株式会社Y's upの建設業ブログ

夏の建設現場

夏といえば熱中症や暑さ対策が必要です。建設現場でもその対策は欠かせません。しかし、建設現場ではほかにも安全対策が必要となります。

建設業界で働く方はもちろん、工事現場周辺にお住いの方も、ぜひ参考にしていただければと思います。

夏の建設現場での危険

暑さによる熱中症や日焼け、紫外線による皮膚炎などが主な危険としてあげられます。また、暑さによる体力の低下や集中力の低下によって、作業の精度が落ちてしまう事も懸念されます。さらに

夏季には雷や台風などの火災の発生率が高まり風災や水害などの被害も考えられます。

これらの災害に対する備えが不十分な場合、安全に行うことができず、事故や火災が発生するリスクが高まります。

そのため、定期的な点検とメンテナンスを行うことが重要です。

企業としては、従業員に対する安全教育や作業環境の整備などの管理を徹底し、事故や災害の発生を未然に防止するための対策が求められています。

日焼けや熱中症に対する対策

長時間の屋外作業になる場合は、帽子や日焼け止めを生活必需品として常に持ち歩くようにしましょう。作業着は暑くても長袖、長ズボンで作業することで紫外線から肌を守ります。

炎天下の作業は体に負担がかかるため、こまめな水分補給が必要です。作業前に十分な水分補給を行い、作業中も汗が出た分を十分に補給しましょう。

また、休憩時間には日陰で休憩するように心かけることで、体温を下げることができます。

作業現場では、作業員全員が日焼けや熱中症対策を意識し、あ互いに注意を喚起しあうことが大切です。

作業員の健康管理の観点からも、上司や現場責任者は日焼けや熱中症対策に関して指示を出すことが求められます。組織全体で安全に作業ができる環境を整えましょう。

 

安全に作業するための注意点

作業員が重機や道具を使って、作業を進めるときには、安全に注意を払うことが重要です。

まず現場に入る前は必ず安全具の着用を確認しましょう。作業場で頭部保護具、安全靴、作業手袋といったものを使うことが必要です。

そこで現場内の整理整頓も必要となってきます。重機や車両を道路上に走らせる場合は、ほかの車との接触にも注意しなければなりません。

熱中症は、環境、行動、体調の3つの要因が重なることで、発症のリスクが高まります。

行動や体調の要因については、水分や塩分の補給を心掛け体の熱を冷ます衣類や熱中症グッズを取り入れるなど作業員個人でも対策しましょう。

一方で環境については会社として対策を打つことが重要です。休憩所の設置や大型扇風機、ミストなどの導入を始め、作業時間の短縮や時間帯の見直しなどで、熱中症にかかりにくい

環境を整備する必要があります。

安全管理の重要性

安全管理と重要性と効果的な実践方法

多くの若手社員や新人の方たちは、日々の安全管理作業が煩わしく感じるかもしれませんが、この安全管理がなぜ重要なのかを理解することが重要です。

安全管理の役割とその意義をいくつかに分けてご紹介します。

安全管理の本質:単なる義務超える重要性

安全管理は事故を予防し作業員の安全を守るための基本となります。しかし、それは単にやらなければならないこと以上の意味を持ちます。

安全管理の主要な目的は、以下の5つです。

1.現場の安全確保

最も基本的な目的です。事故の予防はもちろんの事、作業員の安全と健康を守るために不可欠です。

安全装置の設置や、適切な教育、手順の徹底は現場での安全を確保するために重要です。

2.記録による保護

万が一の事故発生時、正しく管理された記録は会社を守る大きな証拠となります。これにより

事故の原因が外部要因にある場合、会社を不当な責任から守ることができます。

3.生産性の向上

事故による作業中断を防ぎ、現場のスムーズな運営を保証します。安全管理の徹底により、作業員のパフォーマンスが落ちることなく効率的な作業が可能となります。

4.社会的信頼の獲得

安全管理は会社の信頼と評判を高めます。

安全への取り組みを外部にアピールすることで、会社のイメージ向上に

繋がり、結果として新たなビジネスチャンスを生み出すこともあります。

5.コスト軽減

安全管理は長期的な視線で見ると、事故による追加コストの回避に繋がります、事故が起こると莫大な

コストが発生するため、事故を未然に防ぐことは経済的にも重要です。

安全管理の効果的な実践方法

定期的な安全教育の実施

安全管理の成功は教育から始まります。新人はもちろんの事、経験豊かな職員も含め、定期的な安全教育を実施することが重要です。

これにより、作業員は安全な作業法や緊急時の対応プロトコルを理解し、常に最新の安全基準に準拠することができます。

現場の安全チェック

毎日の作業開始前に現場の安全チェックを行うことは、リスクを早期的に特定し、それらに対処するのに不可欠です。

このプロセスには、設備のチェック、危険な作業環境の特定、安全装置の点検が含まれています。

適切な記録の保持

日報、ミーティングの記録、作業指示書など適切な文書管理は、万が一の事故が発生した場合に、事故の分析や責任の所在を明確にするための重要な資料となります。

社内外への安全アピール

安全管理の取り組みを社内外にアピールすることで、企業の信頼性と評判が高まります。安全に対する積極的な姿勢は、新しいビジネス機会を創出し、

顧客やパートナーからの信頼を得る助けと足ります。

 

建設現場における労災事故を防ぐ方法

定期的な危機の点検

危機の故障や、誤作動などによる事故の防止に繋がります。

始業前後や、事前災害発生後など、定期的に現場の点検を行うようにしましょう。

上下・高所作業時の安全対策

上下作業のある建設現場ではモノの落下事故が発生する恐れがあります。

上下作業はできるだけ避けることが重要ですが、避けられないときは落下防止のネットを設けたり、作業員同士で声を掛け合ったり作業環境の

安全を確保しましょう。

危険予知訓練の実施

作業前には作業中にどのような事故が起こり得るのかを想定し、対策を検討する危険予知訓練にも取り組みましょう。

作業中のリスクを想定することで、危険を回避しやすくなります。

 

天候に応じた対策

屋外作業が多い建設現場においては、天候や季節に応じた対策が必須です。例えば、雨天時は足元が滑りやすいため、転倒リスクが高まります。

現場や、資材置き場の立地によっては、浸水による影響が出ることも考えられます。

強風の日は、現場に設置しているシートやコーンなどが吹き飛ばされる恐れもあります。

作業員はもちろん、近隣住民への被害を回避するため天候には日ごろから気を配り早い段階で対処しましょう。

 

作業員の体調管理

作業員に体調管理を義務付けるだけでなく、体調を把握するための管理体制や体調不良を報告しやすい体制を整えましょう。

 

まとめ

安全管理は最優先事項であり、安全な環境の確保は、工期内に安全に工事を完了する事だけでなく、作業員が安心して、やりがいをもって働き続けることが

できる職場環境の実現にもつながるでしょう。

 

 

外装塗装の役割とは?

外装塗装の役割とは??

その効果と外壁塗装をやらないリスク💡

 

外壁塗装は住まいを守るメンテナンス工事

外壁塗装と聞くと、外壁に色を塗る見た目を変えるだけの工事と思われる方もいるかもしれません。しかし、外壁塗装は、見た目の改善だけでなく外壁や屋根の機能を改善し、快適な住空間を

維持するという住まいにとって大切なメンテナンス工事でもあるのです。そんな外装塗装には大きく分けて4つの役割があります。

・美観の保持・耐久性の向上・断熱、遮熱性の向上・防汚性の向上

 

・美観性の保持

外装塗装を行うことで、新築の時のような美しい外観に蘇ります!また従来の外壁色と異なる色合いに変更した場合、今までとは違った

雰囲気にリフォームすることも可能です。

・耐久性の向上

塗料が壁面を保護し、外壁の耐久性を向上させてくれます。これにより、外壁だけでなく建物自体の寿命を延ばしてくれます。

・断熱、遮熱性の向上

塗料の中には断熱、遮熱の機能を持つものがあります。断熱、遮熱効果のある塗料を使用すると、室内の温度上昇、低下を軽減させることができます。冷暖房の効果が高まり、電気代の

節約や省エネにつながります。

・防汚性の向上

多くの塗料には、防汚性を向上させる機能があります。これにより、外壁が汚れにくくなり、美しい壁面を長くお楽しみいただくことができます。

 

外壁塗装は本当に必要か?

築10年以上経っている、なんとなく汚れが目立つような気がする、だけど、まだ大丈夫だろう。と外壁塗装を先延ばしにされている方はいらっしゃいませんか?

そもそも外壁塗装は必要ないと考えている方もいますよね。

外壁塗装は不要な時期にむやみに行うものではありません。必ず塗装をするべき時期がやってきます。その時に放置してしまうと、雨漏りが始まり、ひいては立てもの自体の強度が低下し、

取り返しのつかないことになりかねません。そのような事になってはお住いの価値全体も下がってしまいます。外壁や屋根は適切な時期に塗装することが大切なのです。

 

外装塗装をやらないリスク

ではもし外装塗装をやらないとどうなるのでしょう。

・建物の劣化が進む

建物は日々、紫外線や雨風など厳しい外的環境にさらされています。また、台風や地震などの予期できない自然現象によって、想像以上にダメージを受ける場合もあります。

私たちが家の中で快適に暮らせるのは、外装や屋根が守ってくれているからなりません。

洋服や、日用品も長く使えばくたびれたり、汚れたりします。

同じように外壁や、屋根も劣化が進行していき、汚れやひびなどが目立つようになります。

主な劣化の症状

・変色、退色・チョーキング現象、白亜化・コケ、カビ、藻の繁殖・塗膜のはがれ、膨れ・ひび割れ・錆の発生

 

・雨漏りが起きる

建物の劣化が進むと様々な不具合が起こります。その中でも、最もご相談いただくことが多い不具合が雨漏りです。

家の中まで雨が浸透してきますから、屋根だけでなく外壁が原因の場合もあります。

雨漏りといえば屋根が原因のイメージがあると思いますが、屋根だけでなく外壁が原因の場合もあります。下記に主な雨漏りの原因をまとめました。

発生箇所 主な原因
屋根 屋根材の経年劣化、板金の劣化
外壁 外壁のひび割れ(クラック)、コーキングの劣化
ベランダ 表面の防水層の劣化、排水溝の劣化・詰まり
サッシの隙間の劣化
雨樋 破損、詰まり

 

実は雨漏りの原因を特定するのはプロでも非常に難しいケースがあります。雨が侵入している箇所と家の中で雨漏りが起きている場所が同じとは限りませんし、複数の要因が絡んでいる場合には原因を突き止めるのはさらに困難になります。

もしも原因が複数あった場合には、何度も調査・補修をしなければならない可能性もあります。
補修には費用がかかりますし、回数が増えれば金額も増えていきます。雨漏りが起きる前に塗装で外壁材や屋根材のメンテナンスをしておく方が、結果的にはかかる費用を抑えることができるのです。

塗装ではなく大規模工事を行う必要がでてくる

劣化が進み、雨漏りも放置し続けた場合、家のあらゆるところに影響が出てきます。

木材への影響

家の内部に水分が侵入し、木材が腐ってしまいます。耐震性が著しく低下し、ひどい場合は建物が倒壊する危険性があります。

金属への影響

金属も水分に触れると腐食し、サビが発生します。鉄筋コンクリートの内部が錆びると、家の強度が低下して危険です。

電気設備への影響

漏電とは、目的の電気回路以外に電気が流れてしまうことです。通常、電気配線には電気が漏れないように絶縁処理が施されていますが、雨漏りによって絶縁体と電気配線の隙間に水が入り込むと、漏電が起こる可能性があります。漏電すると人体への感電などの大きな事故につながる恐れがあり、大変危険です。
雨の日に度々停電する場合は、漏電しているかもしれません。早急に電気保安協会などに相談しましょう。

健康への影響

家に雨水が侵入すると、建物内部の湿度が高い状態となります。カビが発生しやすい環境になりますので、アレルギー反応が起きることがあります。

シロアリなどの有害生物の発生

雨漏りによる湿気で、シロアリやダニなどの有害生物が繁殖しやすくなります。特にシロアリが発生してしまった場合、駆除やリフォーム費用で高額な費用が掛かってしまいます。

このような事態に陥ると、もう外壁塗装では解決できません。

屋根の葺き替え工事やサイディングの張り替え工事などで対応することになり、外壁塗装よりも費用がかさみます。つまり、長期的な視点で見ると、定期的に外壁塗装をする方がかかる費用が少なくすむといえます。
なにより、ボロボロの家よりキレイな家に住む方が快適に暮らせますよね。

 

季節ごとの塗り替えメリット・デメリット

季節

さて、「築10年を過ぎている」「外壁の劣化症状がみられる」などの理由で外壁塗装を実施することを決めました。ですが、いざ塗装工事を始めるとしたらどの季節がいいのか、気になりますよね。
外壁塗装ができる環境は、使用する塗料によって異なります。各塗料メーカーの一般的な推奨基準は以下のとおりです。

気温:5℃以上
湿度:85%以下

つまり、積雪地域や寒冷地域を除けば、一年中施工することが可能です。
ただし、雨の日は施工できません。季節ごとにメリット・デメリットがありますので、工期や工事中の過ごしやすさなど、優先したい項目を決めて、ご自身にあった工事時期を選択しましょう。

季節ごとの塗り替えメリット・デメリット
季節 メリット デメリット
  • 気温や湿度が安定しており、塗料も乾きやすい
  • 砂埃や黄砂などのゴミが付着することがある
  • 塗装業者が繁忙期に入るため、工事日程が希望通りにいかないことがある
梅雨
  • 適切な湿度を守れば、問題なく工事を進めることができる
  • 雨が多いため工期が延びる
  • 塗料の乾きが早いため、予定通りに工事が進む
  • 窓を開けることができない
  • 日中は屋根が暑くて登れないので、朝早い時間や夕方に工事が行われる
  • 湿度が低く、塗料が乾きやすい
  • 台風が多く工期が延びる可能性がある
  • 窓を閉め切っていても問題なく過ごせる
  • 気温が5℃以下になると施工ができなくなる
  • 塗料の乾燥に時間がかかる

 

外壁の種類と塗り替え時期

外壁の種類と塗り替えの時期の目安

外壁塗装を依頼する上でまず確認したいのが、自宅の外壁の種類。種類によって塗装の時期や工法などが異なってきます。もしも外壁の素材がわからない場合は、塗装業者に確認してみましょう。

窯業系サイディング

窯業系サイディング

塗替え時期

7~10年

耐用年数目安

40年

外壁に設置するために開発された塗装パネルをサイディングと言います。窯業系サイディングは軽量で工期も短く済み、大量生産が可能なことから、近年に建てられた一戸建ての外壁に多く利用されています。窯業系サイディングは、セメントや繊維質を主な原料として高熱で焼き上げて製造されます。
表面の塗装で防水性を保っているため、メンテナンス頻度を下げてしまうと塗料の切れ目からサイディング自体に水分が浸み込み、深刻なダメージを与えかねません。
またサイディングを貼り合わせた際に生じる目地も、コーキングと呼ばれる充填剤で防水性を保っていますが、経年とともに劣化していくいため、定期的なメンテナンスが欠かせません。
コーキングの耐用年数は5~10年。ヒビや剥がれが補修の時期のサインになります。
窯業系サイディングは表面の塗装とコーキングの同時実施がおすすめです。
またサイディング自体の耐久性は40年程度。サイディングに大規模なヒビやカビ、剥がれが見られる場合は、張替えがおススメの場合もあります。
金属系サイディング

金属系サイディング

塗替え時期

10~15年

耐用年数目安

40年

金属系サイディングとは、アルミニウムやステンレス、ガルバリウムなどの金属を原料とするサイディング材。
窯業系サイディングよりヒビやカビなどに強いのが特徴です。金属由来の光沢の美しさに加え、断熱性にも優れており、新築では窯業系サイディングの次に人気の外壁材です。
ただしサビが発生しやすく、窯業系のサイディング同様、塗装でのメンテナンスは必要不可欠です。
塗り替え時期は10年からと他のサイディング材と比べて比較的長く、メンテナンス頻度は少なめです。
木質系サイディング

木質系サイディング

塗替え時期

8~12年

耐用年数目安

40年

木質系サイディングは天然木の表面に塗料を塗り付けて作られたサイディング材です
。窯業系サイディングにも木目のデザインの物がありますが、木質系は素材もすべて木でできているのが特徴です。
天然木を使っているため、湿気や日光による劣化などを防ぐための塗装が欠かせません。耐用年数は40年と他のサイディング材と遜色ありませんが、塗り替え頻度は短い部類に入ります。
樹脂系サイディング

樹脂系サイディング

塗替え時期

10~20年

耐用年数目安

40年

塩化ビニル樹脂を主な原料にして作られた樹脂系サイディングはアメリカを中心に普及している素材です。
外構の水道パイプ等でも使われる強度の高い樹脂材ですので、耐久性、耐水性、断熱性に優れており、また素材自体に着色を施しているため、傷などによる色落ちが少ないのも特長です。
また、コーキングを必要とせずに施工できるため、塗装のみの補修で済むメリットもあります。樹脂系サイディングは日光に含まれる紫外線が劣化を引き起こすため、UV対策が施されている塗料で塗装を行います。
ALCボード

ALCボード

塗替え時期

8~10年

耐用年数目安

60年

ALCボードはコンクリートに小さな気泡を多数含めることで軽量化した舗装材です
。コンクリートのもつ、耐久性・耐火性などに優れた素材で、サイディング材の中でも耐用年数が長いのが特長です。
表面には凹凸の模様など意匠性を持たせたもの、フラットなデザインに仕上げたものなどがあります。このALCボードは工法上、小さな気泡が表面にも発生します。
塗装が薄いと、この気泡から水分が素材に入り込んでしまい、ボード内の鉄骨を腐食させ劣化を早める原因になります。
モルタル

モルタル

塗替え時期

8~10年

耐用年数目安

30年

モルタルとは、石灰を主成分としたセメントに砂や水などを混ぜてつくる素材です。高度経済成長期の日本の戸建て住宅のほとんどはこのモルタル外壁によってつくられました。
現在でも、サイディング材や木材など、他の素材と組み合わせることで住宅の外壁に利用されるケースがありますが、モルタルだけの外壁塗装は圧倒的に少なくなっています。
これはサイディング材の普及により、工期や技術力が必要なモルタル壁が敬遠され、左官の技術者の高齢化なども相まって減少傾向に繋がっているからです。
モルタル自体は、高い耐久性、耐火性を持ち合わせているため、住宅の外壁として申し分のない素材です。
またサイディング材のようにつなぎ目がないため、コーキングのメンテナンスも不要です。しかし経年とともにひび割れが発生することがあり、このひび(クラック)から雨漏りや浸水の悪影響が出てしまいます。モルタル外壁の塗装の場合は、この補修メンテナンスが欠かせません。塗り替え時期は8~10年と他のサイディング材と比べても一般的な間隔です。
タイル

タイル

塗替え時期

なし

耐用年数目安

40年

タイルは陶磁のものや石材のものが外装材として使用されます。これらは天然由来の素材で、雨の浸水も少なく耐熱性にも優れているため、外壁塗装の必要はありません。
ただし、目地に使用されているモルタルにはカビが発生する恐れがあるため、洗浄などのメンテナンスは必要になります。
壁の一部にタイルが使用されている場合、外壁塗装時には塗料が付着しないよう養生します。
木造

木造

塗替え時期

なし

壁材として木材が使用されている場合、原則として塗り替えは必要ありません。木造の建物は木材の吸湿性などをうまく利用して建てられており、他の壁材のようにコーティングする必要性が薄いこと、外壁に傷みが生じた場合は、木材ごと交換してしまうことなどが理由です。
もちろん木材への塗装が不可能なわけではなく、天然樹脂塗料やウレタン樹脂塗料など使用して木材を保護することもできます。しかし木材は吸湿性や伸縮性などの理由から塗料の接着が他の外壁材と比べ低く、塗り替え頻度は高くなってしまいます。
また木材ならではの塗料として、素材の内側に染み込んで保護する浸透タイプの塗料も利用可能ですが、こちらも他の壁材の塗装ほど長期にわたる効果は出にくく、継続して効果を得るためには3年~5年周期での塗り替えが必要になります。木造の建物もメンテナンスは必要ですが、塗装による保護は一般的ではありません。
トタン

トタン

塗替え時期

5~6年

耐用年数目安

15年

トタンは表面を亜鉛でメッキした鋼板のことで、広義には金属系サイディングの一種といってもいいでしょう。住宅などの屋根材、壁材として明治から昭和にかけて幅広く利用されましたが、高耐久の新しいサイディング材の普及とともに、住宅での利用はごくわずかとなりました。塗り替え期間は短く、長くても6年程度
。トタン壁の場合は外壁リフォームも視野に、塗装を行う方が良いでしょう。

 

屋上・ベランダ防水工事が大切な理由

防水工事はなんだか難しそう・・・

ですが、実はとても身近なところで防水工事がされており、劣化したまま放っておくと雨漏りを引き起こすリスクがあります。

大事な建物を長くご使用いただくためには、定期的な防止工事が欠かせません。

そこで本記事では、なぜ防水工事が

大切なのか理由を解説します。

 

防水工事をする目的

防水工事をされているところは、屋上やベランダ、バルコニー、パラペットなどです。

これらは、共通して雨ざらしになるところですよね。つまり防水工事をする目的は、雨漏りを防ぐためです。

 

雨漏りをするとどんな症状が出る?

雨漏りをすると、天井や壁から水が滲みでてくる・・・

そんなイメージがあります。もちろん、水が部屋に流れてくるだけでもとても大変なのですが、ここまで流れてきた水は、柱など建物の内部を通ってきてるため、

大事な構造体を濡らしてしまっている状態です。

木造の様に柱や梁などの構造体に機材が使われている建物は、水に濡れると腐食を起こして強度が著しく低下する危険性があります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

少しでもおかしいと思ったら雨漏り調査を!!

・水が垂れる音がする

・壁に水が染みた跡がある

・妙にこの部屋だけ臭い

このようなちょっとした異変を感じましたらそのまま放置せず専門業者に雨漏りしてないか調査してもらうことをおススメします。

 

定期的に防水のメンテナンスをすることで雨漏りを防げる!

冒頭でもお伝えしたように、ベランダやバルコニー、屋上、パラッペトは防水がされており、雨漏りを防ぐ重要なものとなっております。

当然、防水が劣化していれば水が内部に染みやすくなってしまうため、そのまま放置するのは厳禁です。

・屋上

・外壁

・窓

・ベランダ、バルコニー、パラッペト

上記4か所は雨漏りが起きやすいところといわれております。

住宅は一般的にfrp防水やウレタン防水が採用されている

防水はいろいろな工法がありますが、住宅の場合はこちらの2つの方法が一般的です。

・FRP防水

・ウレタン防水

この2つの工法について具体的に説明します。

 

・工期が短くて強度・軽量性に優れるFRP防水

FRP防水は繊維強化プラスチックの事で、不飽和ポリエステル樹脂にガラスマットを組み合わせた防水工法です。

・柔軟性に優れるウレタン防水

ウレタン樹脂を塗布して防水層を作る工法です。伸縮性のある塗膜を形成して様々な下地、施工形状に適用できます。

防水工法は、状態や施工条件に合わせて適切な工法を採用することが大事です。

 

防水工事が大切な理由は雨漏りを防ぎ、建物を守るため

屋上やベランダなどに施工されている防水はずっと保つものではありません。

ある程度、年数が経過すれば劣化が現れてきますので、適切なタイミングで防水のメンテナンスを行うことが大事です。

定期的な防水のメンテナンスは雨漏りをう防いで建物の老朽化を守ります。5~10年が防水のメンテナンス時期となりますのでこれくらいの

年数立っていましたら、ぜひご連絡お待ちしております。

内装工事について

内装工事ってどんな仕事内容がある?内装工の平均年収や魅力について紹介

人親方として内装工事を専門に行っている方も多くいらっしゃるでしょう。内装工事と言っても、さまざまな作業があります。しかし、それら全ての作業をこなせるという一人親方の方も少ないのではないでしょうか。

この記事では、内装工の仕事内容、内装工の平均年収、内装工の魅力について、ご紹介します。ぜひ、この記事を参考に一人親方として、

レベルアップするための情報収集をしてみてください。

内装工の仕事内容

内装業とは、内装に関する仕事の総称であり、細かく見るとさまざまな作業があります。ここでは内装業で発生する主な作業として8つの作業をご紹介します。

  • 軽鉄工事
  • ボード工事
  • クロス工事
  • 塗装工事
  • 左官工事
  • 床仕上げ工事
  • 木製建具工事
  • 家具工事

もし、経験したことがない作業があれば、ぜひ参考にしてみてください。

軽鉄工事

軽鉄工事とは、建物の壁や天井などの骨組みを、軽量鉄骨を使ってつくる工事のことです。軽鉄工事には、厚み0.5mm程の薄い鉄板が材料として使用されます。

軽量鉄骨は、火災に強い・耐久性が高いなどのメリットがあり、一般住宅でも木材ではなく、鉄製の材料を使用することが増えています。

ボードを張る壁をつくる際は必要となる工事のため、需要は高いといえるでしょう。

ボード工事

ボード工事は、クロス工事や塗装工事などの前に行う工事であり、壁や天井などの下地にボードを張ります。

ボードには以下のような種類があります。

  • 石膏ボード
  • 強化石膏ボード
  • 耐水ボード
  • 防音ボード
  • 防湿ボード

それぞれのボードを、つくりたい部屋に合わせて選択し、工事を行います。

ボードを張るメリットとしては、火災が発生した際に、火災の広がりを最小限に抑えられ、避難経路を確保できる点が挙げられます。

内装工事では欠かせない工程のため、需要が高いといえるでしょう。

クロス工事

クロス工事ではボード工事で張り付けた下地の上に壁紙を貼ります。ボード工事では下地を張り付けたときに、

つなぎ目が現れてしまうので専用のパテで平らにする必要があります。

作業には高度な技術が必要となるため、内装業のなかでも技術の差が現れやすい作業といえるでしょう。

技術力が評価されることで、より多くの仕事を獲得でき、収入を上げられるでしょう。

塗装工事

塗装工事では、壁や天井など部屋の内部に塗装を施していきます。

壁や天井に用いられている材質は、状況によって異なるため、材質によって塗装する材料を選定する必要があります。

塗装は刷毛やローラーを使用しますが、塗装の作業は難しく、さまざまな知識や熟練した技術が必要です。

完成度が職人によって違うため、技術力があれば依頼を受けやすくなるでしょう。

左官工事

左官工事とは、専用のコテを使用して、モルタルなどの壁土の材料を水で練り、下地の上に塗り付けていく工事です。

下地の上に塗り付けていく以外にも、ペンキやタイルの下地塗、土間打ちや階段の仕上げなどさまざまな場所で行います。

内装工事では欠かせない作業が多いため、需要の高い作業といえます。

床仕上げ工事

床仕上げ工事とは、建築物内の床に、フローリングやクッションフロア・カーペットなどをはめ込み、床面を仕上げていく工事です。

床材の高さ調節や空気の通り道などを考えてはめ込む必要があり、高度な知識と技術が必要となります。

仕上がりの差が出やすいため、技術力があることで継続して依頼を受けやすくなるでしょう。

木製建具工事

木製建具工事は、新築住宅において、内装工事がすべて終わった後の仕上げ工事として行われます。

ドアやふすま、障子などをつくる仕事であり、近年デザイン性を求めるユーザーが増加傾向にあることから、

デザイン性にこだわるユーザーの期待に応えるための重要な役割を担っています。

家具工事

家具工事は、建築物に家具を備え付けたり、家具の材料を現場で加工・組み立てて備え付ける工事です。近年、デザイン性にこだわるユーザーが多いため、

職人のセンスや技術が必要となる重要な作業となっています。

家具は日常で使用するものであることから、家具工事はユーザーから直接技術力を認めてもらえるチャンスです。

技術力を身に付けも変わるということも念頭に置いて、仕事を獲得できるようにしましょう。

内装工の魅力

内装工事のさまざまな作業と平均年収について紹介しましたが、内装工の魅力も紹介していきます。ここでは、2つの魅力について、ご紹介します。

  • 環境面の負担が少ない
  • 長く勤められる

内装業で独立を検討している方は、参考にしてみてください。

長く勤められる

内装工は専門職であるため、経験を積むことで技術を身に付けられ、長く勤められます。さまざまな現場で、内装工事が行われていますし、その工事の作業内容は多岐に渡ります。内装工事を何度も経験していくにつれて、作業をスムーズに進めることができるようになるでしょう。

また、上述した通り、内装工事には多くの作業内容があります。最初はクロス工事を専門に行っていても、現場によっては他の工事を行うこともあるでしょう。

そうすれば、ご自身のスキルも幅も広げることができ、案件を受けられる幅もどんどん広がっていきます。「手に職をつける」という言葉を体現している職業が、内装工なのです。

さらに、一人親方として独立していれば定年がないため、体力が続く限り仕事を続けられます。内装技能士などの資格を取得すると継続的に仕事を受注できるようになり、新しい仕事にもチャレンジできるでしょう。仕事を継続的に受注できるとより長く勤められることとなるため、資格を取得して、信用を得ることも大切です。

環境面の負担が少ない

内装工は屋内での作業がメインとなるため、夏の暑さや寒さなどの影響を多少受けるものの、他の業種に比べて労働環境による身体への負担は少ないです。

雨や風などの天候に左右されることがないため、工期が伸びる心配もありません。工期が安定していることにより、継続的に仕事を獲得できるでしょう。

内装工に向いている人

最後にご紹介するのは内装工に向いている人です。以下の項目に沿ってご紹介します。

  • 手先が器用な人
  • インテリアやデザインを考えるのが好きな人
  • チームワークやコミュニケーション能力を重視して仕事を進める人

それでは順にご紹介します。

手先が器用な人

内装工の仕事は、ほぼすべて手作業で行います。内装をきれいに仕上げるべく、細かい作業も多いため、細かい作業が苦にならず手先を器用に扱える人が向いています。細かい作業を繰り返し正確に行えるだけの忍耐力も必要となるでしょう。

インテリアやデザインを考えるのが好きな人

内装工の作業で使用する材料は多種多様であり、設置する場所や目的・空間などに合わせて材料を選びます。仕上がりの完成度を高めるために、

インテリアやデザインのアイディアが豊富で、自分自身で考えることが好きな人が適しています。

チームワークやコミュニケーション能力を重視して仕事を進める人

内装作業の現場では、複数人でチームを組んで作業を進めます。チームで協力して作業を効率的に進めるためには、円滑なコミュニケーションが欠かせません。メンバー同士で協力するチームワークや、作業中に意思疎通を図るためのコミュニケーション能力が必要です。

内装工はイベント業界でも求められている!

内装工は仕事の繊細さや技術力の高さが評価され、建設業以外にも活躍の場を広げています。コロナ禍が明け、イベント業界では今まで開催を控えていたイベントも、再開してきています。

今後どんどんと大きなイベントも開かれていくことでしょう。

今回はイベント業界について以下の内容に沿ってご紹介します。

  • イベント業界とは
  • イベント業界で仕事を獲るなら職人BASEに登録しよう

内装工が建設業以外の仕事を得るために有益な情報となるでしょう。それでは順に紹介していきます。

イベント業界とは?

イベント業界とは、総合管理(元請)となる広告代理店や総合制作会社に加え、演出、会場設営、音響、照明、映像などの「制作」や、進行運営、警備、清掃などの「運営」に関わる専門技術会社など広範囲にわたります。

これらの作業は、内装工も行うことができるものが多く、イベント業界の会場設営や、音響や照明、映像などの仕事で、活躍できます。

まとめ|内装工事の仕事は多岐に渡るのでスキルを高めて案件を受注しよう

内装工事にはさまざまな作業がありますが、どの作業も欠かせないものです。そのため、将来性もあると予想されるため、今後も継続的に仕事を行えるでしょう。

内装工の魅力としては、長く勤められること、環境面での負担が少ないことが挙げられます。

また、内装工に向いている人としては、手先が器用な人やインテリアやデザインが好きな人、コミュニケーションを重視できる人です。内装工は今後、会場設営などで、イベント業界での活躍も見込まれるため、将来性があるといえます。

熱中症対策は万全ですか?

工事現場において大雨は滴ですよね。日々の工程の不安から解放されます。

 

しかし梅雨明けということは、夏本番ということです。建設業では例年、熱中症が多発しており死亡に至るケースもあります。

建設業では昨年、令和4年度に172件の熱中症が発生しております。いくつかの事例で、熱中症予防のための労働衛生教育を行っておらず、発症時、緊急の処置が適切に

なされていませんでした。

熱中症は、いつ、どこでも、誰でもなりかねません。熱中症になりかねない時期があります。

・5月の暑い日・梅雨の晴れ間・梅雨明け・お盆明け

特になりやすい時期です。9月も暑さが厳しい日がありますから、年間を通して5か月は注意が必要ということです。

 

日常的な体つくり

・水分をこまめにとる

のどが渇いていなくてもこまめにとることを習慣づける。

・塩分を程よくとる

過度にとる必要はないですが、毎日の食事を通して程よく塩分を取り、大量にあせをかくときは塩飴や塩タブレットなど摂取しやすいものでとると

楽です。

・十分な睡眠

寝不足は現場作業をするものにとって大敵です。

睡眠の質もとても大事で、エアコンや扇風機を使って快適な睡眠環境を整えましょう。

・前日のアルコール

二日酔いは熱中症を発症しやすくなります。アルコールは非常に利尿作用があり、翌朝脱水状態になっている可能性があります。

 

作業環境を改善する

送風装置を導入して作業環境を改善すると、熱中症の発生リスクを抑えられます

例えば、大型扇風機などの送風装置を導入すれば、作業現場に涼しい風を送れるため、作業員が快適に作業できるようになるでしょう

。足元に遮光ネットを設置して、地面からの照り返しを防ぐのもおすすめの対策です。

導入費用は発生しますが、屋外用のスポットクーラーを導入するのもよいでしょう。屋外用スポットクーラーは、「移動式エアコン」とも呼ばれる設備です。

室外機不要で涼しい風を送れるため、風のない日や風通しが悪い現場の熱中症対策になります。

他にも以下のような改善策もおすすめです。

  • ・ドライミストの設置
  • ・テントや簡易的な日よけを設置して日陰をつくる
  • ・散水

ファン付き作業服や熱中症対策グッズを活用する

ファン付き作業服とは、作業服の腰のあたりに取り付けられたファンが取り付けられた作業服のこと。

ファンを回して、作業服の内側に空気の流れを発生させることで、衣服内の空調をコントロールします。

エアコンのように冷風を送り込む機能はありませんが、気化熱を利用して体温を下げてくれるため、それまでの作業服にはない涼しさを感じられるでしょう。

冷感機能のあるアームカバーやアンダーウェアを導入するのも効果的です。

最近は、コンプレッションウェアに冷感機能や吸汗速乾機能を内蔵した製品も増えています。

コンプレッションウェアは、伸縮性の高い生地によって着用者の体の動きをサポートしてくれるインナーウェア。快適性と安全性を両立できるでしょう。

 

休憩時間の設定を見直す

休憩を取るタイミングや休憩時間を見直す方法も効果的です。

休憩時間には体の疲労を取る効果があるほか、水分・塩分の補給時間にもあてられます

例えば、「午前中に1回の休憩を設定している」という現場なら、休憩回数を2回に増やしたり、1時間ごとに休憩を設けたりして、作業員が休める機会を増やすのがよいでしょう。

休憩回数を増やせない場合は、休憩時間の延長を検討してみてください。

15分休憩を30分休憩に延長すれば、熱中症の発生リスクを抑えられるでしょう。

また、日照りが厳しい時間帯は作業強度を落としたり、作業員の体調チェックの回数を増やしたりする方法も効果的です。

気象予報などを参考に臨機応変に対応できるとよいでしょう。

 

現場で熱中症が発生したときの対策

もしも土木現場で以下のような症状がみられる従業員が発生したら、熱中症の可能性があります。

  • ・立ちくらみ
  • ・吐き気
  • ・筋肉の硬直(こむら返り)
  • ・脱力
  • ・まっすぐ歩けないなど

熱中症の可能性がある場合は、以下のような応急処置を行いましょう。

  • ・涼しい場所へうつす
  • ・衣服を脱がせて体内の熱を外に出す
  • ・氷嚢で首やわきの下、太ももの付け根を冷やす
  • ・経口補水液やスポーツドリンクで水分・塩分を補給する

万が一、「意識がない」「呼びかけへの返答がおかしい」といった症状があれば、すぐに救急車を要請してください。

従業員の体調が回復して、自力で水分を取れるようになっても、念のため医療機関の受診を勧めましょう。

現場で実施したい「熱中症の予防対策」

土木現場で実施したい熱中症の予防対策は以下の3点です。

  • ・作業中の巡視を行う
  • ・熱中症に関する研修を実施する
  • ・チェックシートを活用する

それぞれ解説します。

 

作業中の巡視を行う

気象予報などを参考に、気温や湿度が高い日、日照りが強い日など熱中症が発生しやすい日を確認して巡視を行いましょう。

巡視を行うと、作業現場をその目で確認できるため、安全性を客観的に判断できます

夏の土木現場では、高い気温や直射日光などの影響により、現場の作業員は消耗しています。「体調の変化に自分で気づけない」というケースは発生するかもしれません。

そこで、現場の責任者が作業員に声をかけたり様子を確認したりすることで、事故が発生する前に現場の安全を守ることができるのです。

巡回車両を利用して複数の現場を回る場合は、車両に経口補水液や塩分補給キャンディを搭載しておけば、巡視の際に物資の補給も完了できます

 

熱中症に関する研修を実施する

作業員自らが熱中症予防に取り組むようになると、熱中症の発生リスクが大きく低下するでしょう。

注意喚起のチラシやポスターを作業員の目に留まるところに設置したり、熱中症に関する研修会を開催したりする方法が効果的です。

研修会には、作業員同士の連携を高める効果もあります。研修を受けた作業員同士で声をかけ合うようになったり、研修を受けた作業員が別の作業員へ注意喚起したりといった効果を期待できるでしょう。

チェックシートを活用する

チェックシートを作成して従業員自らにチェックしてもらうと熱中症の予防対策になります。

「目まいや立ちくらみがある」「吐き気がする」といった項目を設けたチェックシートを用意して、作業員に配布しましょう。

作業員自らが自分の体調をチェックすることで、現在の体調を客観的に把握できます。

「チェック項目にあてはまる場合、すぐに所属長にその旨申し出ること」などと注意書きを記載しておけば、体調不良者が発生する前に対処できるでしょう。

作業員の人数が多く、確認業務が煩雑になる場合でも、あらかじめチェックシートを記入してもらい巡視の際にまとめてシートを確認すれば、業務を効率化できます

 

現場の熱中症対策を万全にして安全な業務遂行を

熱中症は、体温調整機能が正常に機能しなくなり、体内に熱がこもった状態。

頭痛や吐き気、筋肉の硬直などを引き起こし、状態が改善されない場合は命の危険にもなるおそろしい症状です。

気温や湿度、日光といった環境の影響を受ける土木現場だからこそ、本記事でご紹介した熱中症対策を参考にしていただき、作業員の安全を確保して安全に業務を遂行してください。

外装塗装の事前準備

 

外壁の塗装面積・形状・立地場所によっても異なりますが、外壁塗装にはおおむね2週間前後の期間が必要です。

天候も加味します。その間家で暮らすことはできますが、事前にお客様のほうで出来る準備はやっておきたいですよね。そこで外壁塗装を行う前にやっておきたい準備と、

各工程ごとについて簡単にお話します。

◼ 外壁塗装前にやっておきたい準備

まずは外壁塗装前にやっておきたい準備について。塗装期間中にご家族の方が暮らしやすいようにするための準備はもちろん、各業者とのやりとりを円滑・スムーズにするためやトラブルを事前に防ぐためといった目的の準備になります。

 

・外壁の近くにある物を片付ける

外壁塗装をする際、外壁の近くに物がたくさんあると仮設足場作業や各工程職人の邪魔になってしまいます。

仮設足場を組む工程を想像してもらうと分かりやすいかもしれませんが、外壁から50㎝~1m以内に組み立てることが多いため、外壁の近くに物があると作業員が移動させるのに手間がかかってしまいます

。移動作業に手間がかかって塗装期間が伸びてしまうと工事時間にも影響が出てしまうため、事前に物を移動・片付けておくことで、

よりスムーズになると思います。ほとんどの家の場合、仮設足場組は1日以内で終わりますが、物が極端に多いと、日をまたいでの作業になるので、2日頂くこともまれにあります。

そうなると費用もかさみますのでもったいないお話です。

 

・車の移動場所を用意しておく

外壁の近くに自家用車を駐車している場合、仮設足場を組むときの邪魔になったり使用した塗料が付着してしまったりすることがあるため移動場所を用意しておく必要があります。

外壁から少し離れたところにカーポートがある場合は、塗料の付着を防げるようなカバーをかけるだけで飛散を防止することもあります。

塗装業者によって養生対応が異なるため、塗装期間に入る前に車の移動について業者に聞いて確認しておくと良いでしょう。

また立地条件によっては使用材料を置かさせていただいたり、工事車両を止めさせていただくケースもあります。

 

・ご近所様へのご挨拶

外壁塗装の期間中は、塗料の臭いが広がってしまったり工具を使った時の騒音がしたりすることも。

高圧洗浄に際して水が近くの家にかかってしまったり、塗料が飛んだりといったことも考えられます。

そのため塗装工事を行う日程や時間帯をできるだけ早めに近所の方にお伝えしておくとご近所様も安心です。

リフォーム業者も一緒に挨拶に回ってくれたり、リフォーム業者だけでいってくれたりする場合もあるため、事前にリフォーム業者に相談してみましょう。

ただ弊社の場合は先にお客様にご挨拶をお願いしています。われわれ業者が先に行くと「なんで家のものが先に挨拶に来ないんだ!」と、ご近所様の方から注意されるケースも増えてきていますのでそうさせて頂いております。

 

・工事代金の支払い

弊社の場合、塗装工事の費用支払いは、2分割にお願いしております。着工前と工事終了後のことです。

その場合は塗装期間に入る前に納金していなければ塗装に入ることができなくなってしまうため、遅れないようにお支払うようにしましょう。

資材・塗料の発注もその中から行いますので協力をお願いしております。お支払いが行われないと塗装着工もできなくなるので、ご契約時には必ず確認が必要です。

 

・壊れたら困る物を事前に伝えておく

塗装工事前に外壁の近くのものを片付けておくという準備をさきほどお話しましたが、簡単には移動することができない物や、外壁の近くではないけれど敷地内に大切なものがある場合もあるはずです。移動して壊れたら困る物は事前に業者に伝えておくようにしましょう。

当然のように思われるかもしれませんが、伝えておくことでリフォーム業者が物の存在を確実に認識してくれるため安心度が高まります。

リフォーム業者は毎日忙しく作業を進めているため、移動する存在が曖昧だと万が一不注意にも劣化していて壊れてしまうケースもないとは言い切れません。

万が一を防ぐために、リフォーム業者に伝えておけることは事前になんでも伝えておくようにしましょう。

ただ、なるべくなら大切なものはご自身で動かすことが一番なのは付け加えておきます。

特に問題が多いのが大切な樹木などです。

・洗濯物を干す場所の確保

基本的に塗装工事中は洗濯物を外に干すことはできません。窓に養生を行っているためです。

家にサンルームや洗濯スペースがある場合は問題ありませんが、そうでなければ室内干しできるスペースを確保する必要があります。

室内干しに使える場所がない場合、近くのコインランドリーを使用するという手もあるため、塗装工事中にストレスなく暮らせるように事前にイメージしておくとスムーズでイライラすることが軽減されます。なるべくなら一日でも早く窓養生を外せるように塗装工程も組んでは行きます。

 

・塗装前の家の状態を撮影しておく

塗装工事を行う際、塗装前の家の状態を撮影しておくことも準備の一つです。

色の違いを確認するためというのはもちろんですが、塗り替え前に問題のあった箇所を直してもらえているかどうかの確認にも使えます。

万が一忘れていた場合の証拠にもなるため、できるだけ撮影しておくことをお勧めします。

ご家族の思い出作りにも活用されてみてはいかがでしょうか。ただし、リフォーム業者も事前には写真を必ず撮影しているのがほとんどです。必要なら業者さんに相談するのもありだとは思います。

 

◼ 外壁塗装の工程

外壁塗装前の準備が分かったところで、実際に外壁塗装を進めていく工程はどのようになっているのでしょうか。

それぞれ家の状態・材質によって基本工程が変わることもありますが、塗装工事の一般的な流れについてお話します。

 

・ご近所様ご挨拶や塗装準備

塗装工事の日程が決まったら、塗装作業に入る前に近所の方へのご挨拶に伺います(最低一日前まで)。塗装作業内容や想定される期間についてご説明を行うことで、

お隣様には普段通りに近い生活をしていただけるよう努めさせていただきます。お客様も事前にできる準備が準備があれば、工事に入る前に準備していただけると幸いです。特に工事車両の駐車場所・足場運搬車両の資材搬入時間や高圧洗浄日の干し場所・窓の開閉については必ず説明しております。

 

・足場や飛散防止ネットの設置

仮設工事を安全に進めるために、仮設足場の組み立てや飛散防止ネットの設置は重要な工程です。

塗装職人が能力を最大限に発揮するためはもちろん事故が起きないよう、ご近所の方々への配慮といった目的もありますので、手を抜くことなく作業させていただきます。

 

・高圧洗浄

塗布塗料の品質を発揮するためにも、高圧洗浄で長年の外壁の汚れや苔を落とすことも大切な工程の一つです。

汚れや苔などが付着したままだと、どれだけ丁寧に外壁を塗装しても塗膜が落ちやすくなったり機能を発揮できなくなったりしてしまいますので重要な工程の一つになります。

塗料を外壁に馴染ませて密着させるためにも、外壁塗装前には必ず高圧洗浄を行います。屋根塗装や付帯部があっても基本1日以内で終了します。

・下地処理

外壁を高圧洗浄後にしっかりと乾燥させたあとは下地処理という工程に移ります。

外壁の劣化箇所や度合いに応じて、サビの除去や釘の補修・ケレン・シーリング補修といった処理を行います。

塗装前に下地処理を丁寧に行うことで、完成後の仕上がりの良さや耐久性へと繋がりますので大切な工程になります。サイデイング外壁材やALC外壁材の場合にはシーリングの打ち換え工程もあります。

・養生

外壁塗装する箇所と、塗料が付着してはならない箇所があるため、塗料の付着を防ぐために養生という作業を行います。

もうひとつマスキングの役割もあることも覚えておいていただけたらと思います。大変手間がかかる工程ですが、養生を怠ると小さな箇所から品質に差が出てきてしまいます。

そのため(株)匠エージェントは品質を支える工程として養生も丁寧に行うことはもちろん、要だとも考えております。養生の差で完成の差が決まるともいわれております。

・塗装

ここまで塗装事前準備が終わりましたら、いよいよ外壁塗装の工程に入ります。

基本的に外壁塗装は下塗り、中塗り、上塗りと3回に分けて3度塗りを行います。リフォーム業者によっては中塗りではなく上塗り2回と説明しますのでご確認ください。

下塗りは、中塗りと上塗りの密着度を高めるためのもので、下地を整えていく作業です。上塗りという最終仕上げに向けて行うのが中塗りです。

中塗りの色を変える塗装業者様も多いですが塗料缶の数が多くなるのと、仕上がりに差異が出来るためお勧めは出来ません。見た目の良さや耐久性に直結してくる上塗りを行い、仕上げの工程となります。

・点検

外壁の大きな面だけではなく、付帯部と言われる雨戸・軒天井・破風板なども塗装を行い、点検や仕上がりの最終確認を行ったら塗装工程の完了となります。

塗装品質のチェックは塗装業者・リフォーム業者が行いますので、お客様の方で何か気になる点がありましたら担当者にお気軽にお申しつけください。

お客様の方で仮設足場や危険な屋根上に上がられるケースも多く、頭部の事故や転落事故にも繋がりますので、事前にリフォーム業者の方にお尋ねください。

・足場の解体と片付け

塗装作業の最後に、仮設足場の解体や片付け・清掃も丁寧に行います。「最初にお伺いした時よりも奇麗な状態にしよう!」を念頭にお引き渡しさせていただきます。

なお慌ただしい仮設足場解体撤去時では見落としがちな屑ゴミや養生テープなどは、後日改めて清掃を行います。基本1日以内となります。

・清掃、ご近所様ご挨拶

後日天気や明るい時に改めて屑ゴミや養生テープなどの確認清掃を行わせて頂きます。

◼ まとめ

外壁塗装を行う際、自分で出来る準備は事前に行いたいというお客様もいらっしゃるかもしれません。

外壁塗装工事に入る前に外壁近くの物を片付けたり、車の移動場所を確保したり、大切な物はお伝えいただいたりと、工事中のトラブルを防ぐためにお客様にしていただけると安心な準備もあります。リフォーム業者の方で出来ることもありますので、お客様の方でお時間がないような場合にはぜひリフォーム業者まで遠慮なくご相談ください。

中にはご近所様とトラブルを抱えているケースもあるかと思います。

何かご不明点や疑問点があれば、お気軽にご相談ください。

屋根塗装

屋根塗装の流れや屋根の種類を紹介!塗り替えがお得な時期はあるのか?

外装塗装とセットで行われることの多い屋根塗装。屋根も外壁と同様多くの紫外線を浴び、雨や風にさらされてるお住いの中で最もダメージを受けやすい部分です。

また普段目にする機会が少ないことから、気が付いた時には劣化がかなり進行していたというケースもあります。雨漏りがないから大丈夫ということはありません。

 

・主な屋根の種類

屋根といっても、屋根材にはいくつかの種類があります種類によっては塗装の必要のないものもあります。ご自宅の屋根が何なのかを確認しましょう。

 

・ストレート屋根

薄い板状に加工された建築材の事です。

軽量の為耐震性に優れており、現在住宅の屋根で最も多く使われている素材です。この素材には防水性はなく徐々に塗装された表面の防水性が落ちてきますので新築から10年を

目安に塗り替えましょう。

 

・日本瓦・洋瓦

耐久性が高く、そもそも表面に塗料処理がされてないため、塗装のメンテナンスは必要ありません。破損した場合は1枚単位で交換します。

・セメント瓦

防水性を塗装に依存している為、定期的な塗装メンテナンスが必要となります。

 

・トタン屋根

亜鉛メッキの板を使用した屋根の事です。ベースが金属なので、塗装が必要な素材です。錆が発生しやすいため、錆を取り除くけれん作業をしっかり行っていきます。

 

・ガルバリウム屋根

ガルバリウム鋼板とはアルミニウム、亜鉛合金メッキ鋼板です。トタン屋根よりもさびにくく、耐久性が高いのが特徴です。

こんな場合は相場より高くなりがち

実際に見積もりを取ってみたら、相場より高い金額が出てきてしまった場合、以下の理由が考えられます。

1.高級塗料を使う場合

フッ素塗料、無機塗料などの高耐久性の塗料や、断熱・遮熱塗料といった高機能性の塗料を使う場合には、材料費が高くなります。

4-2.屋根の形や家の形が複雑で塗装面積が大きい場合

同じ30坪の住宅でも、形によって屋根、外壁の面積が異なります。形が複雑になる程、塗装面積が大きくなります。総2階の1Fと2Fがほぼ同じ作りをしたものが1番単純で、ベランダが大きく出ている、下屋根が大きい場合などは塗装面積が大きくなります。

4-3.屋根の勾配が大きい場合

屋根勾配が大きいと、屋根足場という特殊な足場が必要になります。屋根足場は、勾配の大きい屋根でも安全に作業できるものです。5寸(約26.5度)以上の勾配がある場合には、一般的に屋根足場が必要となります。

4-4.屋根、外壁が著しく傷んでしまっている

損傷が激しい場合、塗装作業だけでなく、一部補修作業などが必要な場合には、工事費用がその分高くなります。

例えば、以下の外壁はヒビ割れが見られます。このようなヒビ割れは雨漏りの原因となりますので補修が必要です。

外壁ひび割れ補修

 

5.屋根・外壁塗装の費用を抑える方法

屋根・外壁塗装は、お家のメンテナンスのために行う工事ですが、金額が大きいためなかなか実施に踏み切れないといった方も多いです。同じ品質の工事なら、できるだけ工事費用を抑えたいですよね。

そこで、屋根・外壁塗装の費用負担を少しでも減らす方法についていくつかご紹介いたします。

5-1.補助金を活用する

自治体の補助金制度が活用できる場合があります。工事費用の一部を補助してくれることがあるため、ご自身の住む自治体に条件等を問い合わせてみましょう。省エネ対策の一環として、遮熱塗装などで適用となる制度を設けている自治体もあります。

5-2.相見積もりをする

相見積もりとは、2,3社などの複数の業者から見積もりを出してもらうことです。相場感がわかり、値引き交渉などができる材料となります。業者も相見積もりがあるとわかっていると、少し金額を下げた見積もりで持ってくることもあります。

5-3.社内に職人がいる屋根・外壁塗装専門業者に依頼する

工事を下請けに任せている会社の場合、中間マージンを取っているため工事費用が高くなります。自社で職人を抱えている施工業者に依頼することで、リーズナブルに工事を行うことができます。

信頼できる外壁・屋根の塗装業者を見つける方法

優良業者を見つけるためには、いくつかのチェックポイントがあります。パンフレットや説明がよくても、実際に工事に入るとトラブルが多いという業者も稀にいますので注意が必要です。

  • 建築業許可、塗装技能士の資格有無
  • 自社施工が可能な業者か
  • 地域での施工事例はあるか

 

6.まとめ

屋根・外壁塗装工事の相場について、坪数ごと、単価を含めた実際の見積もり例を参考にご紹介いたしました。

【外壁と屋根の塗装費用相場】
坪数 費用相場
20 60~90万円
30 80~140万円
40 100~160万円
50 120~180万円
60 140~200万円

相場が分かっていれば、実際に業者に見積もりを取った際に、本当に契約を結んでも大丈夫かどうかの判断基準になります。

ご自身ですでにお見積もりを取っている場合も、これから見積もりを取ろうと思っている方も、本記事で解説した相場を参考にしていただければ安心して外壁や屋根の塗装を進められるはずです。

すでに各社に見積もりを取った後は、見積もり書の中身をきちんと確認しましょう。

見積書の書式は、各業者で異なりますが、工事項目についてはほとんど同じになります。これらの項目の単価と、使用する塗料の違いを比較することで、見積もり内容について業者の特徴がわかるようになります。

見積書の作り方で、丁寧な会社かわかることもありますので、金額、内容に納得した優良業者に依頼し、満足いく塗装工事にしましょう

雨の日の安全対策

雨の日の作業安全対策☔

 

今日、気象庁は関東が梅雨入りしたと発表しました。

平年よりも15日ほど遅いようです。広範囲で大雨の恐れがあり、最新の気象情報に注意が必要ですね。

雨の作業において安全対策が欠かせません。建設現場やその他の作業現場では雨による危険が潜んでいる為、十分な注意が必要です。

 

雨の日の建設現場における注意点

雨による滑りやすさや視界の悪さなどに対応するため、特に足元の確保や、作業員同士のコミュニケーションを重視する必要があります。

雨の日は滑りやすいため、転倒や転落のリスクが高まります。作業場所の周囲には適切な足場を整え、滑りにくいシューズを着用しましょう。

特に屋根や高所での作業は、より慎重に行う必要があります。作業員同士で連携を取り、互いの安全を確保することも重要です。

 

次に、雨による視界の悪化にも注意が必要です。

雨滴や水しぶきで視界が妨げられることがありますので、安全帽や保護メガネを着用し、しっかりと作業を

行いましょう。作業現場での信号の確認や指示も特に雨の日には注意が必要です。

そして電気の使用にも注意が必要です。

雨水や湿気が原因で発生する漏電や感電のリスクが高まります。配線や電気機器の点検や交換は、雨が止んだ後に行うほうが安全です。

また、雨の中での電気作業は専門のスタッフに依頼することをおススメします。

 

雨の日の危険個所と対策

危険個所の1つは、通路や足場の滑りやすさです。雨天時には、足元が濡れて滑りやすくなるため歩いたり作業をする際に転倒するリスクが高まります。

対策として滑り止めマットやグリップ力のある作業靴の使用を推奨します。

もう一つとしては、雨水の溜まり具合です。

傾斜や、排水設備の問題により水たまりが深く足元が見えにくかったり水かさが深くなったりすることで作業時の事故が起こりやすくなります。

 

そして雨漏りによって作業場の床や作業機器が濡れることで滑りやすくなったり感電の恐れもあります。このような場合には、濡れた個所を速やかに乾かしたり

修理するなどの対策が必要です。

 

最後に

大雨や台風など悪天候が予想される場合、安全の確保や資材を守るために賢明な判断を現場監督は下すことが求められます。

天気の急変や地震など予測不能な自然災害に

備えて現場での非常時の対応についても考えておく必要があるでしょう。

建設現場では、天候によって作業の進行が左右され労働者の作業の危険も変わってきます。現場監督は悪天候で工期が遅れることに焦って

作業を急ぐのではなく、作業員の安全を1番に考えることが大切です。

 

 

建設現場の施工管理とは?

建設現場の施工管理とは?必要な安全管理についても解説します。

サステナブルな働き方の実現に向けて、様々な業界が取り組みを進めていますが、建設業界もその一環です。

建設現場において安全かつ円滑に工事を勧められるように工期全体を管理する役割を担っているのが施工管理です。中でも、作業員の健康と安全の確保を目指す

安全管理は、職場環境の整備の為だけでなく工期内の工事完遂を実現するための要素としても重要視されています。

 

 

施工管理とは?

品質管理・コスト管理・工程管理・安全管理・環境管理の総称で、建設現場において安全に配慮しつつ作業員を指揮監督し工事全体を管理する業務の事です。

施工管理の業務内容は、工事ごとのスケジュール管理、業者との打ち合わせ、作業員の調整、建設資材の発注・納期管理・品質管理のほか、書類の作成や役所への手続き、

工事依頼者への対応など、多岐にわたります。

 

安全な作業環境を確保するため、建設現場を巡回することも施工管理の重要な役割の一つです。

施工管理の仕事にあたり資格は不要ですが、将来的に施工管理者として働きたい場合は、現場で経験を積みながら

”施工管理技士”の資格を取得するのが一般的です。

”建築施工管理技士”の資格には、1級と2級がありそれぞれ業務範囲が異なります。

2級建築施工管理技士であれば、すべての工事現場に配置が義務付けられている”主任技術者”の業務を担う事ができます。

 

施工管理の5つの要素

施工管理では、定められた工期内高品質な建物を予算内で建設することが求められます。さらに、作業員の安全や建設現場周辺への配慮も欠かせません。

・品質管理

建物の品質や安全性を確保するために重要になるのが品質管理です。

仕様書や設計に基づいて、耐震性や耐火性などの法令基準を満たした建物を建設するよう管理します。材料を正しく使っているか、

工法を守っているか、強度やゆがみ、寸法に問題はないか確認するほか、要所で施工状況を撮影し適切な工事ができているか確認することも重要です。

・原価管理

高品質な建物を建設しても、コストがかかりすぎれば利益を確保できません。そこで必要になるのが原価管理です。

人件費や資材費などの原価を計算し、予算内で工事を完了できるように調節します。

工事を始める前に、工事の規模や内容など考慮して予算書を作成し、削減できる費用はないか考えることも必要です。

 

・工程管理

期限までに工事を完了できるよう、スケジュールを作成し、進歩状況を確認しながら工期を管理します。

建設現場では天候やアクシデントにより、期限の変更を余儀なくされることがあります。

 

・安全管理

危険な作業の多い、建設現場において、安全に工事を進めるための環境を整える業務が安全管理です。作業現場をパトロールして

危険な場所や作業を把握し起こりうるリスクを作業員に周知したり、機械や工具を定期的に点検し不具合があれば修理をしたりします。

 

・環境管理

建設工事によって周囲に騒音や振動の被害を与えないように、また、工事によって自然環境えお損なう可能性が無いように対策を講じる必要があります。

周辺環境・自然環境・職場環境などがありどの環境を重視するかは建設現場によって異なります。施工管理者はあらかじめ各現場や周囲を調査して状況を把握し

それぞれに必要な対策・措置を検討することが求められます。

 

施工管理の中でも重要な安全管理

建設工事で何よりも重要なのは、無事故で工期内に工事を完了させることです。

人命がすべてにおいて優先されるのはもちろんの事、それに加えて施主・工事業者をはじめ、工事にかかわる企業にとって安全が経済的なメリットにも

繋がります。

 

もし事故が発生すれば工事が停止し、不稼働による損失や納期遅延が発生する恐れがあります。

こうした観点からも、工事現場における安全意識は年々高まっており、施工管理における安全管理もさらに重要視されています。

・事前準備

安全衛生計画の作成

安全管理衛生管理の基本方針や目標、労働災害防止対策などの安全衛生管理計画を作成します。

作業手順の作成

■ 作業場所の安全対策

 

3. 高所作業での安全対策
現場環境を考えて、安全で使いやすい設備機械を使用するようにします。

開口部周辺には囲いや手すり・養生ネット・蓋などを設け、足場上で作業する作業員や工具、材料などの落下を防止する安全ネットや手すりなどを設置します。

墜落・転落のおそれがある場所で作業する作業員に対しては墜落制止用器具の使用を徹底し、その扱い方や機能についての特別講習を実施します。

 

4. 滑り転倒防止対策
作業通路の段差や凹凸、継ぎ目などを解消し、階段に滑り止めテープを貼り、転倒の注意喚起をする看板などを設置します。

常に整理、整頓、清掃を徹底することで、物につまずいて転倒したり、床面の水濡れで滑ったりなどの事故を未然に防ぐことができます。

 

5. 季節や天候に応じた安全対策
屋外での作業が多い建設現場では、猛暑や雨天、強風など季節や天候に応じた対策が必要です。

外に置いている資材が雨に浸水したり、強風で飛ばされて落下したりしないように注意します。また、悪天候により墜落などの事故が予測されるときは、作業を中止する判断も必要です。

■ 定期点検

6. 安全パトロールの実施
作業現場に潜む危険要因を見つけるため、毎作業日1回以上巡視し、問題を発見した場合、改善を図ります。

7. 決められた手順・工法を守っているかを確認
事前に作業手順を検討して、作業者に周知します。また、決められたルールや作業手順を守り、正しい工法で作業しているかを巡視して確認します。

8. 使用する機械や設備、器具の安全点検
作業を開始する前に、機械に誤作動や故障がないかを点検し、修理などを実施します。足場や型枠支保工などの仮設設備については工事中も点検・整備を励行します。

また、墜落制止用器具の 点検・保守、保管や安全ネットの損傷確認なども徹底します。

■ 作業員への対応

9. 作業員の体調や睡眠のチェック 
ヒューマンエラーを防ぐため、作業員の日常の健康状態を把握するとともに、作業開始前に、

風邪をひいていないかなどの作業員の体調や睡眠不足の状態のまま現場に立っていないかなどをチェックし、状況に応じて適正な配置を行います。

作業中も頻繁に巡視して、作業員の体調に異常はないかを確認し、作業員同士での声掛けを促します。

 

10. 作業開始前の打ち合わせ
毎日、作業開始前に作業員を集めて打ち合わせを実施します。

 

11. 作業員への教育の強化 
現場に新しく配属された作業員だけでなく、ベテラン作業員も含めて、リスクを予知・回避するための教育をします。

新規作業員に対しては、初めて建設現場に入場する際に実施する「新規入場者教育」の場所や資料提供などの支援をします。

 

12. ヒヤリハットの共有
重大な事故には至らなかったものの、その恐れがあった事例を「ヒヤリハット」といいます。

どこでどのようなときにヒヤリハットが起こったかを記録し、作業員に共有することで、事故を未然に防ぐ効果が期待できます。

事故や災害が発生した場合は、工事施工や安全管理、現場の責任者や事故の関係者とともに原因を追究し、再発防止対策を立てます。

 

 

施工管理に求められるさまざまな能力

前章では安全管理について詳しくお伝えしましたが、施工管理は重要であり、ひとつとして欠かすことはできません

業務内容が多岐にわたる施工管理には、次に挙げるような幅広い能力が求められます。

■ コミュニケーション力 

施工管理の仕事では、工事現場の作業員や職人、会社の上司、関連会社の人など、少なくとも数十人もの人とやり取りを行います。

現場での人間関係が良好であれば相互理解が進み、チームワークが高まり円滑 な作業につながります。性別や年齢、

経験値が異なる人が混在する現場だからこそ、どのような人とも円滑にコミュニケーションを図れるスキル が求められます。

 

■ マネジメント力

施工管理ではプロジェクト全体を把握し、作業員のモチベーションを保ちながら業務を進行する能力が必要です。

 

■ 問題解決力

建設現場は機器の不具合や資材の納品遅れ、作業員の欠如や事故・災害、近隣からの苦情など、予期せぬトラブルが発生します。

施工管理では起こりうるリスクを察知し、対策をとれる危機管理能力が必要です。また、発生してしまったトラブルに対して適切に対処できる判断力や問題解決能力も欠かせません。

 

■ スケジュール管理能力

工事を期限まで完了するためのスケジュール管理能力も重要です。悪天候や作業員不足などで予定通りに作業が進まない事態も考慮したうえで、

進捗状況を確認しながら工期内に完了させる能力が必要です。

まとめ

施工管理は、建設現場にかかわる人たちを取りまとめ、安全な環境で期日までに工事を完成させる重要な役割を担っています。

危険性をともなう建設現場では作業員の安全の確保が何よりも重要です。そのため、「安全管理」は最優先事項であり、

安全な環境の確保は、工期内に安全に工事を完了するだけでなく、作業員が安心して、やりがいをもって働き続けることができる職場環境の実現にもつながるでしょう。

 

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