2024年06月18日
空き家のゴミを放置するとどうなるのか?
1.空き家のごみのリスク
住んでいる家の場合でもゴミの処分は大きな仕事です。
ゴミの分別も厳しくなってきました。粗大ごみの処分にはお金がかかることもあります。それに加えてその空き家にゴミがある場合はさらに厄介です。
空き家にゴミがあるとどんなリスクがありどんな事が起こるのでしょうか?
管理がより困難に
空き家はただでさえ管理が大変です。そこに、荷物やゴミ、あるいはゴミか判断できないものが大量にあれば加速度的に困難さが増します。
中にはゴミの多い空き家に自分のゴミを捨てていく人もいます。人は管理されていない家をよく見ているものです。
ゴミがあって管理が楽になることはありません。
周囲にも迷惑
空き家の周囲にも迷惑が掛かります。ゴミに虫や動物が寄ってくる場合もあるのです。
ゴミに水分があれば、それが元で腐敗やカビの原因にもなります。乾燥して燃えやすいものであれば火災の危険も増します。
空き家の敷地内や室内に留まっていれば自分たちの問題でも済みますが、周囲も巻き込んでしまうと地域の問題にもなるのです。
ゴミ屋敷化
管理ができない、あるいは何らかの理由でゴミが増えていくと行きつく場所はゴミ屋敷です。
ゴミ屋敷の問題はニュースや新聞でも取り上げられています。よく探せば街中にもゴミ屋敷やその予備軍があります。
このような状態になると管理されているとは言えません。
ゴミ屋敷化して問題になる前に手を打つことが必要です。
2.空き家のゴミの処理方法
自分の住んでる家であってもゴミが部屋に散らかる前に方付けたほうがいいです。
空き家のゴミもそれと同じです。
空き家のゴミを処分するには家のゴミ処理と基本的に同じです。自分でやるか業者にお願いするかです。
それぞれの方法と特徴を見ていきましょう。
自分で方付ける
自分で分別し、燃えるゴミや粗大ごみとして処分するのが基本的な方法です。
多くの市町村では燃えるごみは決まった曜日に改修されます。これらに従って地道に処分するのです。
ゴミが少量の場合やてつだってくれるひとがいれば少ないコストで処分できます。
その反面時間や手間がかかる方法です。
業者に依頼
ゴミの回収業者や清掃業者に依頼する方法です。
費用は掛かりますが、時間や手間はかからずに済みます。
ここで節約をしようとしてあまりにも安い業者に依頼するのは注意が必要です。
安い業者の中には、ルールーを守らず不法に投棄してしまう業者もいるのです。
3.空き家のゴミを放置すると
周囲の迷惑になるだけでなく、法律的にもペナルティを受ける可能性があります。
空き家問題に対応するために制定された空き家等対策特別措置法には、ゴミが放置されて管理されてない空き家への対策が規定されています。
特定空き家の規定
倒壊の可能性もある、著しく衛生上有害となる恐れのある空き家は特定空き家に指定されます。
指定されると、固定資産税の優遇措置も受けられません。
それらを無視すると、罰金や行政代執行による建物取り壊しの可能性もあります。
行政代執行の費用は所有者に請求されるので所有者には大きな負担です。
管理不完全の指定
法律の改正によって新たに設けられる制度です。
特定空き家ほどではないものの、管理が十分にできていない空き家に対して指定されます。
その効果は固定資産税の優遇措置が受けられなくなることなどです。
改正の途中であり、具体的な内容は今後発表されるでしょう。特定空き家ほどでなくても、ペナルティを
受ける可能性が出てきました。
まとめ
ゴミをためておいても良いことはありません。
それをわかっていても溜まってしまうのが事実です。
ゴミが溜まっていると空き家の有効活用にも悪影響です。売却や賃貸ができない物件もあります。
適切な方法で処分し、空き家の活用や処分という次のステージに進みましょう。
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カテゴリ:不動産業ブログ