株式会社Y's upの建設業ブログ

建設廃棄物とは?

建設廃棄物とは?種類・建設副産物との違い、処分する際の注意点などを解説!!

建設廃棄物ってどんなゴミ?建設副産物とは別物?建設工事で出た廃棄物はどうやって処分するべき?

そんなお悩みを抱えている方に向けて建設廃棄物について解説します。

1.建設工事の際に発生する建設廃棄物

建設廃棄物とは、建設工事に伴い排出される廃棄物の事。しかし、”建設工事中に排出されるもの=建設廃棄物”というわけではありません。

建設廃棄物には、建設工事に伴い副次的に得られた建設副産物(建設発生木材、金属くず、アスファルト、コンクリート塊…etc)のうち、

廃棄物処理法2条1項に規定されている廃棄物が当てはまります。

建設工事の定義は廃棄物処理法21条の3第1項にて建設物・その他の工作物の全部または一部を解体する工事と定められています。

(新築工事・改築工事・解体工事など)

しかし、自治体によって見解が異なるケースもあるため、原則各自治体の見解に従いましょう。

 

2.建設副産物との違いとは?

建設廃棄物は似たような名前の建設副産物と混合されがちですがこの意味合いは異なります。

建設副産物とは、建設廃棄物を内包する概念。先述したように、建設廃棄物は建設副産物のうち、廃棄物処理法第2条1項に規定されている廃棄物です。

建設廃棄物は、建設工事にしたがい副次的に得られたすべての廃棄物を含みます。

そのため、建設廃棄物に該当しない廃棄物も建設副産物とみなされる場合があります。

 

3.建設廃棄物の種類

ここまで建設廃棄物は建設副産物のうち、建設物処理法第2条1項に規定されていると解説してきましたがひとくちに建設廃棄物といってもたくさんの種類があります。

 

🔔汚泥

場所打抗工法や泥水シールド工法などで生ずる廃泥水…etc

🔔廃油

防水アスファルト(タールピッチ類)や、アスファルト乳剤等の使用浅さ

 

 

🔔廃プラスチック類

廃発泡スチロール等梱包材、廃ビニール、廃シート類

 

🔔紙くず

段ボール、包装材、壁紙くず、障子紙くず

🔔木くず

型枠、足場材、内装、建具工事等の残材

🔔繊維くず

縄、ロープ類、廃ウエス

🔔金属くず

金属加工くず、足場パイプ、鉄鋼鉄筋くず

🔔がれき類

コンクリート歯偏、レンガ破片

🔔天然ゴムくず

🔔ガラスくず、コンクリートくず

 

4.処分する際に気を付けるべき5つの注意点

最後に建設廃棄物を処分する際に気を付けなければならない注意点をご紹介します。

4-1分別に注意!産業廃棄物?一般廃棄物?

産業廃棄物とは、事業活動に従って発生した廃棄物のうち廃棄物処理法で定められた20種類に該当する廃棄物の事。それに対して一般廃棄物とは、前項で解説した産業廃棄物の条件を

満たしていない廃棄物を指します。産業廃棄物と一般廃棄物はそれぞれ処分方法や、処分できる業者が異なるため注意が必要です。

 

4-2特別管理廃棄物の取り扱いは慎重に

特別管理廃棄物は、爆発性・毒性・感染性があり、人の健康や生活環境に被害を生じさせる危険性があります。

処分する際は、事業者自ら特別管理産業廃棄物処理基準に従って行うか、専門の資格を持つ業者に処分を委託しないとなりません。

 

 

現場女子とは??

最近よく聞く現場女子とは何でしょう?

建設業界で、働く女性の実情や困っていることを紹介します。

建設業は、就業者の大多数を男性が占める時代が長く続いていました。世間でも、建設=男性の仕事というイメージを持つ方が多いでしょう。

しかし近年では、建設業界で働く女性が確実に増えています。現場女子や建設小町といった愛称で呼ばれています。

女性を受けいれるには企業側にも色々な環境整備が求められます。

実際の所はどうなのでしょうか?今回は、現場女子が感じるたいへんなことややってよかった事、そしてどのような人が現場女子に向いているのかご紹介します。

 

 

現場女子とは?どのくらいいるの?

建設業界で働く女性の中でも、事務職や営業職といった職種は含めず、現場で仕事する技能者のみをさします。

厚生労働省の労働力調査によると、建設業における女性就業者の数は、2022年の時点で82万人でした。

比率としては、建設業全体の16.7%に当たります。また技術者(施工管理)における女性の人数は約3万人、全体の約8.1%そして技術者(職人)における人数は約6%で、全体の2.3%に

過ぎません。

つまり、建設業界で働く女性はまだまだ少なく特に現場女子は非常に少ないのが実情です。

しかし、ここ最近では技術者として建設会社に就職する女性や、ひとり親方として活躍する女性が少しずつ増えています。

 

建設業界は人手不足が深刻化しており、国や企業も女性人材に力を入れている為、今後も建設業界で働く女性技術者の数は増えていくと考えられます。

将来的には、現場女子が全く珍しくない時代が来るかもしれません。

まだまだあまり知られていない現場女子は、女性受け入れの体制が整っておらず困っている事が多くあると思います。

例えば、

・女性用トイレや更衣室がない

会社のオフィスや現場事務所のトイレは別ですが建設げんばの仮設トイレや作業場では男女共用のものしかないケースが珍しくありません。

コンビニのトイレやビルのトイレなど気軽に用を足せないというのは非常に大きな問題です。

また更衣室が少ないという悩みもあります。

男性は野外でもさっと着替えられるかもしれませんが、女性はそういうわけにはいきません。

車の中やトイレなどで着替えざる負えません。

 

・ヘルメットや作業服のサイズが合わない

ヘルメット、作業服、安全靴、ハーネスといった装備品はこれまで男性の体格に合わせて

作られていました。そのため。女性の体に合ったサイズのものが手に入りにくく少し大きめのものを着用しざる負えない場合があります。

ただ、最近では現場女子の増加に伴い、大手メーカーが女性向け製品をリリースしており、女性の体格に合った装備品も流通するようになりました。今後はさらに種類が増え、サイズや機能性はもちろんのこと、デザイン面でも自分の好きなものを購入しやすくなると考えられます。装備品は安全性や作業効率に大きく影響しますから、最適なものを選びましょう。

 

・夏場は日焼け対策を万全に

建設業の中でも、鳶工事や土工事は屋外での作業が中心です。そのため、夏場は強烈な日差しを避けられず、日焼け対策は必須となります。

出勤前に、UVカット効果の高い日焼け止めを塗っておきましょう。現場での塗り直しは難しいので、勤務時間中はスプレータイプを使うのがおすすめです。

 

現場女子のうれしいメリット

現場女子は、建設工事を通じて社会を支える、とてもやりがいのある仕事です。それに加え、働く女性にとって多くのメリットがある仕事でもあります。主なメリットを見ていきましょう。

・建設現場を変える重要な戦力として重宝される

人手不足が深刻化している建設業界において、女性の職人や施工管理はとても貴重な戦力です。

それに加え、男性中心だった現場に女性が入ることで、従来とは違う多角的な視点で現場を見られるようになります。

これは現場の安全性や生産性の向上、そして新たなアイディアの創出などにつながると期待されています。

また、男性しかいない建設現場に対し、怖いイメージを抱く人は少なくありません。実は苦情や要望を伝えたいけど言いにくい……ということもあるでしょう。

しかし、女性の労働者がいれば、工事の関係者や近隣住民なども比較的話しかけやすくなります。このように女性は、建設現場において大変重宝される存在なのです。

・給与が高い

現場女子は、他の業種で働く女性に比べて給与が高い傾向にあります。なぜなら建設現場の仕事は、専門的なスキルを必要とするからです。

転職支援サービスdoda(デューダ)の調査によると、女性全体の平均年収が347万円なのに対し、

技術系(建築/土木)の女性は365万円、販売/サービス系は296万円、事務/アシスタント系は321万円でした。

現場女子は、女性の比率が高い業種はもちろん、女性の平均と比較しても給与が高いのです。

さらに、現場女子は資格の取得によってキャリアアップしていきます。資格はキャリアやスキルの証明になり、転職する際にも有利です。

しっかりとスキルを磨いて資格も取得すれば、どんどん給与がアップしますし、将来にわたって仕事の獲得に困りません。稼ぎたい女性にとって、現場女子は大変魅力的な仕事だといえます。

現場は女性も活躍できる!

建設現場で働く割合はまだまだ男性が多いため、女性にとってやりにくい現場が多いのは事実です。
トイレがない、着替える場所がない、日焼けが……などハプニングになりがちな問題はいくつかあります。

しかし、よくある問題を上手に克服し、工夫しながら建設現場で活躍する女性が増えてきています。

「女性だからこそ建設現場で働きやすい」「建設業でよかった」というメリットを活かして、楽しく働いている人もいます。

建設現場で女性が働くことへの偏見が少しずつなくなってきているので、今後ますます建設現場での男女比の差がなくなる可能性があるでしょう。

女性にとって建設現場の環境が良くなり、働きやすくなる可能性も否定できません。

 

 

 

訪問販売が家に来た時の対処法!!

訪問販売業者が来る理由

国民生活センターに調査によると訪問販売で不要なリホーム工事をしたという相談が毎年8000件以上も寄せられており、年々増え続けています。

今回は、外壁塗装の訪問販売が家に来る理由と来た時の対処法をご紹介します。

もしもの時に備えてしっかり読んでくださいね💡

 

 

なぜうちに訪問販売がくるのか??

手当たり次第に来るイメージの強い訪問販売ですが、実は訪問販売員も外装塗装を提案できる可能性のある家にしか訪問はしません。

では、どのような家に訪問しているのでしょうか?

訪問業者は、お家の外壁の汚れや劣化具合を見て、ここなら外装塗装を勧められると判断してインターホンを鳴らしている場合がほとんどです。

また、見た目だけで判断しなくても周囲の環境や外装塗装・リホーム工事の実施状況など様々な情報から、

築数年が10年以上たっていると予想し訪問してくるケースもあります。

 

どこを見て判断しているのか?

劣化や汚れは、雨だれが目立ちやすい窓枠、苔が生えやすい北側などを外から見て判断することが多いようです。

また高いところから見て、屋根の劣化状況を確認する方法も取られているようです。

 

訪問業者の対処法

必要ありませんとしっかりと断る

一番簡単で有効的な方法は玄関に出ないで、断るです。玄関まで出てしまうと、変なペースに乗せられてしまい、契約をする雰囲気になって

いて飲まれてしまう可能性があります。

お金がない・旦那に相談するなど言ってしまうと何かしらの理由を付けて次回につなげようとします。

しっかりとはっきり、必要ないですと断ることがうまく訪問販売業者を撃退するポイントです。

 

まとめ

外壁塗装は費用の相場がわかりにくい上に外から見て劣化具合がわかるため、訪問販売業者に狙われやすくなります。

その結果、面積や塗料を多く見積もって高額請求するケースが後を絶ちません。

被害に遭わないためには、必ず地元の塗装業者に相談すること、複数の業者で相見積もりを取ること、訪問販売業者はインターホン越しにキッパリと断ることなどが大切です。

外壁塗装は子供に影響するのか??

外壁塗装は赤ちゃんに影響するのか?配慮するポイントとは?

<外壁が汚れてきた><屋根や外壁に破損がみられる>など、外壁塗装の検討を始めた方にとって気になるのが、外装塗装をすることに従って発症する匂いや音による健康面での

影響。特に、赤ちゃんが生まれた、あるいはご近所のご家庭に赤ちゃんがいる場合は、赤ちゃんの健康へ影響がないか心配になりますよね。

安心安全に外壁塗装をするためにはどんなことを気を付けたらいいのか思っている方もいるのではないでしょうか?

今回の記事を読んでご検討中の方はぜひ参考にしてみてくださいね!

 

外壁塗装は赤ちゃんに影響があるのか?

結論から言いますと100%安全ではありません。ただ、一定の配慮を行うことで影響が出る可能性を極力抑え、塗装工事を行うことは可能です。

 

赤ちゃんへの影響が考えられる工程と対策

 

 

 

 

 

 

 

外壁工事時に考えられる赤ちゃんへの影響を把握しておきましょう。大きく影響を与える点は、溶剤のにおいと塗装中の大きな音の2つです。

 

溶剤のにおい

臭いが気になる溶剤といえば、シンナーなどの有機溶剤があげられます。有機溶剤は、塗料の粘度の調整に使われるもので強い刺激臭がします。

呼吸によって長く吸ってしまうと、頭痛やめまい、吐き気、失神といった健康被害を引き起こす可能性があります。お酒を飲んで酔っ払ったような

感覚にも似ているそうです。

また、化学物質に対するアレルギーを持っている方や、臭いに敏感で体調を崩してしまう方も注意が必要です。

大人にも影響が出てしまう可能性のある匂いですから、赤ちゃんにとっても影響が出てしまう可能性は認識しておくことが重要です。

どの工程で発生しやすいかは、職人さんに確認し事前に把握しておきましょう。

足場設置や高圧洗浄の大きな音

外壁工事を行うためには高所作業が必要となり、足場の設置は必要不可欠。

足場を設置する作業では大きな音がともなります。また外壁の高圧洗浄でも大きなエンジン音が発生します。大きな音にびっくりして赤ちゃんが泣いてしまう可能性は

十分に考えられます。

対策としては、

足場の設置や高圧洗浄の日程を事前にご近所さんに共有する、もしくは当日の作業前にご近所さんに挨拶をするなどして周知することです。

大きな音でも窓を閉め切ることで、最小限に抑えることが可能です。

 

外壁塗装時に赤ちゃんへの配慮ポイント

外壁塗装時の赤ちゃんへの影響をふまえて、どんな点に配慮すれば安心して外壁塗装をすることができるのか、ポイントをチェックしておきましょう。

 

塗装業者に見積もり時に相談し、できる限り影響の少ない塗料を選ぶ

様々な塗料

先述のとおり、ニオイの少ない水性塗料を使う方法が対策として挙げられます。

外壁のお見積もり時に塗装業者に相談すれば、おすすめの塗料を選定してもらえます。

「赤ちゃんがいる」「アレルギーを持つ人がいる」などの情報は、トラブルを避けるうえでも事前に共有し、

プロの目線でオススメの塗料を紹介してもらいましょう。

 

大きな音がする、ニオイのする期間を予め塗装業者に確認し、当日も周知を行う

スケジュール帳

外壁塗装に伴って発生する溶剤のニオイの感じ方には個人差があり、ニオイの広がり方についても立地や風向きなどにより大きく変わるため、

隣近所でいつまでニオイが感じられるかの判断は難しい面もあります。

ニオイに関してはある程度目安として伝える方が、誤解が生じません。

 

洗濯物は部屋干しで対処する

部屋干し

外壁塗装の期間は、ニオイが家周辺に滞留しやすくなるため、洗濯物は部屋干しで対処するようにしましょう。

週末など作業しない日に、「外干し大丈夫ですよ」と業者の方に言われる日があるかもしれません。

とはいえ、赤ちゃんへの影響を最小限にしたいと考えている方は、お天気が良くても部屋干しにしておくと安心でしょう。

 

換気のタイミングに気を付ける

換気

部屋の空気を入れ替えたい!というのは当然のこと。

ただ、外壁塗装期間は、換気のタイミングが重要になります。

特に塗装中は、窓を開けるなどの換気をしてしまうと、溶剤のニオイが部屋の中に入ってきてしまうことになるため、換気には向きません。

塗料が乾けば気になるニオイも少なくなるため、作業をしていない夜などは換気のできるタイミングといえます。

赤ちゃんがいる自宅の外壁塗装中であれば、塗装を行わない窓は養生(ビニールなどで覆ってある)しているため、窓を開けることができません。

窓を開けたい部屋があるときは、塗装前に職人さんに相談し、窓が開けられるように養生をしてもらいましょう。

 

可能であれば大きな音がする期間やニオイが気になる期間は家にいない

お出かけ

赤ちゃんへの影響がどうしても気になる場合、可能であるならば外壁塗装中は家にいないようにすることです。

大きな音は足場に関係する期間と高圧洗浄の日は時間も限られるため、外出をすることで対処は可能です。

ニオイに関しては、塗装後も発生する可能性がありますが、最もニオイの発生する塗装のタイミングを、外出で避けるという対処にはなります。

また、ご近所の赤ちゃんがいるご家庭に対しても、音やニオイが気になる期間の説明と最大限の配慮をする旨を伝えた上で、

作業をする時間帯に外出や窓を閉めるなどの対策を案内するとよいでしょう。

 

まずは相談し、隣近所にも気配りができる業者を選ぶ

外壁塗装 打ち合わせ

赤ちゃんがいる・ご近所に赤ちゃんが生まれた状況下で外壁塗装が必要になった場合には、事情を相談して最大限の配慮ができる業者を選ぶことが重要になります。

担当者や職人などには自ら相談し、都度打ち合わせができ対応してくれれば、安心して作業を任せられます。

 

まとめ

外壁塗装が必要なのに赤ちゃんが生まれた・ご近所のご家庭に赤ちゃんがいる、そのような状況では二の足を踏んでしまうかもしれません。

しかし、外壁塗装は家のメンテナンスとして必要な工事です。

心配ごとはあるかもしれませんが、配慮することで外壁塗装はできます。

赤ちゃんのいらっしゃる家庭、周囲に赤ちゃんがいる環境でも安心して塗装工事を行っていただけるよう、対策の提案も行っております。是非一度ご相談ください。

 

安全管理!

 

建設現場では気温や湿度が高い日であっても外部で行う作業が多く、気温が上がる夏場は熱中症の危険性が高まるため、

多くの建設現場で熱中症対策を実施されています。

近年の熱中症の発生状況は、建設業をふくむ全産業で業務中に熱中症を発症し、毎年約20名の方が死亡されており、

4日以上の休業をした方の数は約1000件発生しています。

では、現場で行っている対策は適切なのか、もし現場で熱中症と思われる症状の人がいたらどのように対応することが適切なのか解説します!!

 

熱中症の原因

 

 

 

熱中症はさまざまな要因によって、体温調節が出来ずに体のなかに熱を溜め込んでしまった結果、起こる症状です。

熱中症をおこす要因

  • 環境要因
  • からだの要因
  • 行動要因

環境要因

気温が高い、湿度が高い、風が弱い、急に気温が高くなった日など、

活動する環境によって体の外に熱を逃がすことが出来にくい場合、熱中症は発症しやすくなります

からだの要因

高齢者や肥満、基礎疾患や持病がある方、栄養不足や睡眠不足などの体調不良など。

自身のからだの状況が影響して、汗がでにくくなり体温調整が出来ないと熱中症発生のリスクが高まります

行動要因

激しい運動や作業、長時間の屋外作業、水分補給が不十分での運動や作業など。

行動によって体温が上がりすぎたり、体温が上がった状態が長時間続くと、体内の温度調節のバランスを崩し熱中症を発症しやすくなります

いかがでしょうか、いずれも建設現場では当てはまる要因が多いと思いませんか?

適切に予防や対策を行う必要がありますね!

 

工事現場での熱中症を予防する

つぎに熱中症の予防について、どのような対応が適切なのか確認していきましょう。

  • WBGT値を使用する
  • 設備や休憩所を用意する
  • 服装での予防
  • 適切に水分や栄養を補給する
  • 体調や体力を考慮した作業内容とする

WBGT値を使用する

環境要因の指標であるWBGT値をもとに作業計画を行うことが推奨されています

暑さ指数(WBGT)は人体と外気との熱のやりとり(熱収支)に着目した指標で、人体の熱収支に与える影響の大きい

①湿度、 ②日射・輻射(ふくしゃ)など周辺の熱環境、 ③気温の3つを取り入れた指標です。

環境省 熱中症予防サイト

出典:(公財)日本スポーツ協会「スポーツ活動中の熱中症予防ガイドブック」

WBGT値の測定器を現場の直射日光の当たらない場所に設置しておくと、実際の数値がタイムリーに分かります、ぜひ設置してみてください。

夏の建設現場では一番上の原則運動禁止や厳重注意の状態となることが多いです。

まずは、夏場の建設現場には熱中症リスクがあることを管理者も職人さんも理解して、適切に休憩をとる、水分補給をする時間を設けるなどの作業計画をすることが大切です。

具体的には喉が渇く前に水分を補給する、喉が渇いていなくても1時間に1回は水分補給のための小休憩を設けるなど、作業状況に応じて設定してください。

 

設備や休憩所を用意する

冷房設備を設置した休憩所の設置、日陰で風通しの良い場所に休憩スペースを設置するなど。

上がった体温を下げるための設備を現場に用意することで熱中症を予防します。

 

現場に設置したい設備

・冷房設備のある屋内休憩所

・屋根があり風通しの良い屋外休憩スペース

 

服装での予防

建設現場ではヘルメット着用、長袖長ズボン着用が必須です

そのような制限の中でも出来ることを対策していきましょう!

空調服

すでに多くの方が使用されている熱中症対策の王道、空調服です。

腰のあたりにファンが外気を服の中に取り込むことで、汗を乾かし体温を下げる効果があります。フルハーネスを着用しても、吸気口をふさがないように作られているものなどが人気ですね。

服のほかに、ヘルメット用の空調機などもあるので使い勝手の良いものを選択してください。

保冷剤

作業服の内側に保冷剤を仕込めるポケットなどを設置して、体を冷やす方法も有効です。

空調服と併用すると効果大です。

メッシュのついた作業服

脇の部分や、背中の一部がメッシュになっている作業服を着用すると服の中にこもった熱を外に逃がしてくれる効果があります。

ヘルメットインナー

ヘルメットの中に着用する帽子です。

メッシュになっていたり、速乾性のある接触冷感素材であったりします。

こちらは滑りにくい加工のされたものを使用してください、ヘルメットの安全性を担保できないものはNGです、具体的に私の現場ではタオル巻きなどは滑る恐れがあるのでNGとしてますね。

その他に、Tシャツ+アームカバーで脇の下が開いた状態を作る方法もありますが。

作業着に比べて生地が弱く、ズレ落ちたり、脇の部分が直接肌が出てしまう点から私の作業所ではNGとしています。

それぞれ意見はあると思いますので、作業性と安全性のバランスをとりながら服装の選択をしてください。

適切に水分や栄養を補給する

熱中の予防には水分補給と同時に、塩分の補給が大切なことは多くの方が知られていると思います。

では、水分に対してどの程度の塩分が必要なのでしょうか?

日本スポーツ協会では、水分に対して、0.1~0.2パーセントの塩分が推奨されています

 

体調や体力を考慮した作業内容とする

作業前に体調の確認を実施して、体調がいつもより良くない場合は軽作業に変更しましょう。

やらなきゃならないことはあります、でも健康な体があっての仕事です!チームで業務分担できるように協力しましょう!

体調不良だけでなく、寝不足や二日酔い・栄養状態が良くない場合も同様です。

特に現場作業に慣れていない方、暑さに慣れていない方、持病のある方、過去に熱中症になったことのある方などは、無理な作業をしないような作業配置としてください

作業中に体調の変化がないか定期的に確認しながら作業を進めましょう。

具体的には、水分補給の小休止の時に声掛けを行います、その時に我慢せずに言える関係性を作っておくことが大切ですね。

 

熱中症の疑いがある症状とは

専門家ではないので、ここでは熱中症の疑いがあるといった表記にしています。

熱中症の疑いがある状態

下に記載してるほど重症の可能性が高くなります
  • めまい・失神
  • 筋肉痛・筋肉の硬直
  • 頭痛・吐き気・嘔吐・倦怠感・虚脱感
  • 意識障害・けいれん・手足の運動障害・触ると熱いほどの体温上昇

熱中症にかかる前兆のような症状

  • 通常よりも体温が高い状態
  • 暑いのに汗をかかない
  • 頭痛
  • めまい・吐き気
  • 呼びかけても返事があいまい

作業時に声掛けした際に前兆のような状態である場合にはすぐに涼しい場所に移動させて、水分補給と休憩をとらせてください

休憩させるときにはひとりにせず、必ず誰か関係者で付き添いをして急な変化にも対応できるようにします。

熱中症疑いが発生した時にとるべき行動は?

熱中症の疑いがある場合には、病院で診察してもらい専門の方に判断してもらいましょう。

私を含め、医療の専門家ではない人が安易に判断できないもの、といった認識が前提です。

応急処置と救急搬送の必要性を判断

ここでのポイントです!

  • 意識がしっかりしているか?
  • 水を自分で飲めるか?
  • 症状が改善したか?

この3つに着目して対応してください。

つぎにフローを確認してきましょう。

出典:環境省「熱中症環境保健マニュアル2018」

救急搬送が必要なケースでは躊躇せずに連絡をしてください!!

作業所では緊急時の連絡ルールが設定されています、今言ってる現場のルールがいまいちわかっていないなと感じかた、ぜひ今日確認してください!いざという時に焦らずに行動できるポイントです!

夏場の作業所では、常に熱中症のリスクがあります、経口補水液・氷や保冷剤・涼しく休憩できる場所、緊急時の連絡ルールの設定と周知は本格的に暑くなる前に用意しておきたいですね。

 

熱中症の原因と対策についてまとめ

建設現場では熱中症のリスクがあるなかで業務を行うことが多いです、これは業務の特性上しかたのない事実です。

っかり準備して対策し予防すること、熱中症が疑いが発生した場合には適切に対処することで、熱中症による重症化・死亡するリスクを下げていきましょう!

 

建設業界なぜ人手不足なのか

業界全体で高齢化が進んでいる

建設業界における人手不足の原因として挙げられるのが、業界全体の高齢化です。少子高齢化が指摘されて久しい日本ですが、その影響は建設業界にもおよんでいます。国土交通省の資料によると、29歳以下の建設業就業者が約12%なのに対して、55歳以上の建設業就業者は約36%です。

建設業界の高齢化は、2025年問題にも関連しています。2025年問題とは、労働者の多くが高齢となり、現場の第一線から引く時期に差し掛かっている問題です。彼らの引退のタイミングが2025年のため、2025年問題ともいわれています。そのため、2025年以降は労働人口の大幅な減少をはじめ、次世代への技術承継のような問題が発生するでしょう。

 

給与水準が低い傾向にある

給与水準の低さも、建設業界全体で人手不足を招いている原因の1つです。日給制を採用している企業の場合、悪天候が原因で作業がなくなり、給与額が安定しません。状況次第では、最低賃金を下回る可能性もあるでしょう。

給与水準の低さは、若い労働力を獲得するにあたって大きなデメリットです。業界全体の離職率の高さも、新規の従業員を獲得する障害になっています。

 

建設業の需要そのものが拡大している

業界全体の人手不足の原因として、建設業の需要の拡大も挙げられます。建設業界の建設投資額は、毎年順調に増え続けています。国土交通省によると、2023年度の建設投資は、70兆3,200億円になる見通しです。2022年度の建設投資と比較すると、2.2%も増額しています。

インフラのメンテナンスや大阪万博、リニア中央新幹線などの新規プロジェクトも進んでいるため、今後も業界全体の需要は高まるでしょう。

 

建設業界における人手不足を解消するための5つの対策

 

 

 

 

 

1. 業界のイメージアップを図る

労働人口を増やすためには、建設業界全体のイメージアップを図る必要があります。建設業界は、給料が安く休みも少ないにもかかわらず、

過酷な労働環境で危険な作業があるイメージを持たれやすいでしょう。

現在建設業界では、そのイメージを払拭するための取り組みが行われています。具体的な例としては、建設現場で使用する道具や制服をデザイン性が高いものにする

、重機の試乗体験を実施するなどが挙げられます。

 

2. 工期の設定を見直す

工期の見直しも、建設業界の人手不足を解消するために必要な取り組みです。建設業は、現在需要が拡大していますが、労働人口が足りません。

そのため、多くの建設現場をこなせるように工期が短く設定されるケースがあります。結果、工期を守るために長時間労働が発生しやすい状況になり、

建設業界の労働者が減少する悪循環に陥っています。

工期を見直して適切な期間が設定できれば、労働者の負担が減り、離職率の低下に歯止めがかかるでしょう。

 

3. 労働環境の改善を進める

人手不足を解消するにあたって、労働環境の改善は重要です。建設業は、全体的に労働時間が長く休日が少ない傾向にあります。

労働環境が厳しければ人は集まらず、雇えても長く働いてもらえません。

 

4. 福利厚生を充実させる

人手不足を解消するために、建設業界では福利厚生の改革も進められています。建設業界は長い間、福利厚生の問題、特に社会保険未加入の問題を抱えてきました。

社会保険料は企業が保険料の半分を負担することになります。コストカットのために社会保険に加入しない企業が存在しました。

現在は国の取り組みとして、社会保険未加入の建設企業は建設業の許可や更新を認めない仕組みが作られています。

 

5. 生産性向上を図る

企業によっては、作業工程に無駄が発生しているため、状況が余計に悪化しているケースは少なくありません。

生産性が向上すれば少人数で業務をこなせるだけでなく、業務のクオリティが向上する可能性も高まります。

作業を効率化するには、ICT建機やツールの活用、DX化の推進が挙げられます。DX化では、クラウド上で図面や工程、工事写真などを管理することがカギとなり、

大幅な効率化が見込めます。また、IT技術に頼るだけでなく、従業員同士で手間のかからない工法を共有するのも有効です。

 

6.工期を適切に設定する

 建設業では、工期が短いことも大きな問題です。前述したとおり、建設業では就業人口が少ないにもかかわらず、建設業に対する需要は拡大しています。

そのため、多くの建設現場をスケジュール通りにこなせるよう、工期が短く設定され、

各工程をこなすために残業が生じて、長時間労働が発生しやすくなっています。

長時間労働が続くと、現場で働く労働者への負担が増え、離職率が高まることも懸念されます。労働者の負担を軽減したり、

離職を防いだりするには、余裕を持った工期を設定することが重要です。

国土交通省による「建設工事における適正な工期設定等のためのガイドライン」でも、適切な工期を設定して働き方の改善を図り、

発注側が余裕を持った工期の設定の重要性を理解することも重要だとしています。

 

まとめ

 建設業では人手不足をはじめ、労働人口の高齢化や生産性の低さなど、さまざまな問題があります。

少子高齢化や2025年問題が加速する前に、これらの問題を早期に解決することが求められます。

記の問題を解決するには、各企業が建設業のイメージアップを図ること、さらにICTの導入により業務効率化を促すことが重要です。

今回紹介した内容を踏まえ、今から対策を講じましょう。

ケレン作業とは?

屋根塗装やウッドデッキ、鉄骨階段など、さまざまな場面でケレン作業が重要な役割を果たしています。

ケレン作業の意義や効果、そしてそれがどのように美しい仕上がりと長持ちさせるために役立っているのかを具体的な事例を通してご紹介します。

 

ケレン作業の種類とは

ケレン道具

ケレン作業には外壁の状態によって4つの種類があります。
それぞれに使用する道具が違ったり工事の規模が違ってきます。

1種ケレン作業

1種ケレンでは「ブラスト法」という工法で作業が行われます。
「ブラスト法」とは金属片などを含んだ特殊な研磨剤を吹き付けることで汚れや古い塗膜、錆びなどを除去して表面を研磨していくという作業です。
同時に塗料を塗装した際に密着性を高めるために「目荒らし」も行うことができます。
この作業を行う時には専用の機械を使用して大規模な工事になることが多く、「騒音」「「粉塵」といった問題も出てきます。
ただ、1種ケレンは道路、橋、船などの補修で行われる作業ですので、一般の住宅で行われることはありません。

2種ケレン作業

2種ケレンは汚れや錆びの範囲が広い、状態が悪いといった時に電気工具を使ってケレン作業を行うものです。
ディスクサンダーのような電気工具に加えて、ケレンハンマーなどを使って手作業も行います。
専用の大型機械を使うわけではないので、一般の住宅でも使用することができるのですが、あまり多くはありません。
ただ、鉄骨建築の外壁などで使用されることはあります。

3種ケレン作業

こちらは一般的な住宅で行われることが多いケレン作業です。
外壁部分に塗膜の剥がれや錆びがあるが、既存の塗膜が基本的には残っているという状態の時に行います。
ディスクサンダーなどの電気工具に加えて、スクレーパーで錆びや古い塗膜を除去し、サンドペーパーで磨いて仕上げるという方法が取られています。
多くの塗装業者が行っているケレン作業だと言えるでしょう。

4種ケレン作業

こちらは外壁部分に錆び、汚れ、古い塗膜剥がれなどがあまりないような状態の良い外壁で行われる作業です。
高圧洗浄で落とすことができなかった汚れや錆びを研磨スポンジやサンドペーパーを使って除去するといった軽微な手作業で行われます。

ケレン作業で使用する道具とは

ケレン作業ではいくつかの種類の道具を使って作業が行われます。
ここではケレン作業でよく使われる道具を順に紹介していきます。

ディスクサンダー

ディスクサンダー

「ディスク」とは円盤のことで、「サンド」は研磨することです。
その名前の通り、円盤で研磨を行うで電動工具となっており、「サンダー」と略して呼ばれることもあります。
ディスク部分は用途に合わせてナイロンタイプ、砥石タイプなどに付け替えることが可能となっています。
幅広く使われる道具なのでケレン作業ではお馴染みの道具だと言えるでしょう。

サンドペーパー

サンドペーパー

電動工具を使わないケレン作業でもっとも使用されているのがこのサンドペーパーです。
錆びや汚れを落とす作業、小さな凸凹の補修、最後の仕上げなど幅広く使うことができる紙やすりのことです。
こちらもよく見かける一般的な道具だと言えます。

ワイヤーブラシ

ワイヤーブラシ

ワイヤーブラシはブラシの部分を使ってサンドペーパーでは届かない部分などで使用することができます。
汚れや錆びをしっかりと落とすことができる道具ではあるのですが、ブラシ部分が金属ですので使い方を間違えると外壁に傷をつけてしまうことがあるので注意が必要です。

ケレンハンマー

ケレンハンマー

こちらはケレン作業に特化した特殊な形状のハンマーです。
先端が尖っている部分では細かい場所の錆びや塗膜を除去することができ、大きく平たい部分では錆びや塗膜をごっそりと削ぎ落とすことができます。

スクレーパー(皮すき)

スクレーパー

こちらは金属製、プラスチック製など種類が多く、扱いやすく汚れや錆びを落とすことができます。
刃の部分を錆びや古い塗膜部分に当てて削ぎ落とすように使用していきます。
使い勝手が良いので幅広く使われる道具となっています。

ケレン作業にかかる費用の相場と注意点とは

費用

ケレン作業は種類によって費用の相場が決まっています。
もちろん地域、季節、時期、建物の立地などの条件によって差はありますが、目安は覚えておきましょう。
また、依頼する際には押さえておきたい注意点もありますので合わせて紹介していきます。

ケレン作業の費用の相場とは

1㎡当たりの費用相場です。
・1種 3000~5000円
・2種 1500~2000円
・3種 500~1000円
・4種 200~500円
となっています。
おおまかな目安で計算しておくと便利です。

ケレン作業を依頼する際の注意点とは

外壁塗装を業者に依頼する際には以下の2つの点に注意が必要です。

外壁塗装工事の中にケレン作業が含まれているかどうか
外壁塗装工事を業者に依頼した際に工事内容にケレン作業が含まれているかどうかを必ず確認しておきましょう。
ケレン作業は外壁塗装の耐用年数を長くするため、仕上がりを良くするために必要な作業です。
もし外壁塗装工事を依頼した際に工事内容にケレン作業が含まれていない場合は手抜き工事がされる可能性があるため注意しましょう。

見積書を必ず確認する
業者に作業を依頼した際には見積書をしっかりと確認しましょう。
何種のケレン作業を行うのか」「費用は相場に近いものか」といったことを確認しておかなければ必要以上の費用が請求される可能性があります。
細かく記載せずに「一式」などでまとめられている場合には要注意です。
必ず内容を説明してもらうようにしましょう。

まとめ

外壁塗装工事を行う際には「ケレン作業」は欠かせない作業となります。
塗料を塗る前に外壁の汚れ、錆び、凸凹などをしっかりと除去しておかなければ、塗装したとしても「すぐに塗膜が剥がれる」「仕上がりが悪い」「ひび割れが起こりやすい」などの悪影響があります


どの規模のケレン作業を行わなければならないかは外壁の状態にもよりますが、

このケレン作業を適切に行うことが「耐用年数を長くする」「見た目の仕上がりを綺麗にする」「塗料の性能を最大限に発揮する」という点において

外壁塗装で重要なことだということを押さえておきましょう。

防水工事とは??

防水工事とは?目的や4つの種類・特徴などをわかりやすく解説💡

「防水工事ってどんな種類があるの?」
「防水工事はどのように進めるのか知りたい!」

このような疑問を持っている方に向けてこの記事では、防水工事について・防水工事の種類や特徴・防水工事の進め方を紹介します。

防水工事は、屋上やバルコニーなど雨に触れる部分を水から守る工事のことです。建物の強度を保つためにも防水工事は必須と言えます。

防水工事はどんな種類があるのか、この記事で詳しくみていきましょう。

 

防水工事とは

ベランダやバルコニー、屋上など雨に濡れる場所を水から守る工事のことを防水工事と言います。

建物を建てるときには防水工事は行いますが、時間とともに防水効果が少なくなってしまうのが特徴です。そのため、日頃から定期的にメンテナンスする必要があります。

もし長い間防水工事をしていない場合、躯体や鉄骨が傷んでしまいます。木造の場合は、梁や柱が傷ついてしまうでしょう。

 

防水工事の種類や特徴

防水工事の種類は、下記の4種類です。目的や工事を行う場所によって、適切な防水工事を選択していく必要があります。

・ウレタン防水

・シート防水

・アスファルト防水

・FRP防水

ウレタン防水

ウレタン防水は、防水工事の中で最もスタンダードな方法と言われています。ペンキなどのように塗装して施工するのみなので、比較的手軽に行えるのが特徴です。ウレタン防水のメリットとしては、下記の通りです。

・しっかりとメンテナンスを行えば半永久的に保てる

・段差があるところや複雑な場所でも対応できる

・ほかの防水工事と比べて比較的安価に行える

ウレタン防水の耐用年数は選ぶ工法によっても変わりますが、5〜10年と言われています。ここからは、ウレタン防水の工法を3つ紹介します。

 

密着工法

密着工法とは、既存の下地に直接ウレタン樹脂を塗装する方法です。雪や雨水の侵入を防ぐために、防水層を何層にも重ねます。

マンションのベランダや一般の住宅でよく行われる工法です。

複雑な形状にも対応でき、既存の防水層に塗装するのも可能です。また、密着工法はほかの工法と比べて安価に行えるため、よく選ばれる工法でもあります。

メッシュ工法

メッシュ工法とは、「メッシュシート」といった網目状のシートを下地と防水層の間に入れる工法のことです。メッシュシートがあることで、地震対策になったり、防水層の強度が増します。バルコニーやベランダ、廊下に適している工法です。

また、メッシュ工法は勾配がある場所だと、均等に塗装するのが難しいといったデメリットがあります。

 

通気緩衝工法

通気緩衝工法とは、「通気緩衝シート」といった通気性のあるシートを貼り付けた上に、ウレタンを塗装する方法です。通気緩衝シートは、

下地に含まれている水分の上昇を防いでくれます。
ほかにも防水層の腫れや、浮き上がりを防いでくれるのが特徴です。下地が劣化していても、影響を受けにくいとも言われています。

デメリットとしては、下記の2つが挙げられます。

・密着工法と比べると値段が高い

・金属製の筒を設置する必要があるのでベランダなどの狭いところには向いてない

 

シート防水

シート防水とは、防水性のシートを貼り付ける防水工事のことです。シートの種類は、下記のようなものがあります。

・塩ビシート

・ゴムシート

・アスファルトシート

人や車の通りがある場所と人が歩かないような場所では、使用するシートの種類が変わってきます。シート防水のメリットは、下地を選ばずに施工できることです。

またデメリットとしては、障害物のある場所や凸凹が多い面など、複雑な場所での施工には向いていないことが挙げられます。

接着工法とは、専用の接着剤を使用して下地に防水シートを貼る方法のことです。接着工法のメリットとしては下記の通りです。

  • ほかの工法よりも費用が安く抑えられる
  • 強度が一定に保たれる

また接着工法は、下記で紹介する「機械式固定工法」のような専用の機器を持ち込む必要がないため、ベランダのような狭い場所に適しています。

 

機械式固定工法

機械式固定工法は、専用の金具を使用して防水シートを固定していく工法です。上記で紹介した接着工法と違って、下地に影響を受けにくく、既に漏水している箇所にも施工が可能なのが特徴です。

デメリットとしては、作業時の振動や騒音が発生してしまうことが挙げられます。

ほかにも下地にある程度強度が必要と言えるでしょう。人がよく通るような場所には向いておらず、主に屋上などでよく使われることが多い工法です。

 

アスファルト防水

アスファルト防水とは、アスファルト製であるルーフィングシートといった防水シートを下地に貼り重ねている工法です。防水工法の中で最も古い工法と言われています。

アスファルト防水のメリットは、防水性・耐水性が高いことです。デメリットとして、火を使用した場合、悪臭や煙が発生してしまうので、注意する必要があります。

そのため、周囲へ気を配りながら、工事をしていく必要があります。アスファルト防水が使用される場面は、ビルや新築マンションなどになります。

FRP防水

FRP防水とは、下地にFRP(繊維強化プラスチック)製のシートを敷き、液状のものを何度も塗っていく方法のことです。FRP防水のメリットとしては、

主に下記のようなものが挙げられます。

  • 工期が1〜2日とほかの種類の工事と比べて短い
  • 防水性・耐久性が高い

FRP防水のデメリットとして、ほかの種類の工事よりも費用が高くついてしまう場合があります。また、屋上での使用はできないので気をつけてください。

主に、バルコニー・木造のベランダで使用されている工法です。

 

防水工事の進め方

ここからは、防水工事の進め方を紹介します。

  • 建物の状況を把握する
  • 防水工事を予算に応じて発注する
  • 今後の修繕計画を立てる

建物の状況を把握する

防水工事をする際は、漏水の予防として行うのか、経年の劣化による対策として行うのかによって行う工事が違ってきます。

まずは、防水工事を行いたい建物がどういった状況なのかを把握しておく必要があります。

防水工事が難しい場所は基本的にはありません。漏水がある場合は、まずは原因の追求をしておく必要があります。経年劣化がある建物の場合は、

漏水を防ぐためにも保証の付いている工事を行う必要があります。

 

防水工事には定期的なメンテナンスが必要

上記でも紹介しましたが、防水工事を行う際は定期的なメンテナンスが重要です。

防水工事のメンテナンスの中でも、もっとも有名なのがトップコートの塗り直しです。トップコートの中でも、フッ素トップコート・シリコントップコートのどちらかを選択すると、約10年ほどは、メンテナンスをしなくても長持ちします。「10年に一度はメンテナンスを行う」と頭に入れておくといいでしょう。

 

【まとめ】適切な防水工事で建物の強度や外観を維持しよう

いかがでしたか?防水工事は主に上記で紹介した4種類あり、目的や工事をする場所によって、適切な防水工事を選択する必要があります。

上記で紹介したものは代表的なもので、もっと細かく分類された工法もあります。

また防水工事は修理が高額になる場合が多く、業者の提案をそのまま採用してしまわないようにしましょう。

上記で紹介した、防水工事についての基本的な知識を頭に入れておくことで、適切な工事ができます。

 

外装塗装中での音や臭いからペットを守る!!

外装塗装中での臭いや音からペットをまもるには?

外装工事をする中で、においや大きな音がペットにとって大きなストレスになる可能性もあります。

なのでなるべくペットに及ぼす影響を最小限に抑えるべく、しっかりと対策をすることが大事です。

 

外装塗装をする前に、できる対策💡

・ペットがいることを必ず伝える

契約前に必ず塗装業者にペットを飼っていると伝えましょう。そのうえでどんな対策をとってくれるのか聞きましょう!

ペットに配慮した対応をしてくれる業者を選ぶことで、飼い主さんもペットもストレスを最小限に抑えて塗装を依頼することができます。

 

外装の工事中にできる対策💡

・ペットだけを残しての長時間の外出を防ぐ

工事中、見慣れない人が家を出入りしたり足場の音に反応して、鳴いたり吠えたりしてしまう可能性があります。しかし、飼い主さんがいない場合、ずっと泣き続けるのはペットもストレス

ですし、近隣にも迷惑になることも、、、

なので、塗装工事中にペットのみを残して外出するのは控えましょう。

・なるべく家から連れ出す

工事をしている昼間だけ外に連れ出すのも有効な対策です。

 

室内でペットを飼っている場合の対策💡

・換気ができるよう養生してもらう

外装塗装工事をしている間、窓やサッシには塗料がつかないように養生するため、自由に窓の開け閉めができなくなります。外装塗装中、換気をしないのは人間はもちろんペット

にとってもいい環境とは言えません。事前に、窓を開けることを想定して養生をしてもらうことが大切です!!

 

エアコンが使用できるように養生してもらう💡

真夏での外装塗装は、窓も開けられずエアコンも付けれないとなると体調管理が苦手なペットは熱中症や脱水症状を起こしてしまう可能性があります。

なので、塗装業者にあらかじめエアコンを付けたい旨を伝え、使えるようにしましょう!!

 

外でペットを飼っている場合💡

塗装現場に、ペットが近づかないようにする。誤って塗料をなめてしまったり足場に上ってしまうなど危険がたくさんあります。なので、外装塗装期間中のみ家の中で飼うというのも

有効的な対策です。また、外は職人の出入りや足場や機材の音などストレスになる外的要因は様々です。

まとめ✨

いかがでしたでしょうか??

外装塗装工事中に生じる臭いや、音で、思わぬ影響を及ぼしてしまう可能性があります。

なるべく、影響を最小限にして抑えられるようしっかり対策することが大事です。

 

朝礼の大切さ

工事現場や建築現場に朝礼は欠かせません。

工事現場のほとんどすべてで毎朝朝礼が行われています。数人規模の現場でも、作業員の数が100にん超える現場でも基本的には、その日に工事にかかわる全員が参加するものです。

しかし、1つの工事現場には、複数の工事業者が関わっていることが多く、朝礼の進め方や作法を間違えると、大勢に迷惑が掛かってしまいます。

そこで今回は工事現場における朝礼の目的や進め方、注意点について徹底解説します。

工事現場における朝礼とは??

作業員全員で行う集会を朝礼といいます。朝礼では、現場監督の挨拶やラジオ体操、注意事項の共有などその日の工事を安全かつ効率的に進めるための情報共有が主な目的です。

工事現場で朝礼をする目的

・作業員の点呼

・作業員の体調管理

工事現場での作業は危険と隣合わせです。

作業員の安全を確保するための居、安全器具や注意か㎜機などの工夫が実施されていますが、最も注意すべきなのが作業員の体調管理です。

朝礼時に作業員同士が顔を合わせることによって仲間の異変を察知できる環境を整えます

その日の作業内容の伝達

その日の作業内容を事前に共有することで、作業員が迷いなく作業に取り組むことができます。

安全性と効率性を向上させることに繋がります。

・工事スケジュールを説明

・搬入スケジュールの共有

・クレームの共有など、、

注意事項の伝達

毎日同じことを繰り返すマンネリ化し、注意力が低下します。

工事の作業は同じことの繰り返しではありませんが、同じ現場で仕事していると、危険個所でも事故が起きていないから大丈夫と油断してしまう事があります。

そこで開日朝礼を行い、同じ注意事項を同じ熱量で作業員に伝えることで毎日新鮮あ気持ちで危険個所に注意して作業に取り組めるようになります。

安全意識の向上

安全な作業環境を整えるには作業員の安全意識を常に向上させておく必要があります。朝礼看板に安全注意喚起のポスターを提示したり、労務災害ゼロを目指すと宣言したりと

各工事現場で様々な工夫が行われています。

他にも、安全器具の点検です。その工事現場で定められている、安全器具の点検を行います。

・ヘルメット

・眼鏡

・フルハーネス

・安全靴など。。

1つでもかけると安全に作業ができなかったり、元請業者に報告義務が発生したりすることもあります。必ず朝礼時にチェックして忘れているものがあれば、作業しましょう。

 

最後に

もちろん、一堂に会して行う朝礼にしかできないこともありますし、朝礼の自動化をした場合は、必ず動画を見た上でで、各自は作業内容を理解し、安全に配慮した行動を取る必要はあります。

しかし、朝礼も時代の進化に伴い、本質的な部分をしっかりと保ちつつ、より効率的に、より少ない労力で情報を共有できる手段に変化させていくことは大切だと考えます。

ぜひ朝礼の在り方について今一度考えてみてはどうでしょうか。