株式会社Y's upの建設業ブログ

大規模修繕工事でよくあるトラブル

マンション大規模修繕工事でよくあるトラブルと原因について

・マンションの居住者とのトラブル

・近隣住民とのトラブル

・修繕費用に関するトラブル

・各業者とのトラブル

・修繕委員会内でのトラブル

・空き巣被害

マンション居住者とのトラブル

居住者が生活している中で実施する大規模修繕工事は、居住者とのトラブルが非常に多く見受けられます。

マンション居住者との代表的なトラブルは次の3つです。

・工事に協力的じゃない

・部屋の中を見られてしまう問題

・入室が必要な作業でのトラブル

💧工事に協力的じゃない

トラブルなく工事を進めるには住居者の協力が必要不可欠です。工事中はバルコニーやエレベーターが使えないほど、

通常の生活を送れないストレスから、非協力的な発言、行動で現場を困らせる住居者も出てきます。

主な原因は、コミュニケーション不足。工事の重要性がわかっていなかったり、住居者の声に耳を傾けられなかったりと工事前から良好な関係を築けないケース

が多くあります。

💧部屋の中を見られてしまう問題

足場を組んで窓のすぐ近くで作業してる場合、カーテンが開いていたら部屋の中が見える状態です。実際は見ていなくても、施工業者の立ち振る舞いや視線によっては

プライバシーを損害されたと感じてしまう事も。

これは、足場での作業日時やカーテンを閉める必要があることが周知できていないことが主な原因です。作業員においても、誤解を招く行動をしないように徹底してもらう

必要があります。

💧入室が必要な作業でのトラブル

マンションの大規模修繕工事では、ドアやサッシの交換、給排水管の補修などで工事業者が専有部に立ち入ることがあります。

事前にお知らせして許可を得ますが入室してほしくないという方とトラブルになることも。工事業者が一方的に、入室日時を決めるのではなく、居住者の希望時間に

合わせたり、最低限の入室で作業できないか検討したりと、可能な限り居住者に配慮してもらいましょう。

近隣住民とのトラブル

居住者とのトラブルではなく、近隣住民とのトラブルもあります。

特に多いのが、騒音や臭気、ホコリなどによる不快感に発展しトラブルになるケースです。これは避けられない不快感ですが、近隣住民の健康状態にも影響する

事があるため、慎重に対応しないとなりません。

💧修繕費用に関するトラブル

大規模修繕工事の費用を見積もる場合、足場をかけないと正確な見積もりができない箇所(外壁タイルなど)については、仮の金額で見積もっておき、着工後、実際に工事した数量と単価に基づき、費用を清算するのが一般的です。

仮の金額は多く見積もられるものですが、もし、着工後に予期せぬ不具合が見つかり、工事個所が増えた場合、

修繕費用が高くなり、トラブルになるケースがあります。

修繕費用が高くなり、修繕積立金が不足した場合、考えられる対策は以下の3つです。

  • 修繕積立金の追加徴収
  • 修繕積立金の値上げ
  • 金融機関からの借入

修繕積立金の追加徴収および値上げは効果的な対策ですが、組合員を説得するのに苦労します。金融機関からの借入は組合員とのトラブルは避けられますが、

毎月の返済や利子を考えると、得策ではありません。

修繕費用に関するトラブルの多くは、長期修繕計画の甘さが原因です。金銭的に余裕を持った計画への見直しを検討しましょう。

💧各業者とのトラブル

施工業者やコンサルタントの選定ミスはトラブルのもとです。実力不足の施工業者だと、施工ミスや大幅な遅延が発生してしまうことも。

最悪の場合、施工業者の倒産も考えられます。

これは調査不足が原因で起きるトラブルです。依頼する前に会社規模や経営状況についてよく調べておきましょう。

また、悪質なコンサルタントによるトラブルで被害を受けている管理組合も多くあります。悪質なコンサルタントの手法は、

安い費用で契約できる代わりに、施工業者と癒着して高い工事代金を請求すること。

「不要な工事が含まれている」「工事代金が高い」など不審点がある場合は、ほかの業者に見積もりを依頼し比較してみましょう。

💧修繕委員会内でのトラブル

大規模修繕工事を進めていくうえで中心となるのが、組合員で構成される修繕委員会です。

工事業者やコンサルタントの選定も修繕委員会がおこないます。

修繕委員会内でよくあるトラブルは「全員が集まれる時間がとれない」「意見がまとまらない」です。修繕委員会の理想の人数は、全員が集まりやすい5人。

少なくても多くても上手くいきません。

意見がまとまらない原因は、全員が集まれる時間がとれないことのほか、大規模修繕工事に関する知識がある方が少ないことが考えられます。

修繕委員会内でどんなに話し合ってもらちがあかない場合は、専門知識のある第三者機関の介在も視野に入れましょう。

💧空き巣被害

大規模修繕工事中は足場がかけられ、その気になれば誰でも窓から侵入できる状況です。

また、オートロックが開けられたままになっていたり、人の出入りが多くなったりと空き巣にとって好条件が揃います。

空き巣被害の原因は、防犯意識の低さです。空き巣に入られることを前提として、工事業者と協力し、以下4つの対策を検討しましょう。

  • 防犯カメラ設置
  • サーチライト設置
  • 窓サッシ用補助鍵の設置
  • 作業員共通の服や目印

死角になる場所には防犯カメラやサーチライトの設置が効果的。窓サッシ用の補助鍵は、居住者に無料で貸し出すケースがほとんどです。

不審者を見分けるためにも作業員は共通のベストを着用するなど、空き巣防に繋げましょう。

💧マンション大規模工事のトラブルを未然に防ぐ対策

ここからはトラブルを未然に防ぐ対策について解説します。おもな対策は以下の5つです。

  • 居住者への事前告知を徹底する
  • 近隣住民へは事前の挨拶・お知らせを徹底する
  • 長期修繕計画の定期的な見直し
  • 瑕疵(かし)保険に加入している業者を選定する
  • 信頼できる業者を選ぶ

順に詳細をみてみましょう。

💧居住者への事前告知を徹底する

居住者への事前告知の方法は色々とありますが、有効な手段は次の2つです。

  • エントランスに設置したホワイトボードで工事状況をリアルタイムに告知する
  • 各住居のメールボックスに、工事のスケジュール表を投函する

エントランスに設置した掲示板は、大規模工事に興味関心がない居住者でも自然に目に入るため、情報が伝わりやすくトラブル防止につながります。

容易に書き直せるため、変更点をリアルタイムで告知するのにも便利です。

また、スケジュール表を各住戸に投函することも忘れてはいけません。文書としてしっかり残すことで情報の相違を防ぎます。

居住者への事前告知は施工会社が対応してくれますが、任せっきりにするのでなく協力して周知していきましょう。

💧近隣住民へは事前の挨拶・お知らせを徹底する

近隣住民に対しても、工事開始前に挨拶・お知らせを徹底しましょう。工事のスケジュールや内容はもちろん、騒音や臭気が発生するなど都合の悪いことほど時間を割いて丁寧に伝えます。

工事に関する意見や質問を受け付ける連絡先を伝えておくことも、トラブル防止に効果的です。

誠意をもって挨拶することで、印象の良い状況から工事をスタートさせましょう。

また、工事車両の無断駐車でトラブルになることも。ただでさえ大きな工事車両の出入りにより、歩行者や車の通行を妨げているため、少しの時間だとしても近隣道路への無断駐車は厳禁です。

マンション内に工事車両を駐車できるスペースを確保しておきましょう。

💧長期修繕計画の定期的な見直し

追加工事の発生により修繕費用が足りなくなることは「仕方のないこと」ではありません。工事中に予期せぬ不具合が見つかることはよくあるため、

事前に備えておくことで、トラブルを防止しましょう。

具体的な対策は、長期修繕計画の定期的な見直しです。マンション建設当初に決められた長期修繕計画から一度も見直さず、

計画通りに大規模工事をおこなっているマンションも多くあります。

しかし、マンションの劣化具合は必ずしも予想通りではありません。工事費用も当時の見積もりとは大きく異なっているはずです。

無駄に費用をかけている工事はないのか、節約できる部分はないのか、定期的に見直し、追加費用を確保できるように備えましょう。

🔔瑕疵(かし)保険に加入している業者を選定する

瑕疵保険に加入している業者を選定することで、施工不良や倒産時のトラブルを防止できます。

業者が瑕疵保険に加入していると、工事の前後で第三者によるマンションの検査がおこなわれるため、手抜き工事の防止に有効です。

また、検査で不具合が見つかれば、工事業者に保険金が支払われ補修工事の費用に充てられます。

万が一、施工業者が倒産した場合は発注者に保険金が払われるため、保険金を利用し別の業者に工事を発注できるのです。

基本的に保証期間は5年間。鉄部の保証のみ2年間です。保険会社により、保証内容は異なるため、加入有無だけでなく、保証内容まで確認しておきましょう。

💧信頼できる業者を選ぶ

信頼できる業者か判断するポイントは以下の3つです。

  • 大規模修繕工事の実績が豊富
  • 現場監督の対応や人柄が良い
  • レスポンスが迅速かつ的確

大規模修繕工事の実績が少ない業者は、大規模修繕工事独自の注意点を理解していなかったり、

居住者対応に慣れていなかったりと、常にトラブルと隣り合わせです。その点、実績豊富な業者は、起こり得るトラブルを熟知しているため、安心して任せられます。

また、現場監督の対応や人柄が良いと、コミュニケーションが取りやすく居住者からの工事に関する困りごとにも親身に相談にのってくれるでしょう。

迅速かつ的確なレスポンスはトラブル防止だけでなく迅速な問題解決に繋がり、トラブルを最小限に抑えられます。

大規模修繕工事は「実績豊富で信頼できる業者を選ぶこと」「居住者・近隣住民の理解を得ること」ができれば、多くのトラブルを回避できます。

とくに居住者は生活の制限が多くなるため、理解を得るのが難しいことも。日頃から居住者とのコミュニケーションを大切にし、トラブルなく大規模工事をするための土台作りをしておきましょう。

 

外装塗装中の洗濯物事情!

いざ外壁塗装の工事が始まった時、お悩みの一つは洗濯物ではないでしょうか?

「外壁塗装中でも洗濯物は外干しできる?」

「外壁塗装中タイミングによっては外干しできる時があるかな?」

「室内干しが続くとストレスが溜まりそう」

洗濯物は毎日あるので悩みますよね。

乾かないのに毎日の洗濯物が増えていくなんて、まさに負の連鎖で考えるだけでもストレスになります。少しでも外干ししたいお気持ちはあるかと思います。

「申し訳ございませんが、外壁塗装中は洗濯物を外干しできません。」

業者によっては外干しできるタイミングを提示してくれる場合があるかもしれません。

塗装工程は大きく分けて5つに分かれます。それぞれの工程で洗濯物を外干しできない理由がございますので詳しくご紹介いたします。

※天候・外壁の大きさ・外壁の劣化状況によって工期は多少異なる場合がございます。

足場組立て

足場の組立ては金属製の柱などを運んでホコリが立つので、洗濯物を外干しするのは難しくなります。

足場組立後は、家全体を飛散防止ネットで覆います。

飛散防止ネットで覆われているので、いつも通りに洗濯物を外干しできず日当たりも望めません。

足場組立は半日から1日かかり、飛散防止ネットで日当たりが期待できないので外干しには不向きです。

 

補修工事

ケレン作業は古い塗装やサビを落とすので小さなホコリやチリが飛び散り、外干しの洗濯物に付着してしまいます。モルタル外壁などにクラック(ひび割れ)ができると削って補修をします。

削る作業によって外壁の粉塵が飛散し、外干しの洗濯物に付着してしまいます。

業者によってはコーキングの打ち替えなど飛散の可能性が少ない作業なら外干しできるタイミングがあるかもしれません。

外干しすると洗濯物を汚さないよう注意するあまり、作業効率が悪くなってしまい工事に影響が出てくる可能性がございます。

工期スケジュール通りに工事が進んでいくよう、なるべく室内干しで対処していただくのがいいと思います。

高圧洗浄・養生

基本5~7は養生したままです。水圧が高い業務用高圧洗浄機で外壁の汚れを洗い流すので、洗浄水や汚水が飛び散ります。

洗濯物を外干しすると、洗浄水や汚水が洗濯物に付着し汚れてしまいます。洗濯のやり直しにもなりますので、洗濯物を外干しするのは不可能になります。

養生作業は飛散させる作業がないので、業者によっては洗濯物を外干しが可能な場合がございます。

しかし、養生シートで様々な箇所を覆うので、思うように洗濯物が干せない可能性がございます。

また、洗濯物を干す場所が養生シートで覆われていて外干しできない場合があります。そのため、前もって室内干しの対策をしておくのが安心かと思います。

塗装工事

 

塗装工事中は刷毛やローラーで塗るので塗料が飛び、洗濯物を外干しすると細かな塗料が付着します。

特に吹付塗装は塗料が飛び散ります。また、塗料独特のニオイが洗濯物に移ってしまう場合があります。小さなお子様やお年寄りがいらっしゃるご家庭では、特に注意が必要です。

ニオイが移った衣類を着用すると気分が悪くなる場合があるかもしれません。一度付着した塗料やニオイは簡単に落とせない可能性がございますので、室内干しをおすすめいたします。

足場解体

足場解体は足場組立と同様で、家の周りで足場の撤去作業をするのでホコリが立ちます。

足場解体にも半日から1日かかってしまうので、洗濯物は室内干しをした方がいいでしょう。

 

 

大工事説明会の大切さ!!

工事説明会は、大規模修繕工事えお実地する前に開催される会合です。この説明会では、住民に工事の工程や、内容、工事にあたって想定される影響などを説明する

だけでなく住民にとっても工事への不安や疑問を解消する大切な会合です。

 

どうして工事説明会は必要なのか?

大規模修繕では、マンションの周囲に足場を組んで外壁塗装を行ったりするので、ベランダに洗濯物を干すのがむずかしくなったりと、工事期間は日常生活に

少なからず支障が発生します。工事期間を順調に進めるためにも、入居者の理解や協力が欠かせません。

また説明不足やコミュニケーション不足が不慮の事故に繋がるケースもあります。

工事によってより良い住環境を実現できるとしっかり伝え、入居者に協力姿勢を持ってもらうことが工事を成功させるポイントになるのです😊

般的な工事説明で一行われる内

工事説明会で説明する項目は、工事の工程スケジュールや注意点だけではありません。

工事期間中の防犯対策や、安産管理、洗濯、清掃など、日常生活に関することまで幅広く説明が行われます。

では、どのような説明が行われているのでしょうか?

⭐工期

大規模修繕工事完了までのスケジュールについて説明

⭐工事の範囲、工程

外壁、防水、鉄部塗装など工箇所の詳細や、仮設や足場組みなど工程表とともに説明。

⭐工事に関するお願い

1日の作業時間や、休憩時間、休日の作業の有無、工事期間中に入居者に気お付けてほしいこと。

工事説明会で特に注意したい3つのポイント

工事説明会では工事期間中に発生するすべてについて説明が行われます。

以下は特に注意して確認すべきポイントです。

防犯対策に関して

工事中はマンションの外壁部分に足場が組まれるため、上階であっても不審者などが入りやすくなってます。

入居者側にしてみれば、防犯に関することは1番の心配事。万が一のことがあった際や不審者を見つけた時の連絡先などを

十分に確認するようにしましょう。

 

安全対策に関して

足場がぐらついている箇所がある、足場が原因でけがをしてしまったなど安全対策に関する取り決めを確認しておきましょう。

また工事中の安全対策で最も重要なのは、子供のけがを防ぐこと。

子供向けの安全対策教室を開催してもらうなど、十分な対策を求めるようにしましょう。

 

ベランダの片付けに関して

バルコニー内の天井や壁の塗装工事、床の防水工事などが行われることもあります。

この際には、バルコニーいn置かれた植木鉢や荷物などがあると工事の妨げになるので、入居者各々が方付けなくては

なりません。

 

十分な確認で互いに納得した工事を

トラブルが起きてしまってから、言った、言ってないと言い争いになっても解決はしません。

マンションの組合管理、入居者には工事説明会には出席してもらうようにし、疑問や不安を買いすぉうして大規模修繕に臨みましょう!!

いつまで続く?外装塗装のにおい!

いつまで続く?外壁塗装の臭い|原因と対策、赤ちゃんやペットへの影響は?

 

塗料と聞くと、あの独特な刺激のある臭いを思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。

人によって差はありますが、体調を崩してしまうこともありますよね。

塗料の臭いがいつまで続くのか気になって、外壁塗装を思い留まってしまう人もいるでしょう。

ましてや大人より敏感な赤ちゃんやペットへの悪影響は気になりますし、ご近所との距離が近ければ、苦情がくるのではないかと心配は尽きないものです。

しかし、最近は臭いを抑える工夫がされた塗料もありますし、自分で影響を和らげる方法もあります。

 

 

1 . 外壁塗装工事で臭いが発生する理由

「外壁塗装をするときには、塗料の臭いが気になるのではないか」と、なんとなく不安を感じている人は多いですよね。

塗料の臭いの基礎知識を押さえることで、このあとに続く臭いの対策や影響についてのご説明も分かりやすくなるはずです。

 

臭いの一番の原因は油性塗料に使うシンナー⚡

塗料を構成している成分は、色を着ける「顔料」・グレードや耐久性の決め手となる「合成樹脂」・機能を追加する「添加剤」の3つです。

そしてこれらを溶かして液状にする「溶剤」の種類によって水性塗料と油性塗料に分かれます。

水性塗料は溶剤に水、油性塗料は溶剤に有機溶剤を使用しているものを指します。

有機溶剤はシンナーとも呼ばれ、塗料にはイソプロピルアルコールやメタノールなどがよく使われます。

実は、塗料の臭いの主な原因こそが、このシンナーなのです。

溶剤としてのシンナーには、塗料の防水性を高めたり乾燥を早めたりする効果があり、サビを出にくくすることから外壁のほかに屋根にもよく使用されるという優れた点があります。

しかし、シンナーを長時間吸い続けると健康に悪影響があると分かっており、吐き気・目眩・頭痛・目や喉などの粘膜の不快感というような症状が出ます。

このため、油性塗料を扱う作業は細心の注意が必要とされており、特殊健康診断・作業環境測定・蒸気の発散源対策・作業責任者の専任が厚生労働省から義務付けられているほどです。

 

臭うのは「中塗り」「上塗り」の3日間☝️

塗料の臭いの主な原因がシンナーということは、外壁塗装に油性塗料を選んだ場合、塗装をしている間はずっと臭いがするのでしょうか。この答えはNOです。

塗装の作業は原則的に「下塗り」「中塗り」「上塗り」の三段階に分けられており、下塗りのときは仕上げに塗る塗料の密着性や安定性を高めるための下塗り専用塗料が使われるからです。

下塗り専用塗料には、仕上げの塗料が外壁材に吸収されることを防ぐためのシーラーのほか、

サビ止め効果やもろい外壁材を強固にする効果があるプライマーなどがあります。

下塗り専用塗料にも水性と油性がありますが、油性でも仕上げの塗料ほど臭いが強くないものがほとんどです。

基本的に、「外壁にこの塗料を使いたい」と希望して選んだ塗料は、仕上げの塗料として中塗りと上塗りに使われます。

2回塗る理由は、1回だけだとムラが出たりキレイに発色しなかったりすることが多いからです。

つまり外壁塗装のときに臭いが出やすいのは、油性塗料を選んだ場合の中塗りと上塗りのとき。

 

 

     臭い問題解決の具体策

塗料の臭いが気になるのは、油性塗料を塗装したときの3日間ほどであることが分かりました。

しかし、もし臭わない方法があるのならなるべく臭わない方がいいですよね。

どの方法を選んでもある程度は独特の臭いが出てしまいますが、多くの場合、臭いはご近所に届くより前に飛び散ってしまいます。

それでも、ご近所からの苦情が心配な方もいるでしょう。

しかし、外壁塗装の優良業者は作業を始める前にご近所を回って工程と注意点を説明してくれるので、その点はあまり心配しなくて大丈夫ですよ。

 

水性塗料を使用してもらう

「油性塗料のシンナーが臭いの主な原因なのだから、水性塗料を使えば臭いを減らせるのでは?」と考える方もいると思いますが、水性塗料も有機溶剤をまったく含んでいない訳ではありません。

水性塗料は「臭いがない」わけではなく「臭いが少ない」のが実態なのです。

塗料には1液型と2液型という分類があります。これは文字通り、1つの液で塗料として使えるか、2つの液を混ぜ合わせて初めて塗料として使えるかの違いを表しています。

2液型は塗膜が硬く耐久性に優れるという利点があるのですが、1液型より臭いが強いものが多く、臭いが心配な方は1液型を選んだ方がいいでしょう。

 

換気に配慮した順番で施工してもらう

外壁塗装をするときは、窓やドアに養生を施します。

養生とは、建築現場などで作業の目的部分の周囲を汚れや破損から守るために保護すること。

外壁塗装の場合は塗料が外壁以外に飛ばないよう、窓やドアにビニールシートなどをかけて養生テープで留めて保護します。

養生は塗装を手際よく美しく仕上げるために必要な工程ですが、一時的に窓が開け閉めできなくなることがよくあります。

この状態で塗料の臭いが住宅内に充満すると、換気ができなくて気分が悪くなってしまうこともありますよね。

この点が心配で、外壁塗装に踏み切れない方もいらっしゃるのではないでしょうか。

実は、窓を開け閉めできるように養生することは可能です。

外壁塗装ではドアも養生しますが、ドアが開け閉めできないと住宅への出入りができなくて困ってしまうので、養生したまま開閉できるように施工します。

これは窓にも使えるやり方なのです。

換気ができないことが心配な方は、業者にハッキリと窓が開け閉めできる養生を希望しましょう。

 

人体やペットへの影響は?

塗料の臭いがどれくらい苦手かは個人差が大きく、同じ塗料でも平気な人もいれば耐えられない人もいます。

平気な人からすれば、耐えられない人は大げさにいやがっているように見えるかも知れません。

しかし、耐えられない人は本当につらくて拒絶しているので、「これくらい我慢しろ」とか「わがままを言うな」などと無理を言ったり責めたりしないように心がけましょう。

そして、身体が大きい人間の大人でも辛くなる人がいるのですから、より小さくて敏感な赤ちゃんやペットは、さらに塗料の臭いの悪影響を受けやすいと理解してあげてください。

 

大人より臭いに敏感な赤ちゃんやペットがいる場合

赤ちゃんやペットは、マニキュアの除光液に含まれるシンナーでも体調を崩してしまうことがあります。

塗装作業中にシンナーの悪影響を受けてしまう可能性は高いでしょう。妊婦さんがシンナーを吸って胎児に悪影響が出るという具体的なデータはありませんが、基本的に妊娠中は体調を崩しやすいので、妊婦さんもなるべくシンナーを吸わない方がいいといえます。

赤ちゃんや妊婦さんがいる場合は、塗装作業がすべて終わるまで別の場所で暮らしてもらうのが理想的です。

実家や親戚などの親族の家を頼るほか、ウィークリーマンションのような短期賃貸物件を利用してもいいでしょう。

ペットがいる場合は、ペットの様子をよく観察してから判断してください。

ペットは体の大きさや苦手な環境が種類や個体ごとにまちまちなので、シンナーをまったく気にしないこともあります。

逆にとても苦手なこともあるので、様子がおかしければすぐ換気してあげてください。

 

塗料の臭いが気になったら我慢せずに対策しましょう

外壁塗装工事で臭いが発生する主な原因は、油性塗料に有機溶剤として含まれるシンナーです。

シンナーを長時間吸うと吐き気や目眩などの健康被害が出やすくなります。

とくに赤ちゃんやペットは悪影響を受けやすいので、塗装作業中は住む場所を変えることも考えてみてください。

塗料の臭いに配慮してくれる業者を選ぶポイントは、親身に分かりやすい説明をしてくれて、現場管理者が毎日来てくれるかどうかです。

塗料の臭いの感じ方は人それぞれなので、辛いと感じる人は我慢せずに対策を取りましょう。

梅雨の時期塗装工事大丈夫??

外装塗装を梅雨の時期にしても大丈夫なのか?

そんな疑問にお答えします。

外装塗装を決めた方は、次に具体的に時期や費用を考えるのではないでしょうか?

時期は、一時的に春、秋がいいといわれています。実際に業者に梅雨時期である6月ごろを提案された場合、皆様はどのような印象を持ちますか?

梅雨時期は、地域にもよりますが週3~5日雨が降ることがあります。

外装塗装を雨の多い時期にしてもいいにだろうか。とお考えになる方もいます。

しかし実は、梅雨時期でも注意をすれば外装塗装をすることができます。

 

梅雨の時期でも外装塗装はできる!!

塗装は1年間通して行うことができます。塗装メーカーの出している基準では、

湿度:85%未満

気温:5℃以上

天候:晴れまたは曇り

の、環境元であれば塗装が可能なため条件を満たしていれば1年間通して塗装が可能になります。

先進の塗料技術と適切な工程管理にあります。現在市場に出ている多くの塗料は、湿度が高い状況下でも効果的に機能するように設計されています。

これらの塗料は、湿度が塗膜の硬化を妨げるのを防ぐ特性を持っているため、梅雨時期でも使用することが可能です。

さらに、塗装業者は天気予報を密にチェックし、雨の予報がない日を見極めて塗装作業を行います。また、急な天候の変化にも対応できるように、

作業の段取りを柔軟に変更できる計画性も重要です。

 

雨時期の外壁塗装のメリットとは?

一見、梅雨時期の外壁塗装はリスクが伴うように思えますが、実はこの時期ならではのメリットがあります。

多くの人が避けるため、業者の予約が取りやすくなるのはもちろん、競争が少ないため価格交渉がしやすく、割安で工事を行える可能性が高まります。

これらのメリットを活かすことで、賢く外壁塗装を行うことが可能になります。

 

注意点とデメリット

梅雨時期の外壁塗装にはメリットが多い一方で、いくつかの注意点とデメリットが存在します。

最も顕著なのは、予測不可能な天候による工期の延長リスクです。

さらに、高湿度が原因で塗料の乾燥に時間がかかることがあり、これが仕上がりの質に影響を及ぼす可能性があります。

これらのリスクを理解し、適切に対処することが重要です。

 

工期の延長リスク

梅雨時期は予期せぬ雨が降ることが多く、これが直接的に工期の延長につながります。

予定していた作業が行えない日が出てくると、結果的に全体のスケジュールに遅れが生じる可能性があります。

このような状況を避けるためには、業者との密なコミュニケーションが必要です。

 

梅雨時期の外壁塗装を成功させるポイント

工事スケジュールの調整方法

梅雨時期に外壁塗装を行う最大の課題は、変わりやすい天候に対応することです。工事スケジュールを柔軟に調整できるよう、業者と密接に連携を取り合うことが重要です。

事前に「雨天時の代替計画」を確認し、天気予報に基づいて作業日を決定します。また、突然の天候変化にも迅速に対応できるよう、日々のコミュニケーションを欠かさないことが必要です。

業者選びのコツとアフターケア

梅雨時期の外壁塗装を成功させるためには、経験豊富で信頼できる業者を選ぶことが非常に重要です。

業者選びの際には、過去の施工事例や顧客の口コミを確認し、梅雨時期の塗装経験が豊富な業者を選ぶようにしましょう。

また、施工後のアフターケアや保証についても事前に確認しておくことで、将来的なトラブルを避けることができます。

梅雨時期の外壁塗装は、適切な準備と対策を行うことで、通常時と変わらぬ品質の仕上がりを実現することが可能です。

業者との良好な関係を築き、細やかな計画と柔軟な対応で、雨の多い季節も乗り越えましょう。

 

6つの安全管理

施工管理の安全管理とは現場の危険を防ぐこと|6つの安全管理

この記事では、施工管理の「安全管理」の仕事内容を解説します💡

安全管理とは、工事現場の危険を未然に防ぐことです。

工事現場には常に危険が潜んでいます⚠️

事実、日本中の工事現場では、毎日のように事故が起きています。

最悪の場合、死亡事故になることもあるので、安全管理は絶対です!

 

施工管理の安全管理とは、工事現場の事故を未然に防ぐことです。

具体的には、下記の6種類の安全管理があります。

1.工事現場の安全管理

  • 危険な足場がないかチェック
  • 危険箇所に注意喚起の看板を設置
  • 高所に手すりを設置
  • 開口部にフタを設置
  • 落下防止のネットを設置
  • 作業員さんに危険箇所を共有してもらう
  • 職長会議で危険情報の共有
  • クレーンの周りにコーンとコーンバーを設置
  • 有機溶剤の容器の集積箇所を統一する

2.機材、重機の安全管理

  • 工事機材や重機が問題なく動くか確認
  • クレーンのワイヤーが壊れていないかチェック
  • 安全帯のチェック
  • 作業員さんのヘルメットのヒモが緩んでいないかチェック
  • 車両や重機を使うときは誘導員を配置する

3.人の安全管理

  • 作業員さんたちの健康チェック
  • ヒヤリハットの事例を朝礼で伝える
  • 上下作業禁止の徹底
  • 吊り荷の下の人払い
  • 高所作業での安全帯の使用の徹底
  • 危険作業をしていないか巡回する
  • 作業員さんたちの休憩の管理
  • 新規入場者への教育の徹底
  • 朝礼で危険予知活動と危険予知トレーニングを行う
  • 作業員さんたちに5S(整理・整頓・清掃・清潔・しつけ)を徹底してもらう

4.季節、天気の安全管理

  • 雨の日の足場の注意喚起(滑るので)
  • 強風の日の高所作業の注意喚起
  • 水分補給の徹底(熱中症を予防する)

5.工事進行の安全管理

  • 安全衛生管理計画を作成する
  • 安全に配慮した作業手順書を作成する
  • 安全な工法を守っているかチェックする

6.工事現場のルール作りによる安全管理

  • 職長会を設置する
  • 労働災害防止協議会を設置する
  • 工事現場の標識を統一する
  • 工事現場の警報を統一する
  • 避難訓練を実施する
  • 事故の原因特定と再発防止を対策する
  • 過度の重層請負を改善する

 

【注意】工期が厳しくても安全管理は絶対💡☝️

悪天候が続くと、外の工事ができないこともあります。

そんな中でも期限は守らないといけないので、どうしても焦りが出るもの。

でも、どんなに工期が厳しくても安全管理を怠ってはいけません。

人命より大切なものはないから。

忙しさから安全管理を怠るときほど、事故が発生しやすくなります。

どんな現場であっても安全管理は最重要ですね。

 

建設業における安全対策とは??

建設業は高所や道路など危険な場所での作業をともないます。

また、取り扱いに注意が必要な重機を利用するといった理由から「建設業は労働災害の多い業種」として知られています。

令和3年の労働災害の死亡者数は、建設業が全産業トップとなる288人です。労働者が安全に作業できるように、事業者は徹底した安全対策が求められています。

1. 建設業における元請け事業者の安全確保の義務

労働安全衛生法では「労働者の健康と安全の確保は事業者の責務」として規定しています。元請け事業者は労働安全衛生法を軸に、安全確保を行う義務を有しています。

元請け事業者は下請け事業者に対して優位な立場にありますが、下請け事業者の労働者を含むすべての請負人が労働安全衛生法に違反しないよう、連絡や指導を徹底し、設備・機械等の安全確認行いましょう。

建設業は元請け、下請け事業者が混在して建設作業を進行します。

そのため、連絡不足や事故に対する認識の違いだけでなく、コミュニケーション不足により事業者間のすれ違いが起き、労働災害に繋がるケースも少なくありません。元請事業者は、労働災害防止計画や安全衛生管理体制を徹底し、労働者が安全・健康に作業できるよう対策を行いましょう。

 

2. 建設業における事故の種類

建設業の安全対策を講じる前に、建設業における事故の種類を知っておきましょう。

・堕落、転落

・崩壊、倒壊

・挟まれ、巻き込まれ

・道路交通事故

・高温、低温との接触

建設業で重大な死亡事故が起こる原因として、以下の要因が挙げられます。

・高所や道路での作業

・建設物の倒壊・崩壊の可能性

・重機や建設機械の取り扱い

・作業内容が一定していない

・単発の受注がほとんど

・多様な業種が現場に入るため連携が取りにくい

・雇用期間が短く、経験の浅い労働者が混在

高所や道路、崩壊・倒壊の恐れがある現場作業といった環境要因、作業内容が日々変化し単発受注が多いといった業務的要因、異業種間の連携や経験年数のばらつきといった人的要因が労働災害の原因として考えられます。

そのため、作業員の継続的な教育、訓練、マニュアル化などで補うものの、ヒューマンエラーが原因となり労働災害が発生してしまいます。「確認が足りなかった」「マニュアルをよく見ていなかった」といったうっかりミスが、重大な事故を引き起こす一因になるケースもあります。

建設業は無資格でも仕事に就ける業種なので、十分な知識・技術を有していない人材も働いています。

経験が浅い労働者に、ハイリスクな仕事を割り振るといった業務分担も事故が発生する原因となります。

3. 具体的な安全対策

労働災害を防ぐには、あらかじめ事故に対する対策を講じておくことが大切です。

「小さな規模の作業だから事故は起きないだろう」「法律に基づいて作業しているから大丈夫」といったあいまいな判断をせず、

各法律と実際の現場状況からリスクアセスメントを行い、適切な安全対策を実施しましょう。

KY活動

労働災害を予防するには、作業の前にどのような危険・事故の可能性が潜んでいるのか予測・検討する過程が有効です。

安全に作業できるよう行動項目や計画を設定し、実際の作業前に指さし確認で危険予測・注意喚起することをKY活動(危険予知活動)といいます。
特に新人労働者や高齢労働者は危険予測に乏しい傾向にあるため、責任者やベテラン労働者が率先してKY活動に取り組みましょう。

熱中症対策

気温の高い夏場の作業は、熱中症による労働災害が起きやすくなります。

熱中症による死亡災害事故も発生しており、熱中症に対する対策を立てておく必要があります。

具体的な対策案としては気象情報やWBGT(暑さ指数)のチェック、大型扇風機や遮光ネット・ドライミストの設置などが挙げられます。
最近は小型ファンを内蔵した空調服が普及しており、労働者への貸し出しや購入費補助といった対策も有効です。

また、涼しい休憩場所を確保しておくとともに、気象環境に応じて、こまめな休憩時間の確保・作業時間の短縮も検討しましょう。

落下事故対策

落下事故は労働災害においても発生件数が多く、命に係わる重大な事故に繋がる可能性があります。

高所での作業をともなう現場では、落下事故への対策が必要不可欠です。
屋根・屋上の端や開口部、足場での作業は安全帯や親綱を適切に装着しましょう。

2022年1月から胴ベルト型安全帯の使用が一部不可になり、一定の条件下ではフルハーネスの着用・特別教育の受講が義務化されています。
足場の設置が困難な現場では、屋根の形状や勾配などをチェックして事前にリスクアセスメントを行いましょう。

 

 

工事現場により起こりうる事故の種類は異なります。

マニュアルだけを鵜呑みにするのではなく、その現場ごとの状況を把握し、どのような事故が起きるか、またどのように対策をすべきかをきめ細やかにピックアップすることが重要です。

安全管理は滞りなく施工を進めるために、またケガやトラブルから作業員を守るために必要不可欠な業務です。

施工管理の仕事に携わる方は、安全管理の重要性を心に刻み、現場の環境や作業工程の整備や作業員への周知、教育を徹底しましょう。

改修工事について

建物の維持管理には不具合や劣化を修理する修繕工事が必要です。

それだけではなく、最新の技術で性能を向上させたり、時代に合わせた機能を付け加える改良を加る「改修工事」を実施することで、

資産価値を維持しつつ長期にわたって役割を果たすことが可能になります。

改修工事とは?

改修工事とは、建物の新築時の性能を維持するだけでなく向上させる工事のことです。最新の技術で性能を向上させたり、時代に合わせた機能を付け加えたりすることが期待されます。

改修工事を実施するメリット

💡建物の資産価値の維持および向上

劣化し汚れた建物は、収益物件としての競争力が弱まり価値を失っていきます。

マンションやオフィスビルなどの場合は、入居付けに苦戦し空室が増えてしまうことになりかねません。

商業施設の場合でも、古く劣化した建物は近隣の競合店よりも集客力が落ちてしまうでしょう。

自社ビルであっても、定期的な改修工事を実施することによって企業のイメージダウンを避けるとともに、従業員のモチベーションアップにもつながる可能性があります。

💡建物の利便性と安全性の向上

古くなった電気や給排水・空調などの建築設備を最新のものに更新すれば、建物の快適性を高めることになります。工場などは改修工事によって生産性の向上も期待できるでしょう。

また、旧耐震基準の建物は耐震補強を検討することによって大地震時の建物被害を最小限に食い止めて、人命を守ることにつながります。

改修工事の種類

屋根・外壁改修工事

屋根や外壁は、常に風雨にさらされ続ける場所となりますので、建物の各部位の中でも最も劣化・損傷が進行しやすい場所となります。

リスクを解消するためにも、定期的な点検と改修工事が必要不可欠です。屋根・外壁の改修工事は、以下のような種類があります。

塗床改修工事

工場や倉庫の床は、重量のある荷物が頻繁に行き来する、多くの従業員が活動しているなどと言った理由で、劣化・損傷の進行スピードが速いです。

そこで、劣化スピードを緩やかにする目的などで、定期的に塗床工事を施します。

これをすることで、床面の耐水性・耐久性を維持することが可能になり、建物の実質耐用年数を伸ばすことに繋がります。

 

工事で気を付ける事

改修工事に気をつけることは非常に重要ですね。

工事現場での安全対策をしっかりと実施することで、事故を防ぐことができます。以下は改修工事において気をつけるべきポイントです。

  1. 安全装置の使用: 作業員は適切な安全装置を着用する必要があります。ヘルメット、保護メガネ、手袋、耳栓などが含まれます。
  2. 作業エリアのマーキング: 工事現場のエリアを適切にマーキングして、作業員や通行人に注意を喚起しましょう。search
  3. 適切な機材の使用: 作業には適切な機材を使用し、不適切な道具を使わないようにしましょう。
  4. 作業計画の確認: 改修工事の計画をしっかりと確認し、作業手順を理解してから作業を進めましょう。
  5. 周囲の人々とのコミュニケーション: 作業員は周囲の人々とコミュニケーションを取り、危険を共有し合うことが大切です。

 

計画的に改修工事を実施して建物の資産価値を向上させましょう!

改修工事を実施すると、建物の資産価値を維持するだけでなく、向上させる効果も期待できます。

適切なタイミングを逃さないためには、改修工事の専門知識の豊富な建設業者に早期に相談することが重要です。

塗装業の魅力

外壁塗装業界には、様々な魅力があります。まず、外壁塗装は、建物の価値を高めるという点で大きな役割を果たします。

また、建物の耐久性を保つことで、長年にわたって住まいを守り続けることができます。

そのため、建物オーナーや管理会社からのニーズが高い点が挙げられます。

また、近年では、環境に配慮した施工方法が注目を集めています。外壁塗装の工程で使用する塗料には、環境にやさしいものもあり、その点でも関心を持たれています。

さらに、外壁塗装は、建築の専門的な知識と技術を要するため、技術習得や認定取得などによるスキルアップが求められます。

そのため、技術に自信を持ち、正確かつ迅速な施工を行えるプロフェッショナルが求められます。

以上のように、外壁塗装業界には多くの魅力があります。建物を美しく保ち、長く使い続けるために欠かせない技術が集約された業界であると言えます。

技術力を磨くやりがい

塗装というのは一見するとシンプルな作業に見えますが、美しくて耐久性のある塗装に仕上げるためには高い技術力が求められます。

新築工事の場合は、施工主の希望を実現するために塗料の材質や色を徹底的に工夫しなければいけませんし、

リフォームや修繕工事の場合は元の外壁や内装と違和感がないように細やかな調整を行う必要があります。

チームワークと協力

塗装作業は通常、複数の人々が協力して行います。チームワークを重視し、

仲間と協力して美しい仕上がりを実現することも、やりがいを感じる要因です。

建物において目立つ箇所の施工に携われる

塗装は建物の表面に施されるものなので、塗装の仕上がりが建築物全体の仕上がりに直結するうえ、

表面の色彩や質感といったデザイン性を左右する重要な役割を担っています。

自分の仕事が多くの人の目に触れ、重要な工程に携われるということは、大きなやりがいや満足感につながるでしょう。

生活に密着した塗装の仕事は社会的な役割も大きい

塗装の歴史は紀元前、太古の昔から始まっています。

様々な歴史を経るなかで、塗装の技術、使用する物質に関しても日々新しい価値観が生まれ、より地球に配慮した塗装工事が推進されています。

塗装は人工物の寿命を長期的に維持し、保護するための大切な作業として、社会的な役割は今後もますます大きくなっていくでしょう。

歴史を維持し、歴史を作っていく基礎を担う塗装工のやりがいは、非常に大きなものです。

 

現場作業と天候の関わり

季節ごとに気温や湿度が異なるため、さまざまな注意をしなければいけません。
特に現場監督は作業員の体調管理も仕事のひとつです。

現場作業と天候のかかわりについて注意点などをまとめました。

夏であれば熱中症などに気を付けなければいけませんし、

冬は路面の凍結によって引き起こされるスリップや転倒などに気を付けなければいけません。
また梅雨や台風による長雨や強風などの悪天候のことも考える必要があります。

天候によって工期に遅れが出ると、現場監督が調整をしなければなりません。
このように現場作業と四季、天候は切っても切れない関係です。

具体的にどのような点に気を付ければよいのでしょうか☝️

 

現場の春は花粉に要注意!

花粉症の影響

花粉症はくしゃみや鼻水などの諸症状を引き起こし、仕事を含め、生活に多大な影響を及ぼします。
鼻づまりやくしゃみ、鼻水などが続くと頭がぼーっとして、仕事に集中できなくなります。
これらの症状を改善するために薬を飲む方も多いですが、薬の種類によっては眠気を誘発するため、

車両や機械の運転をやめるように記されているものもあります。
そのため機械での作業がある職人さんは花粉症の薬を飲むことができず、症状に苦しんでいる人も多いです。

夏は熱中症に注意

近年は記録的な猛暑となることが多く、熱中症対策にはますます力を入れなくてはいけません。
熱中症になるとさまざまな症状が起こります。

屋外で作業することが多い建設業界にとって、熱中症対策は必須です。
まずは水分や塩分をこまめに補給しましょう。
普段は麦茶や水で水分を補給し、重労働の時やたくさん汗をかいた時はスポーツドリンクなどを飲みます。
スポーツドリンクは塩分と糖分、水分を同時に摂取できるので熱中症対策におすすめです。
ただし、スポーツドリンクは糖分が多いため、飲み過ぎないように注意しましょう。
少し気だるく感じた時や、より予防したい時には「経口補水液」を飲むことをおすすめします。

冷却グッズを使うのも効果的🔥

・冷却タオル
冷却タオルは手軽な冷却グッズとして人気があります。
水に濡らすことで、冷たさが持続する特殊な繊維から作られており、

作業中の首元をひんやりとさせてくれます。

・冷却スプレー
冷却スプレーは暑いと思ったらすぐに体を冷やせる便利なグッズです。
服の上からでも使用できる商品が多いため、一本持っておくととても便利です。

・空調服
空調服とは、ファンが付いた作業服です。
扇風機のような役割を果たすので、いつでも、どこでもこもった熱気を外に放出してくれます。
またファンは後からでも設置することが出来るため、手持ちの作業服に付けることもおすすめです。

秋は雨と台風が多い季節。現場への影響は?

雨が現場にもたらす影響と対策

雨が降ると現場内は滑りやすくなるため、さまざまな作業がストップします。
雨が続くと作業ができずに、工期に遅れが生じてしまう場合もあります。
ただし風が強くなければ、雨対策はそれほど難しいものではありません。

防水性のシートで現場を覆っておけば、それほど神経質にならなくてもよいでしょう。
また雨で職人さんは休みになりますが、現場監督の仕事は休みではありません。
現場監督はさまざまな書類を作成するデスクワークも多いため、雨の日に集中して作業することをおすすめします。

 

風が現場にもたらす影響と対策

現場では雨より風の方が厄介とされています。
特に台風のような強風・暴風の場合は、シートが飛ばされてしまうため覆うことができません。
また足場などをシートで覆っていると、それが飛ばされるときに一緒に足場が倒壊する危険性があります。

例えば三角コーンや看板など、軽く飛ばされやすいものは屋内に避難させておくか、しっかり固定しておきます。
また河川や湾岸の近くの現場は浸水に注意し、資材などが流出しないように固定しておきましょう。

台風通過後の点検も大切

足場などの金具にゆるみはないか、現場に穴や段差がないか、飛ばされたものはないか、周囲に被害は及んでないかをしっかり点検します。
点検する際には必ず複数人で行いましょう。
事故などの問題が起こった時、ひとりでは対処が難しいからです。
点検した記録は必ず残しておきます。

冬は防寒対策が必須!

冬は気温が下がり乾燥するため、風邪などで体調を崩しやすい季節です。
またインフルエンザなども流行し、体調不良を訴える人も多いのではないでしょうか。
現場監督はどの季節でも作業員の体調管理に気を配る必要があります。

冬の防寒対策の定番といえばカイロです。
手軽に持ち運べたり、体に貼れたりするため、手軽に防寒対策ができます。
特に「貼るカイロ」は作業着の下に貼っても目立たず、温めることができるためおすすめです。
背中を温めることで体全体が温まりやすいとされています。腰痛持ちの人の場合は、腰に貼るなど好みによって貼り分けましょう。
お腹が冷えやすく、お腹を下しやすい人は腹部に貼ることをおすすめします。

 

作業員の体調や災害対応には常に注意する

建設現場において作業員の健康に気を配ることも、現場監督の仕事です。体調が悪そうな作業員がいたら積極的に声をかけて確認しましょう。
早退の判断をすることも大切です。
また作業員の健康管理をするためには、まず自身が健康でなくてはいけません。
業務が多く疲れの溜まりやすい時期もあると思いますが、普段から風邪対策などを行い、健康を維持できるように心がけておきましょう。