だけでなく虫やほこりの侵入も防げますよ。

 

窓の寒さ対策に!DIYで二重窓を作ってみよう

賃貸でも挑戦できる、二重窓DIYについてご紹介します。

二重窓とは

二重窓とは、通常の窓の内側に、もう1枚窓を取り付けたものです。

外窓と内窓の間に空気を含んだ層ができることで断熱効果が生まれ、外気の影響を室内に伝えにくく、暖房が効きやすくなるのがメリットです。

外気と室温の差が小さくなり、結露ができにくくなるのも特徴です。

DIY二重窓の材料・作り方

ガラスの二重窓を設置するにはコストがかかりますが、実はホームセンターで購入できる材料で作ることができます。

【材料】

  • ポリカーボネート
  • ガラス戸レール
  • カブセ
  • 養生テープ
  • カッター、両面テープ、メジャー(定規)

【作り方】

  1. 窓枠の手前に合わせて、窓枠のすべての辺に両面テープでガラス戸レールを付ける。跡が残らない両面テープを使用。
  2. 窓枠のサイズを測り、ピッタリのサイズにポリカーボネートをカットして2枚分の窓を作る。2枚の窓は、設置したときに重なりができるようにカットする。ポリカーボネートはカッターで筋を入れると切りやすい。
  3. 2.でカットした2枚の窓を1.のレールにはめてサイズの確認をする。窓を上辺のレールにはめたあとに、手前にたわませるようにして下辺のレールに入れるとサイズが合う。ここでサイズの調整をおこなう。
  4. ポリカーボネート窓の上下をくるむように養生テープを貼る。これにより滑りが良くなる。
  5. ポリカーボネート窓の開閉する辺にカブセをはめる。

二重窓の効果

二重窓がある場合とない場合とでは、室温と外気温との差はどのように変化するでしょうか。

二重窓がない場合は室温が3時間で2.3度下がったのに対し、二重窓がある場合は0.7度しか下がりませんでした。

また、16:30時点の外気温と室温を比べると、二重窓がない場合は外に比べて室内が1.3度高いのに対し、二重窓がある場合は2.8度高い結果となりました。

賃貸住宅でも手軽に設置できるDIY二重窓ですが、寒さ対策に一定の効果が期待できることが分かります。

賃貸でもできる【床】の寒さ対策

ジョイントマット

通常、暖かい空気は上へ、冷たい空気は下へたまります。

子どもが床で過ごすことが多い家庭は、床の寒さ対策も入念にしておきましょう。

 

コルクマット・ジョイントマットを敷く

コルクマットやジョイントマットはどちらも断熱効果があるだけでなく、防音対策にもなります。

クッション性があるため子どもが転んでも安心ですし、子どもが横になってもヒンヤリしません。

また、汚れたときは、その部分だけ外して洗えるので、お手入れも楽ですよ。

手軽にセットできるのも、うれしいポイントです。

 

ラグの下に断熱シートを敷く

寒さ対策として、すでにラグを敷いている家庭も多いかもしれません。

しかし、ラグだけでは対応しきれないケースもあります。

そこで、ラグの下に床用の断熱シートを敷けば、熱を下に逃がさないだけでなく床からの冷気を防ぎます。

ラグに限らず、カーペットやホットカーペットの下に敷くのも効果的です。

暖房効率も上がるので、暖房代の節約にもつながります。

 

ホットカーペットを敷く

ホットカーペットを敷くのもおすすめです。

電気代はかかるものの、コンパクトなサイズなら電気代は月に数百円程度と、電気ストーブよりは安く済みます。

断熱シートを併用すれば温度が低くても温まりやすくなりますよ。

ストーブのように部屋全体を暖めることはできませんが、子どもが床で過ごすなど、その場を暖めるための対策として有効です。

 

サーキュレーターで部屋の空気をかき混ぜる

床付近の空気を暖めるには、サーキュレーターや扇風機を使用するのも一つの方法です。

下にたまる冷たい空気と、上にたまる暖かい空気を混ぜれば部屋の空気が均一になり、室内の温度差を解消できます。

なお、サーキュレーターや扇風機は、真上に向けると効率良く空気を循環させられます。

ただし、エアコンの暖房機能を使用しているときは、エアコンに向けましょう。

賃貸でもできる【その他】の寒さ対策

加湿器

ドアや室内の環境を意識するなど、窓や床以外にもできる寒さ対策がいくつかあります。

玄関ドアからの冷気を防ぐ

冷気は玄関ドアからも出入りします。

ドアが冷たくなって室内まで寒くなっている場合は、玄関ドアに断熱シートを貼ってしまいましょう。

断熱シートを貼れば、窓や床と同じように暖かい空気を逃がさず、冷たい空気の侵入を軽減できます。

また、外とつながっている玄関ポストも冷気が入りやすい部分です。

集合ポストがあるなど、玄関ドアのポストを使用していない場合は、完全にふさいでしまうのもおすすめです。

退去時にもとに戻さなければなりませんが、郵便受けが外せる場合は外してしまったほうが、しっかり対策できます。

 

部屋を加湿する

私たちが快適に過ごせる湿度は40~60%とされており、湿度が40%を切ると寒さを感じやすくなるだけでなく、肌や喉に影響を及ぼす可能性も……。

反対に、湿度が高いと体感温度も上がるため、加湿器などで部屋を加湿するのも有効です。

加湿器を使用する際は、部屋の中央の少し高い位置に設置すると良いですよ。

加湿器がない場合は、洗濯物を室内干しにしたり、濡れたバスタオルをかけておいたり、入浴後は浴室のドアを開けておいたりすると湿度を上げられます。

湿度は湿度計でこまめに確認しましょう。

 

室内のドアの隙間をふさぐ

室内のドアの下に隙間がある場合は、隙間をふさいでしまえば暖かい空気が逃げたり、廊下や暖房がきいていない部屋から冷気が入ったりするのを防げます。

窓の隙間をふさぐのと同様に隙間テープを使用したり、パッキンを使用したりして埋めましょう。

ただし、通気性を考慮して隙間が設けられているケースもあるため、ふさぐべきかそのままにしておくべきか、一度考えてみてくださいね。

 

まとめ

賃貸住宅の場合は、原状回復の義務があるため、リフォームや大がかりなDIYでの寒さ対策ができません。

とはいえ、窓や床、ドアなどの対策をしておけば、暖かい空気が逃げたり、冷気が入ったりするのを防げます。

今回ご紹介したアイテムは、ホームセンターなど身近な場所で購入できるうえに、簡単に取り付けられるものばかりです。

複数組み合わせればより効果が期待できるので、できる部分から対策して、暖かい室内で快適に過ごしましょう。

 

引っ越し時の家電処分方法

引っ越し時の家電処分方法9選!注意点や安く処分する方法も解説

 

本記事では、引っ越し時の家電の処分方法・費用と、処分時の注意点について解説します。
家電の処分方法は、主に9種類あります。それぞれ特徴をまとめたので、「できるだけ安く抑えたい」「今日・明日来てほしい」など希望に合わせて選ぶことができるでしょう。

エアコンや洗濯機などの取り外しの注意点、処分のタイミングやおすすめの不用品回収業者も解説します。

引っ越し時の家電処分は家電リサイクル法に注意

引っ越し時に家電処分を行う際には、家電リサイクル法に注意が必要です。

家電リサイクル法とは

  • エアコン
  • テレビ
  • 冷蔵庫
  • 洗濯機(乾燥機)

といった家電4品目を適正に処分するための法律です。生産、流通、販売ルートでの回収が義務付けられています。

そのため、家電4品目を処分する際には、家電を製造するメーカー、家電を販売している小売業者などで消費者がリサイクル料金を支払って処分する必要があるのです。

引っ越しで処分したい家電に家電4品目が含まれる際には、粗大ゴミとして排出はできないので、注意しましょう。

小型家電なら無料回収ができる

小型家電の一例 携帯電話、携帯音楽プレーヤー、携帯ゲーム機、デジタルカメラ
卓上計算機、電話機、電気カミソリ、ドライヤー
リモコン、ACアダプター、カーナビ など

引っ越しで処分する家電に小型家電が含まれる場合は、小型家電リサイクル法に従って処分することができます。

小型家電リサイクル法とは、スマートフォンや携帯ゲーム機などに含まれるレアメタルのリサイクルを目的とした法律で、対象となる小型家電であれば無料回収できるのです。

処分方法は以下のようなものが挙げられますが、回収する品目は自治体によって異なっています。処分時には地域の取り組みを確認しましょう。

  • ボックス回収:公共施設等に設置された回収ボックスによる処分
  • ステーション回収:ゴミ収集場所で資源回収して処分

引っ越し時の家電処分方法9選と費用相場

不用品回収業者

ここでは、引っ越し時の家電処分方法9選と費用相場を解説します。

なお、引っ越し時の家電に家電4品目(エアコン、テレビ、冷蔵庫、洗濯機)が含まれる場合には、基本的に家電リサイクル料金(リサイクル料金+収集運搬費)が必要になるので、念頭に置いておきましょう。家電リサイクル料金は概ね以下の通りです。

対象家電製品 家電リサイクル料金
エアコン 990円
テレビ(液晶・プラズマ式・15型以下) 1,870円
テレビ(液晶・プラズマ式・16型以上) 2,970円
冷蔵庫・冷凍庫(170L以下) 3,740円
冷蔵庫・冷凍庫(171L以上) 4,730円
洗濯機・衣類乾燥機 2,530円

※別途、収集運搬費が必要

引っ越し時の買い替えで家電処分

引っ越し時の買い替えで家電を処分する方法は、ポピュラーです。

新しい家電を購入した家電量販店で古い家電を引き取ってもらえるので、手間がかからないのが大きなメリットといえるでしょう。

なお、家電処分時には収集運搬費が必要で、料金は概ね以下の通りとなっています。

  • 家電量販店:約650円~700円
  • 地域小売店:約2,000円~2,600円

引っ越し時に家電の購入店で処分

引っ越し時に、過去の購入店で家電処分を行うこともできます。

特定の家電を処分する際にはメリットがありますが、購入した店舗を調べる必要があるのは、やや面倒な作業になるかもしれません。

なお、家電処分時の収集運搬費は以下の通りで、買い替え時よりも高めに設定されています。

  • 家電量販店:約2,300円~2,500円
  • 地域小売店:約2,500円~3,000円

引っ越し業者で家電処分

引っ越し業者に家電処分を依頼することも可能です。

引っ越しのタイミングで家電を処分でき、重い家電でも搬出を任せられるメリットがありますが、収集運搬費を含むと、家電リサイクル料金は高くなる傾向があります。

なお、引っ越し業者によっては、家電の買取にも対応可能です。

主な引っ越し業者の家電リサイクル料金

主な引っ越し業者の家電リサイクル料金は以下の通りです。

引っ越し業者 家電リサイクル料金(収集運搬費含む) 買取の有無
サカイ引越センター エアコン:3,990円~
テレビ:4,320円~5,970円
冷蔵庫:6,740円~7,730円
洗濯機・乾燥機:5,530円~
アーク引越センター エアコン:5,900円~(取り外しは別途4,000円)
テレビ:6,200円~
冷蔵庫:13,000円~
洗濯機・乾燥機:6,300円~
アリさんマークの引越社 エアコン:7,000円~8,000円
テレビ:約6,000円
冷蔵庫:9,000円~10,000円
洗濯機:6,000円~7,000円
日本通運 1点につき8,000~12,000円
※サイズやその他作業発生時には追加料金あり

自治体の委託業者で家電処

各自治体の委託業者でも、引っ越し時の家電処分を行うことが可能です。

申込みは家電リサイクル受付センター(東京都の場合)で行っており、回収時に収集運搬費を含む家電リサイクル料金を支払います。

参考までに、東京都の家電リサイクル受付センターの収集運搬費をまとめました。

対象家電 収集運搬費
エアコン 3,157円
テレビ(15型以下) 2,618円
テレビ(16型以上) 2,750円
冷蔵庫(170L以下) 3,157円
冷蔵庫(171L以上) 3,157円
洗濯機・衣類乾燥機 3,157円

 

指定集積所に搬入し家電処分

各自治体の指定集積所に自己搬入することでも、引っ越し時の家電を処分が可能です。

家電リサイクル料金は必要ですが、収集運搬費は必要ありませんので、お得に処分できるメリットがあります。

指定引取場所で家電を処分する手順は、以下の通りです。

  1. 郵便局で家電リサイクル券の購入
  2. 家電リサイクル券・家電一式を指定集積所に持ち込み、処分

ただし、重量がある家電は、取り外し・運搬に危険を伴うため、自己搬入には向きません

特に、エアコンは室内機で8~20kg程度、室外機で30~60kgとかなりの重さがあります。また、冷媒ガスに触れることによる凍傷・やけど、誤った手順での作業による爆発や破裂といったリスクもあるため、業者に依頼して処分するほうが安全です。

オークションやフリマサイトで家電処分

ネットオークションやフリマサイトで家電を売却し、処分することも可能です。だれでも金額も指定して出品ができます。

一方で、出品できたからといって必ず売れるわけではなく、たとえ売れても商品の状態に認識違いがあったり支払いがされなかったり、買い手と揉めることも少なくありません。

また、梱包から発送まですべて自身で手配しなければならないため、手間とお金もかかります。特に大型家電は、配送費用が高いため、手元にほとんどお金が残らないことも考えられます。

自治体で粗大ゴミとして家電処分

引っ越し時に処分する家電の中に、家電4品目(エアコン、テレビ、冷蔵庫・冷凍庫、洗濯機・乾燥機)が含まれないのであれば、自治体で粗大ゴミとして処分が可能です。

自治体で家電を粗大ゴミとして処分する方法は、以下の通りです。

  1. 粗大ごみ収集受付センターへ申し込み
  2. 「粗大ごみ処理手数料券」をコンビニやスーパー、郵便局などで購入
  3. 指定された日時・収集場所に排出して処分

回収には予約が必要な自治体が多く、引き取りに来てもらえるまで最低でも1週間ほどかかります

また、1度に回収してもらえる個数制限がある自治体もあり、思うように処分してもらえない可能性があります。

リサイクルショップで家電処分

製造年式が5年以内の家電であれば、リサイクルショップで買取処分することも可能です。

買取での家電処分なので家電リサイクル料金が不要で、現金化できるメリットがあります。

ただし、リサイクルショップで値が付くのは人気メーカーで、使用感があまりないものに限られます。同じ家電でも、ノーブランドの製品は値が付きにくく、日本メーカーや海外の有名ブランドの新しい家電以外はまとまった金額にはならないでしょう。

不用品回収業者で家電処分

引っ越し時の家電処分は、不用品回収業者にも依頼できます。

家電の運び出しから処分まで任せることができ、依頼した日に即日で回収してもらえたり、深夜早朝の対応ができるのでとても便利です。

もちろん、家電以外の粗大ゴミや衣類・本など他の不用品も処分が可能です。

自治体では処分できない消火器や車・タイヤ・金庫なども処分できます。

ただし、単品での回収だと処分費は高くなる傾向がありますが、トラック積み放題プランという定額プランなら、お得に回収可能です。

トラック積み放題プランとは、トラックに積めるだけの不用品を定額で処分してもらえるプランのことです。

不用品が多ければ多いほどお得になります。

軽トラックから4tトラックまで、家電など不用品の量に合わせて選ぶことができるため、家電や粗大ゴミなどの不用品をまとめて処分する際には検討してみることをおすすめします。(適切なトラックは業者が選定してくれます。)

相場は以下の通りです。

トラックのせ放題プラン 目安の間取り 料金相場
(平車・箱車などトラックによる)
軽トラックのせ放題プラン 1R~1K 15,000円〜20,000円
1.5tトラックのせ放題プラン 1DK~2DK 30,000円~40,000円
2tトラックのせ放題プラン 2DK~2LDK 50,000円~70,000円
4tトラックのせ放題プラン 3DK以上 80,000円~要見積もり

※軽トラックが平ボディの場合、荷台に横向きに積むことになるため、箱型・幌付きタイプよりも積載量は少なくなります。

単品での家電回収料金相場は以下の通りです。

品目 回収料金相場
液晶テレビ 2,000円~5,000円
冷蔵庫 3,000円~5,000円
洗濯機 3,000円~6,000円

不用品回収業者を安く利用する方法

不用品回収業者を安く利用する方法

不用品回収業者を安く利用するためにはまず相場を知ることです。

そのうえで、相見積もりを取ることで安く利用することができます

相見積もりとは、いくつかの業者に見積もりを依頼し、価格競争を起こさせることで安くする手法です。

複数見積もりを取るだけで、最も低価格で依頼できる業者が分かるだけでなく、相場以上の請求をする業者を除外することもできます。

また、見積もりを出張見積もりで行えば、より正確な費用を把握できるだけでなく、スタッフの対応で業者を選定することも可能です。

見積もりを複数手に入れたら、低価格な業者に依頼しても良いですが、気に入った業者に最低価格を教えることで値下げに応じてくれることもあります。これが「価格競争」です。

注意点は、他社と比較しやすいよう、作業範囲や家電の数、回収時間帯など同条件で見積もりを取るようにすることと、業者の公式サイトから見積もりを依頼することです。

見積もりを複数一気に取得できるサイトを利用すれば簡単ではあるものの、中間マージンが発生してより価格が高くなる傾向にありますので注意をしてください。

その他「公式サイト限定クーポン券割引」「リピート割」など、業者がそれぞれ設けている割引を利用すれば通常よりも安い金額で依頼できることもあります。

こうした各種割引は公式サイト限定の場合が多いため、必ず公式サイトから見積もりを依頼してください。

不用品回収の見積もりのコツを知りたい方はこちら!

引っ越し時のどのタイミングで家電処分するのが良い?

引っ越しタイミング

家電処分は、引っ越し時の買い替えのタイミングで行うと、引っ越し直前まで家電を使用できるので便利です。

引っ越し当日に新居まで直接配送してもらえば、古い家電と入れ替えで処分できるので、有効な方法といえます。

しかし、テレビなどの家電の場合は問題ありませんが、冷蔵庫や洗濯機の場合は、処分時に中身を空にしておいたり、水抜きを行ったりしなければならないので、あまり現実的とはいえません。

そのため、引っ越し時に家電処分を行う際には、引っ越しの1ヶ月前にどの方法で処分するか計画をたて、1週間~3日で処分の準備を行うと良いでしょう。

引っ越し時の家電処分の注意点

くらしのマーケット引っ越し注意点

引っ越し時の家電処分は、処分する品目によって事前準備が必要になります。

ここでは、引っ越し時の家電処分の注意点に関して解説します。

冷蔵庫の処分時の注意点

冷蔵庫を処分する際には、水抜き霜取りを行う必要があります。

1週間前から徐々に冷蔵庫・冷凍庫の中身を空にするようにし、少なくとも処分日の2日前に電源を切り、霜取りを行いましょう。

霜取りは冷蔵庫の扉を開け、およそ15時間放置すれば完了します。

床が水浸しになる可能性もあるので、タオルを敷いておくと安心です。

霜取り完了後は水抜きを行います。冷蔵庫の蒸発皿の水を抜くので、蒸発皿の位置を確認しておきましょう。

蒸発皿の位置はメーカーによって異なるので、取扱説明書に従って水抜きを行うと確実です。

洗濯機を処分する際の注意点

洗濯機を処分する際には、水抜きを行いましょう。

給水ホースおよび排水ホースの水抜きを行っておかないと、引っ越しの際に床や荷物が水浸しになってしまうからです。

給水ホースの水抜きの方法は以下の通りです。

  1. 給水栓を閉める
  2. 洗濯機の電源を入れ、スタートボタンを押す
  3. 30分程度待って電源を切る
  4. 給水ホースを外し、水を抜く

続いて排水ホースの水抜き方法です。

  1. 洗濯機の電源を入れ、脱水コースを選びスタート
  2. 排水ホースを抜き、水を抜く

なお、洗濯機を撤去する際には、排水エルボーに注意が必要です。

排水エルボーは洗濯機の付属品ではなく、物件の備品なので、返却を求められることがあります。

エアコンの処分時の注意点

エアコンは自分で取り外すのは危険なので、業者に依頼するのがおすすめです。

特に、室外機を取り外す際に手順を誤ると、室外機内に空気が入り込み、爆発・破裂が起こる危険があります。

取り外しには専門的知識と技術が必要です。

さらに、知識がない人が作業すると使用時に不具合が起きやすい傾向があり、トラブル防止の観点から、自分で取り外したエアコンの設置依頼は断っている業者が多いようです。

自分で取り外すと設置も自分で行うことになってしまい、怪我や故障のリスクも上がってしまいます。

そのほか、落下による怪我や冷媒ガスによる凍傷・やけども起こり得ます。自分で取り外すリスクを考えると、業者に依頼したほうが負担は少なく、安全でしょう。

引っ越し時の家電処分でお困りの方は

使い分け

引っ越し時の家電処分方法について解説しました。

引っ越し時の家電処分方法はさまざまあるので、状況によって自分に最適な家電処分方法を選ぶことが重要です。

また、家電処分時の注意点や買取査定を高くするコツを押さえておくと、よりスムーズに引っ越し時の家電処分を行えます。

家電だけではなく幅広い不用品の回収が行えるので、不用品処分にお困りの方はぜひご利用ください。

軽トラック~4tトラック載せ放題プランもあるため、家電などの不用品や粗大ゴミが多い場合でも安心です。

そのほか、即日回収や深夜早朝の対応、時間指定も可能なので引っ越し以外にも活用できます。

シングルマザーマンション購入できるのか?

シングルマザーでもマンションを購入できる?マンション購入のメリット・デメリットもご紹介

マンションの間取り図

シングルマザーでもきちんと収入を得ている方なら、マンション購入も一つの選択肢かもしれません。

賃貸住宅に住み続けるより、マンションを購入した方が子どもに資産を残せるので、

安心だと考える方もいらっしゃるでしょう。

ただ、シングルマザーはローン審査に通るのか、それ以前にシングルマザーがマンションを購入できるものなのか、不安があるかもしれません。

そこで今回はシングルマザーでマンション購入を検討している方に、マンション購入のメリットとデメリットをご紹介します。

シングルマザーでもマンションは購入できる!

結論から申し上げると、シングルマザーでもマンションを購入できます。

「シングルマザーだから」という理由で住宅ローンが組めなかったり、ローンの審査で不利になったりすることは基本的にはありません。

一般家庭でパパやママが住宅ローンを組むときと同じで、審査をする金融機関にとって重要なのは、「返済できるかどうか」です。

住宅ローンの審査で見られる項目

住宅ローンの具体的な審査基準は公表されていません。

 

 

シングルマザーがマンションを購入するメリット

手を繋いで歩く親子

シングルマザーがマンションを購入する場合、次のようなメリットがあります。

自分に万が一のことがあっても子どもに家を残せる

マンションを購入にあたってローンを組む場合、「団体信用生命保険」への加入が義務付けられています。

これは被保険者に万が一のことがあったときに返済を肩代わりしてくれる保険で、その後の返済は不要となります。

賃貸の場合は家賃を払い続けなければなりませんが、購入したマンションならローンの返済不要で住み続けられるので、子どもに家を残せる点で安心感があります。

ローン完済後は住宅費負担が減る

ローンの返済が終わったら、家計に対する住宅費の負担が大幅に削減されます。

ただ、ローン完済後も固定資産税、修繕積立金、管理費などは支払い続ける必要がありますが、数万円単位で毎月の負担が減るだけでもメリットは大きいでしょう。

ローンを完済後、収入が下がっても生活に支障がなければ、転職したり働き方を変えたりして、新たなライフスタイルを楽しんでみてもいいかもしれません。

 

自分の資産になる

賃貸の場合は、何年家賃を払い続けていても自分のものにはなりません。

しかし、自分で購入したマンションは自分の資産になります。

子どもが独立したあとはライフスタイルに合わせてリフォームしたり、賃貸や売却したりといった選択肢も増えます。

ほかにも、将来的には子どもに相続させることも可能です。

 

セキュリティが整った家に住める

分譲マンションは長期間住むことを想定して造られているため、セキュリティや設備が整っている物件が多いです。

母子家庭あるいは子どもだけで留守番するという状況で、防犯面で不安を抱える方は、こうしたセキュリティが整ったマンションを選ぶと良いでしょう。

 

 

シングルマザーがマンションを購入するデメリット

新築マンション

シングルマザーがマンションを購入するとどのようなデメリットがあるのでしょうか。

詳しく見ていきましょう。

ライフスタイルの変化で住み替えの可能性もある

シングルマザーのライフスタイルの変化として再婚や親の同居などが考えられます。

ママと子どもだけを基準とした間取りで暮らしている場合、家族構成が変わったときに広い家に引っ越しを余儀なくされる可能性もあります。

また、再婚相手の家に住む場合は売却の手続きも必要です。

修繕積立金・管理費の負担は続く

先述したとおり、ローンを返済しても修繕積立金や管理費は支払い続けなければなりません。

なかでも、修繕積立金は経年によって値上がりするところもあります。

マンション購入にあたっては、物件価格はもちろんのこと、こうした修繕積立金や管理費といったローン完済後も支払い続ける費用も考慮することが大切です。

なお国土交通省の「平成30年度マンション総合調査結果」では、それぞれの平均額は修繕積立金は12,268円、管理費は15,956円だったと発表しています。

※出典:
平成30年度マンション総合調査結果 | 国土交通省

シングルマザーがマンションを購入する際の注意点

水辺に立つタワーマンション

シングルマザーがマンションを購入するにあたって、気にしておくべき注意点をご紹介します。

子育て環境

そのエリアが子どもを育てやすい環境かどうかを確認しましょう。

長く住むことになるため、可能であれば現地に足を運び、マンションや学区内の雰囲気を実際に感じてみるなどの下調べをすると良いでしょう。

また、同じマンションに同年代の子どもの有無や、小学校や公園の場所、通学路やマンション周辺の安全性も要チェックポイントです。

 

勤務先への通勤時間

ママの勤務先への通勤時間も考慮して物件を決めましょう。

あまりにも通勤時間が長いと、体力の負担が大きく、子どもと過ごす時間も減ってしまうため、できるだけ短い方がベストです。

 

シングルマザーがマンションを購入するときに使える公的支援

シングルマザーがマンションを購入する場合、審査に通過すれば公的支援を受けられます。

母子父子寡婦福祉資金貸付制度」の「住宅資金」や「転宅資金」といい、自治体の福祉担当窓口で申請できます。

まとめ

シングルマザーがマンションを購入するのは、金銭的にも精神的にもハードルが高く感じるかもしれません。

しかし、ローンの審査に通るかどうか不安なのはパパママがいる一般家庭も同じです。

ローンの返済ができるか不安でも、自分の資産があるという安心感を得られるのが賃貸との大きな差ではないでしょうか。

マンションを購入する際はぜひ参考にしてみてくださいね。

乾燥する時期は火災に注意!

冬は何故火災が増えるのか、それは空気の乾燥と暖房器具が主な原因です。

総務省の統計を見ますと、火災全体の原因として多いのはタバコと放火なのですが、建物火災に限ってみるとこんろやストーブ、配線器具などが上位にきます。

冬は空気が乾燥しているために火が広がりやすく、あっという間に大きな火災になってしまうのです。

ストーブをつけっ放しにして寝る

うっかりストーブをつけっ放しにして寝るのは非常に危険です。

ストーブが発火するのではなく、ストーブの周りにあるものがどんどん高熱になり、発火温度に達して火事が起こるということが多いようです。

 

ストーブの上に洗濯物

天気が悪くて洗濯物を部屋干しすることもあると思います。

そんな時、早く乾かそうとしてストーブの上に干していると、ストーブの上に洗濯物が落ちて引火し、火災になることがあります。

 

エアコンなら大丈夫?

じゃあ、エアコンだったら大丈夫じゃない?と思いますよね。

たしかに、エアコン自体はつけっ放しでも発火しませんし、洗濯物が落ちることもありません。

しかし、エアコンで部屋の中を温めていると、空気が乾燥します。

家の中我の空気が乾燥しているので、他のもので発火の条件が整ってしまった時に火災が起こりやすくなるのです。

 

火を使う回数も増える

夏場は暑くて料理したくない!と思う人も多いでしょう。ですから、電子レンジで調理できるものにしたり、買ってきて済ませたりすることもあると思います。

しかし冬は温かいものが恋しい季節。

料理をする機会も増えますし、卓上コンロで鍋を楽しむこともあるでしょう。

火を使うこと自体が火災の機会を増やしているので、火の元の管理は本当に重要です。

 

こんなところに注意!冬の火災を予防する対策

冬の火災を予防するのは実は簡単。湿度を上げることと火の元に注意するということです。

タバコの不始末に注意

火災の原因の1位はタバコですから、タバコを吸う人は本当に注意してください。

寝たばこは絶対に厳禁ですし、灰皿の吸い殻の始末も注意が必要です。

火を消したつもりでも、吸い殻がまだ熱を持っていることがあります。

それをビニールなどに入れてゴミ箱に入れると、その中で発火してしまうことがあるからです。

夏場など湿度が高ければ発火しづらいのですが冬は空気が乾燥しているからちょっとしたことでも火災が起きやすくなるのです。

タバコの吸い殻は必ず水に入れて処理した方が安全です。

 

ストーブの周りにものを置かない

ストーブの上で洗濯物を干すのもダメですし、周りに可燃性のものを置くのもダメです。

もちろん、つけっ放しで寝るのもダメ。

いちばんいいのは、最新式の電気ストーブに買い替えること。

万が一倒れても火が消えるようなストーブにすると、少しでも火災の機会を減らせると思います。

料理中はコンロから離れない

火を使っている間は、決して離れないようにしましょう。

ほんの少し時を抜かないことです。例えば「ピンポーン」と玄関の呼び鈴が鳴ったとき、ほんのちょっとだからと火をつけっ放しでその場を離れたりしないようにしてください。

 

放火を防ぐために

放火は年間を通して火災の原因第1位ですが、冬は特に火が燃え広がりやすいので、注意が必要です。

火がつきやすい燃えるゴミなどを家の周りに放置しておくと、放火犯の目に留まってしまいます。

物置や車庫には人が入れないようにするとともに、家の周りには燃えやすいものを置かないに気をつけてください。

 

あったら便利、防火グッズ

万が一に備えて、防火グッズを用意しておくと安心です。

住宅用消化器

小さいものでもいいので、住宅用の消化器があると安心です。万が一天ぷら油が燃えたりしても、冷静に行動することで火を小さくすることができるでしょう。

火災報知器をチェック

今では火災報知器は設置が義務づけられていますが、古い家だとついていないことも多いと思います。

家庭用の火災報知器は2000円前後で変えるので、是非設置してください。

また、設置されていても電池が切れていたりすると、肝心な時に作動しません。時折動作確認が必要です。

不用品・粗大ごみ回収 はじめました!

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それでは、引き続きよろしくお願いいたします。

子供がいる家庭のおすすめ物件

何階に住むべき?間取りは?

赤ちゃんがいる家庭におすすめの賃貸物件を解説

赤ちゃんの賃貸おすすめ

赤ちゃんが生まれたら家選びは慎重におこないたいですよね。

賃貸物件の間取りだけでなく、周辺環境や気をつけるポイントをまとめました。

ご家族でのお引越しの際、ぜひお気軽にご活用くださいね。

赤ちゃん家庭におすすめの周辺環境

赤ちゃんのいる子育て世帯が新しく住む場所を決めるときには、物件自体だけではなく周辺環境のよさに対しても気を配ってエリアを絞り込むとよいでしょう。

赤ちゃんのいる子育て世帯が暮らしやすい周辺環境には、以下のような特徴があります。

 

地域に子育て世帯が多く暮らしている

赤ちゃんや小さな子どものいる子育て世帯がたくさん住んでいる地域なら、赤ちゃんがいる家庭が暮らしやすいエリアだと想定できます。

周辺の商店街やスーパーでも子育て世帯向けの商品が充実し、生活面でも利便性が高いはずです。

また、若い人の人口が増えているエリアは、市区町村単位で子育て支援策をおこなっていることもあるため、自治体のホームページで確認してみるとよいでしょう。

なかでも小児医療に対する助成制度や、赤ちゃんへの養育手当を設けている市区町村は子育て世帯に人気があります。

 

安心して出かけられる公園や緑地が多い

公園が近くにあると赤ちゃんを気軽に散歩に連れて行けますし、近隣のママ・パパとのコミュニケーションも楽しそうですね。

楽しく安全に遊ぶには、その公園の特徴のチェックが大切です。樹木の剪定や害虫駆除、清掃など管理が行き届いているか、遊具が老朽化していて危険を感じないかなど、赤ちゃんを安心して連れて行ける場所かどうかを確かめましょう。

また、子どもがひとり歩きできるようになったときを想定し、公園周辺の交通量や危険箇所(暗い物陰や側溝など)の有無についても確認しておくことが大切です。

赤ちゃんが家にいることを想定して賃貸物件を探すときは、物件の間取りや広さ、部屋の特徴、どのようなポイントに注目して選べばよいのでしょうか。

赤ちゃんがいる子育て世帯におすすめの賃貸物件の特徴をご紹介します。

 

和室は赤ちゃんルームに最適

最近はオールフローリングの物件などに人気が集まっていますが、和室があると赤ちゃんと安心して暮らすための強い味方になってくれます。

特にリビングの隣に和室が配置されているか、リビングの一部に畳敷きのスペースがあるような間取りだと便利でしょう。

畳のクッション性は、赤ちゃんを転倒や落下による怪我からも守ってくれますし、座らせたり遊ばせたりするときも堅い床より安心です。

 

玄関の広さと収納の多さは押さえたいポイント

赤ちゃんを外へ連れて行くときに欠かせないベビーカーですが、とてもかさばります。

賃貸住宅の場合は主に玄関がベビーカー置き場になると予測できるため、間取りを見るときは玄関の広さにも注目しましょう。

また、紙おむつやベビーバスなどのベビー用品をしまう大きめの収納スペースも必要です。

クローゼットや押入れなど収納スペースが豊富かどうかも、間取りチェック時のポイントです。

2階以上ならエレベーターは必需品

ベビーカーで子どもを外に連れて行くとき、エレベーターがあるかないかでは体力負担や安全性が大きく変わります。

ベビーカーを使わないときでも、子どもを抱っこしたまま階段を往復するのはたいへんです。

2階以上の物件を検討する際は、エレベーターの有無を確認しましょう。

 

子どもが小さいなら低層階がおすすめ

アパートやマンション選びでは上層階の物件に人気が集まる傾向があります。

赤ちゃんや小さな子どもがいると状況は変わります。

赤ちゃんも幼児になれば走り回ったり飛び跳ねたりしますから、生活音で下の階に迷惑をかけないかと心配になります。

少し先のことを考えて1階の物件を選ぶ子育て世帯も多いです。

もちろん、赤ちゃんを外へ連れて行くときも1階ならかなり楽でしょう。

賃貸で気を付けるポイント

間取りや広さをどれくらい確保するか決めておきましょう。

赤ちゃんのときであれば1LDKで十分と感じるでしょう。

しかし、将来的に家族が増える可能性もあります。2LDK以上などゆとりある間取りのほうがよいと引っ越しを繰り返すのはもったいないです。

今後のライフスタイルの変化を予測し間取りや広さを選定すると長く安心して暮らせます。

また賃貸住宅には、さまざまなライフスタイルや生活時間で暮らす入居者がいます。

赤ちゃんがいる家では泣き声も大きく響きやすいです。

周辺への配慮も大切。次の項目でご紹介するアイデアを取り入れ、近隣の迷惑にならないよう工夫しましょう。

 

おすすめの対策方法

子育て世帯に限らず、賃貸住宅で暮らすどのような方も周囲へ迷惑をかけないための配慮が必要です。

赤ちゃんがいる家で、近隣に配慮が必要なことといえばやはり生活音・騒音の問題でしょう。

以下のような、賃貸住宅でもできる対策を取り入れて他の入居者への配慮も忘れずに。

  • 赤ちゃんルームを、壁が隣室に接していない部屋にする
  • 下の階に住人がいる場合、防音性のあるクッションマットなどを敷き防音対策をする
  • 防音カーテンで窓の外へ大きな声が漏れないようにする

まとめ

賃貸住宅を探すときは、家賃や床面積、何階にあるかなど物件情報そのものばかりに目が行きがちになります。

しかし、周辺環境や物件の詳しい特徴にも目を配り、さまざまな側面で赤ちゃんと一緒に住みやすい家を見つけることが大切。

赤ちゃんが暮らしやすい家であれば、大人も暮らしやすい家だといえます。

家族みんなが笑顔で生活できるよう、子育て世帯に最適な賃貸住宅と出会ってくださいね。

ペット可の賃貸

ペット可の賃貸でよくあるトラブルと、その対策方法を徹底解説

 

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ペット可賃貸物件でも、意外とペットに関するトラブルが起こることがあります。
みなさんは、問題に発展しやすいトラブルがどういったものであるかご存知でしょうか?

大切なペットと安心して暮らすために、よくある事例を知り対策をしておく必要があるでしょう。

そこで今回は、ペット可の賃貸物件でよくあるトラブルと、その対策方法について解説します。
賃貸物件でペットを飼いたいと考えている人は、ぜひ参考にしてみてください。

  • 1.ペット可賃貸でよくあるトラブルと対策法

  • 2.ペット可賃貸でのトラブル事例や対策を理解しておくことが大切

ペット可賃貸でよくあるトラブルと対策法

ここでは、ペット可の賃貸物件で起こりやすいトラブルと、その対策法について詳しく解説していきます。
賃貸物件でのペット飼育を検討している人は、問題を未然に防ぐためのポイントを押さえておきましょう。

 

足音に関するトラブルと対策

ペットの走り回る足音をめぐって、住人との揉め事に発展してしまうことがあります。
特にマンションやアパートでは、下の階への足音は響きやすいので昼夜問わず足音が聞こえていると住人の生活に支障が出てしまう可能性があるでしょう。
そのため、ペット可賃貸であっても足音への対策が必要です。

ペットの足音に関する対策の1つが、床に防音マットやカーペットを敷くことです。
ラグタイプやタイルカーペットなど多くの種類がありますので、ペットの飼育状況に合わせて選択することをおすすめします。

また、ペットがフローリングなどの床に引っかき傷を付けてしまうことも考えられるでしょう。

床に傷を付けてしまうと、退去時の原状回復で請求される費用が高くなってしまう可能性があります。
マットやカーペットはペットの足音だけでなく床への傷対策としても有効ですので、賃貸物件でペットを飼育する際には準備しておきましょう。

 

鳴き声に関するトラブルと対策

ペット可の賃貸物件で起こりやすい問題の1つが、ペットの鳴き声による騒音です。
特に深夜などの静かな時間帯は鳴き声が響きやすく、近隣住民から苦情が入ってしまう恐れがあります。
また、「普段から大人しいペットなのに、うるさいと言われる」という場合、飼い主が外出中に鳴き続けている可能性が考えられます。

飼育するペットが頻繁に無駄吠えをする場合は、しつけが大切です。
運動や散歩でストレスを軽減させたり、他の人や動物と楽しく触れ合って慣れさせたり、吠える原因となるものを排除したりするなどの対策が考えられます。

自身でのしつけが難しい場合は、プロに相談してみるとよいでしょう。

さらに、引越し時にアパートの上下左右の住人に挨拶してペットを飼育する旨を伝えておくことも大切です。
ペット可の物件であっても、すべての住人がペットを飼っているとは限りません。
「お互い様」という気持ちに甘えずに、きちんとリスク対策をすることが住人同士の揉め事を防ぐことにつながるでしょう。

 

においに関するトラブルと対策

ペット可賃貸で起こりやすいトラブルとして、「におい」に関連するものが挙げられます。
犬や猫などの動物と一緒に暮らしていると意外と気付きにくいのですが、他の方々には気になるにおいが発生していて、近隣住民の迷惑となっていることもあるのです。

不快に感じやすい主なにおいは、ペットの排泄物と体臭です。
においを抑えるためには、排泄物をこまめに捨てて、清潔な状態を保つことが大切です。
消臭効果のあるトイレスプレーなど、消臭グッズも役立つでしょう。

また、定期的にペットの体を洗い、体臭予防に努めることも大切です。
さらに、部屋ににおいがこもらないように、こまめに換気や掃除を行いましょう。

 

共用スペースを汚すなどのトラブルと対策

犬などのペットが賃貸マンションの共用スペースに粗相をしてしまったり、走り回ったりしていまい、近隣住民から苦情がきて問題になってしまうケースがあります。
共用スペースでは抱きかかえて移動するなど、他の住人の迷惑にならないような対策をする必要があるでしょう。

また、飼い主に悪気がなくても、知らずのうちに他の人に迷惑をかけているケースがあります。
たとえば、ベランダでブラッシングをして、抜けた毛が他の住人のベランダに飛んでしまい汚してしまうケースなど。

ペットを飼育する場合は、ペット可物件であっても他人の迷惑にならないような配慮が必要だといえるでしょう。
物件によってはベランダでの飼育が禁止されていることがありますので、決められている飼育ルールについても確認しておくことが大切です。

 

人に飛びかかる・人を噛むなどのトラブルと対策

ペットが人に飛びかかったり、または噛みついてしまったりして相手にけがをさせてしまった結果、飼い主に損害賠償を請求する裁判に発展してしまったケースもあります。

そのため、廊下などの共用部分で人が近付いてきたときは特に、ペットが飛びかからないような対策をする必要があります。

日頃からきちんとしつけをすることはもちろん、外出時は必ずリードを付ける・人と会う可能性がある場所ではリードを短めに持つなどの対応を心がけましょう。

 

契約違反に関するトラブルと対策

ペット可の賃貸物件であっても、飼育できるペットの種類や頭数などの条件が決められていることがあります。
したがって、「ペット可」となっているからといって、どんなペットでも自由に飼育して良いわけではありません。

たとえば、小型犬1匹のみという契約をしているのに猫を飼っていれば、契約違反となってしまいます。
大切なペットと安心して暮らすためには、自身の飼育状況に合う物件を探し、決められたルールを守って飼育することが大切です。

飼育条件について詳しく知りたい場合は、不動産会社に確認してみましょう。

また、ペットを飼育していると室内に傷がつきやすいことなどから、退去時の敷金や原状回復費用をめぐって予想以上の費用がかかる場合があります。
ペット可物件では、敷金が償却となっていたり、退去時のクリーニング費用が高めに設定されていたりすることがありますので、事前に賃貸借契約書の内容をきちんと確認しておくことが重要です。

わからないことがあれば、契約前に不動産会社に相談しましょう。

さらに、飼育できるペットの頭数に制限が設けられている場合は、ペットが子どもを産んで頭数が増えた場合のことも確認しておくことをおすすめします。
大家さんや不動産会社との間で追加の取り決めがあった場合などは、その旨が契約書に追記されているかどうかもしっかり確認しておきましょう。

 

ペット可賃貸でのトラブル事例や対策を理解しておくことが大切

ペット可賃貸であっても、ペットに関連するトラブルは起こり得ます。
未然に防ぐためには、ペットの飼育によるトラブル事例を知り、きちんと対策をしておくことが大切です。

また、日頃のしつけや対策をしっかりと行うことはもちろん、飼育状況に合った物件探しも重要です。
ルールやマナーを守り、近隣住民と良好な関係を築きながら、大切なペットと暮らしましょう

賃貸退去トラブル

画びょうやピンの穴はOK…? 不動産専門家が教える! 賃貸退去トラブルを避ける方法と対処法

秋は企業の転勤等で引っ越しが多くなるシーズンです。
旧居を引き払う際に、どのような点に注意すればいいのでしょうか? 知らずにいると退去費用がかさんで大損することになりかねません。
そこで今回は、退去費用で勘違いしがちな項目や、注意しないと退去費用が高くなってしまうポイントなどについてです。

大部分の人が泣き寝入り…。高額な退去費用を払っている!?

退去時のトラブル 賃貸 間取り 物件 不動産 売買 一戸建て 住宅 選び方 選んではいけない

――不動産・住宅情報サービス「LIFULL HOME’S(ライフルホームズ)」が、5年以内に賃貸物件からの引っ越しを経験した1075名を対象に実施したアンケート「退去費用は入居者負担?間違えがち項目ランキング」(※1)によると、賃貸物件の退去費用について「納得がいかなかった」という声が半数以上の51.6%を占めています。どんな点で納得がいかなかったと感じる人が多いのでしょう?

渋谷さん 大きく分けると2つあると思います。ひとつは、入居時からあった傷や汚れなのに請求されてしまったというもの。

 

もうひとつは、通常の生活を送る中で生じてしまった物件の傷みや損傷である「通常損耗」や、時間が経過したことにより設備が劣化した「経年劣化」であるはずなのに、請求されてしまったというものですね。

――「納得がいかず交渉をして減額となった」という人は、51.6%のうち、わずかに10.9%です。

渋谷さん この数字から、納得がいかなかった人の大部分が泣き寝入りして支払っていることがわかります。また納得するしない以前に、何も考えずに払ってしまっている人も一定数いると推測できますね。

 

入居者が負担しなくてもいい費用とは?

まず、負担しなくてもいい費用であるにも関わらず、知らない人が多いのはどのような項目??

 

最も多かったのが「ポスター等を貼ったことによる画びょうやピンの穴」です。

そのあとに、「家具を設置したことによる床や壁のへこみや跡」「冷蔵庫設置による壁やけ」

これらはすべて、先ほども紹介した「通常損耗」にあたります。

たとえば、部屋にポスターやカレンダーを画びょうで貼ったり、家具や冷蔵庫を設置したりするのは、ほとんどの人が普通に行うもの。

つまり「通常損耗」ということになります。

 

ここで知っておいていただきたいのが、国土交通省が定める「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン(再改定版)」(※2、以下:ガイドライン)の存在です。

ガイドラインには、原状回復義務の考え方をはじめ、賃借人の負担対象範囲やトラブル解決に関する制度や判例の動向などが掲載されています。

全169ページもあるため、すべてを把握するのはなかなか難しいですが、ぜひポイントを押さえておいてほしいです。

 

重要なポイントは?

住んでいる年数に合わせて負担すべき割合が明確に決まっているという点です。

たとえば床の傷について、入居1年でつけた人と入居10年でつけた人の負担額が一緒では公平性を欠きますよね。ガイドラインと照らし合わせて、自分は○年住んだから負担額は何%くらいである、と目安にすることができるのです。

 

たとえば、壁紙やカーペットの法定耐用年数は6年と規定されています。

その物件に6年以上住み退去するのであれば、壁紙やカーペットの残存価値は1円と評価されるため、借主の故意・過失による破損などがなければ、原状回復するための費用を支払う必要はないということになるのです。

 

原状回復とは、どのような状態?

入居したとき同じ状態に戻すという意味ではありません。

ガイドラインでは「賃借人の居住、使用により発生した建物価値の減少のうち、賃借人の故意・過失、善管注意義務違反、その他通常の使用を超えるような使用による損耗・毀損(損耗等)を復旧すること」と定義しています。

 

つまり、明らかに通常使用の結果とはいえない不注意でできた傷や、清掃を怠って放置したことで発生したカビや汚れなどについては、借主が原状回復のための費用を負担する対象になりますよ、ということなのです。

 

入居者が負担しなければならない費用とは?

入居者が負担すべき費用であるにも関わらず、負担しなくていいと勘違いする人が多かった主な項目

渋谷さん もっとも勘違いしている人が多かったのが「専用庭の雑草処理」で、その後、「雨の吹き込みによる床の色落ち」「(物件構造に起因しない)結露によるカビ・シミ」「エアコンの水漏れによる床の傷み」「水回りの水垢やカビ」と続きます。

 

借りた物件に専用庭が付いていた場合、入居者が庭の管理責任を負わなければなりません。

専用庭は、住人全員で使う共用部ではなく、専有部です。つまり入居者が適切に管理すべき場所となります。

そのため退去時に雑草が生い茂っていた場合、処理費用は入居者負担となるのです。

また「雨の吹き込みによる床の色落ち」、「結露によるカビ・シミ」、「エアコンの水漏れによる床の傷み」などは、いずれも拭き取るといった処置をせず、放置したことが原因で発生しているため、通常損耗にはあたらず、入居者が原状回復費用を請求される可能性が高くなります。

この結果を見ていただければわかると思いますが、すべては適切な管理を怠ったことが原因になっているものばかりです。

たとえば、専用庭の草については定期的に刈っておく、雨の吹き込みも濡れた日に拭いておくといった具合に、その事象が起きときに手入れをしたり、大家や管理会社に通知したりして対処していれば防げたはずですから。

 

それでは、退去トラブルを防ぐために心がけたほうがいいこと、

もし思いがけず高い退去費用を請求された際にはどのような対応をすればいいか。

POINT1 退去に備えて入居時から準備をしておく

トラブルの多くは退去時の費用に納得できないことで起こることから、つい退去時の問題と思いがちです。ですが、じつは入居時から始まっている問題でもあるのです。ですから、入居時から退去に備えて準備しておくことが大切です。たとえば、不動産会社から渡される「入居時チェックリスト」にしっかり記入して返送しておく、入居時からすでにある傷や損耗などをスマホ等で撮影し、記録に残しておくなど。面倒くさがらずにしっかり対応しておきましょう。

POINT2 大家さんや管理会社との連絡を密にする

ガイドラインは国の指針ではありますが法律ではありません。そのため、大家さんや管理会社によって基準が異なっているのが現状です。

「これは大丈夫だろう」と勝手に判断せずに、何か疑問がある場合はすぐに相談することを心がけてほしいです。

たとえば、壁に釘を打っていいのか、床に傷をつけてしまったけれど修理したほうがいいのか、など。

退去時に伝えるのではなく、その都度、相談して承諾をもらうようにしましょう。

POINT3 ゼロゼロ物件には要注意

ゼロゼロ物件とよばれる「敷金0」「礼金0」の物件は、敷金・礼金の支払いがない分、初期費用が安く済むというメリットがあります。

その一方で、家賃が割高に設定されていたり、退去時にクリーニングやリフォーム費用を別途支払わなければならなかったりする可能性もあります。メリットだけでなく、デメリットがあることも覚えておいてほしいです。

POINT4 困ったら専門家に相談する

不動産会社には退去費用の内訳について説明する義務があります。

もし思いがけず高い退去費用を請求された場合は、明細書を出してもらってください。

納得できない場合は、明細書をもとに弁護士や国民生活センターなどに専門家に相談してみるのもよいでしょう。また、支払ってしまったあとでも少額訴訟などで取り戻せる可能性があるので、諦めないでください。

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