2024年02月27日
いつ来るかわからない地震。
今回は地震の影響を受けやすい住宅、受けにくい住宅について解説します。
1.新耐震基準、旧耐震基準の違い
まず建物を建てる場合、「建築基準法」を守らなければなりません。
建築基準法では耐震基準を定めています。
元々、建築基準法は1950年に定められ、1981年に改正されました。
改正前(1981年6月)に建築された住宅は旧耐震基準に沿って建てられています。
旧耐震基準は「震度5強レベルに耐える力」とされており、それ以上の耐震基準は設けられていません。
新耐震基準は「震度6強、7程度の地震でも倒壊しない程度」とされています。
旧耐震基準と新耐震基準では大きな差がありますね。
また、別に2000年基準があります。
1995年に発生した阪神・淡路大震災で多くの木造住宅が倒壊したことを受け、耐震基準がより厳しくなりました。
2000年基準は、2000年6月1日以降に建築確認信施が行われた建物(木造)に適用されます。
①地耐力に適する基礎をつくること
②柱、梁、筋交い接合部に金具を固定すること
③耐力壁を偏りなくすること
2.建物工法、構造の違い
それそれの基準に沿っての建築であれば耐震性は同等です。
木造、コンクリート、鉄骨などによって差が出るイメージはありませんか?
新耐震基準では、大規模地震で倒壊や崩壊しないことを前提に建てられているため、構造などで変化することはほとんどないようです。
実際に被害に遭いやすい建物は構造以外の部分も大きく影響します。
例えば屋根の重さは軽い方が耐震性に優れています。
(例、瓦屋根と金属屋根)
他には家の形や建物基礎の種類等でも変わってきます。
・歪な形で開口部が一方によっている、
・建物の基礎はRC擁壁か、玉石の擁壁か、などなど。
実際に皆様のご自宅はいかがでしょうか。
不安のために地震保険には加入されていますか?
過去10年以内に最大震度7以上の地震が3階も起きています。
南海トラフ巨大地震など、いつ災害が起こってもおかしくない状況です。
ご自宅と地震、今一度考えるタイミングかもしれませんね。
今のご自宅にご不安等あればぜひ、ご相談ください!
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