株式会社Y's upの不動産業ブログ

一戸建ての防犯対策

一戸建ての防犯対策、ニュースなどを見て“対応済・対応したい”が85%に。防犯住宅にするなら何をする?

 

昨今は、闇バイトによる侵入犯罪などが多発している。狙われやすいのは、一戸建てだ。日本サッシ協会が、一戸建て住宅の購入者(20代~60代の男女約450名)を対象に「戸建て住宅における防犯意識調査」を実施したところ、一戸建ての防犯対策をするかしないかは、“防犯意識”の違いによることが明らかだったという。詳しく見ていこう。

 

一戸建て購入時に44%が「防犯対策を考えなかった」、理由は防犯意識の不足

一戸建て住宅を実際に購入した、もしくは購入時に住宅の仕様を検討した人を対象に、「防犯対策についてどの程度考えたか」を尋ねた結果、44.0%が「防犯対策を考えなかった」(「まったく考えていなかった」9.9%+「あまり考えていなかった」34.1%)ことが分かった。

考えなかった人にその理由を聞くと、1位が「防犯意識が不足していた」(43.4%)、2位が「地域の治安が良好だと思っていた」(31.6%)となった。

住宅購入時の防犯対策への考慮/防犯対策を考えなかった理由(出典/日本サッシ協会「戸建て住宅における防犯意識調査」より転載)

住宅購入時の防犯対策への考慮/防犯対策を考えなかった理由(出典/日本サッシ協会「戸建て住宅における防犯意識調査」より転載)

一方、「防犯対策を考えていた」56.0%の人が挙げた理由は、1位が「普段から防犯意識が高い」(56.2%)、2位が「社会的事件が多く不安に思った」(53.4%)など、“防犯意識”の高さがうかがえる結果だった。

住宅購入時の防犯対策への考慮/防犯対策を考えた理由(出典/日本サッシ協会「戸建て住宅における防犯意識調査」より転載)

住宅購入時の防犯対策への考慮/防犯対策を考えた理由(出典/日本サッシ協会「戸建て住宅における防犯意識調査」より転載)

“防犯意識が高いか低いか”が、一戸建ての防犯対策に影響することが浮き彫りになった。

凶悪化する住宅侵入犯罪が多発して防犯意識は高まる

とはいえ、住宅侵入犯罪に関するニュースを目にすることが増えた。こうしたニュースを見て、「新たに住まいの防犯対策をしたか」と聞くと、「既に防犯対策を対応した・対応したい」という人が85%に達した。手口が巧妙でかつ凶悪化する住宅侵入に対する防犯意識が、かなり高まっているようだ。

防犯対策として採用したいものは、1位が「防犯カメラの設置」(64.4%)、2位が「玄関周りの強化(鍵の強化等)」(48.3%)、3位が「窓周りの強化(面格子や防犯ガラス等)」(43.5%)などが上位になった。

ニュースなどを見て新たに住まいの防犯対策を対応したか/採用したい対策(出典/日本サッシ協会「戸建て住宅における防犯意識調査」より転載)

ニュースなどを見て新たに住まいの防犯対策を対応したか/採用したい対策(出典/日本サッシ協会「戸建て住宅における防犯意識調査」より転載)

防犯カメラなど「抑止効果」を期待するものと、玄関周りの強化など「侵入しにくくする」ものの、二段構えを求めているようだ。

 

警察庁でも防犯住宅を目指すことを推奨。わが家の防犯診断も用意

警察庁でも、侵入犯罪を抑制するために、防犯住宅を目指すことを推奨している。

そのために、建物錠の防犯性能の表示を求めたり、防犯性能の高い建物部品の開発や普及に力を入れたりしている。また、地域コミュニティの強化や自主防犯意識の向上などで、侵入犯罪に強いまちづくり・住まいづくりを呼び掛けている。

さらに、警察庁では、「住まいる防犯110番」のサイトで、「我が家の防犯診断」を掲載している。

そのうち一戸建ての診断内容について簡単に紹介しよう。犯罪者は住宅の開口部といわれる場所から侵入するので、「玄関ドア」「1階の掃き出し窓」「トイレや浴室の高窓」「勝手口ドア」「2階の窓」「ベランダ」などの防犯性能が重要になる。

「玄関」については、“侵入に時間がかかる錠”の設置を求めるほか、照明や防犯灯などがない、通りから見通しが悪いなど“侵入者が隠れやすい環境”をなくすこと、屋外のどこかに鍵を隠しておくのをやめることなどの注意点を挙げている。

「勝手口」は玄関より、錠の防犯性能が低かったり、周囲から死角になりがちなので、より注意が必要だ。

1・2階の「窓」については、“ガラスを防犯性能の高いものにする”こと、“窓にロック付きクレセントや補助錠を付ける”ことなどを推奨。掃き出し窓など大きな窓には、“防犯性能の高い雨戸・シャッターを付ける”こと、小さい窓には“面格子を付ける”ことなどを推奨している。

また、物置や車庫、室外機、庭木などが2階にのぼる足場になる位置になっていないか、庭やベランダ、車庫が侵入者の身を隠す場所になっていないか、なども注意点として挙げている。

日本サッシ協会は、板硝子協会、日本ウインドウ・フィルム工業会、日本シャッター・ドア協会、日本ロック工業会との5団体で、防犯建物部品普及促進協議会を設置し、「防犯性能の高い建物部品」(CP部品)を認定・公表している。防犯対策をするうえで、開口部に防犯性能の高い商品を選ぶことも検討したい。

ただし、防犯性能の高い部品を設置したからといって、安心して施錠を忘れたり、庭木が伸び放題で隠れやすい環境を作ったりしては元も子もない。日頃から留守宅と悟られない工夫をするなど、高い防犯意識を保ち続けることが、最も重要だろう。

日管協預り金保証制度AAA評価

以前より加入の(公財)日本賃貸住宅管理協会が運営する日管協預り金保証制度において、

健全経営のAAA評価をいただきました。

毎月、入居者様からお預かりしている賃料等をオーナー様へお送りするにあたり

万一弊社が倒産等をしても保証される制度です。

この制度の加入には、厳正な審査があり、健全かつ安定した管理会社でなければ加入ができない制度となります。

今後も安定経営を維持し、オーナー皆様の資産をお守りできる管理会社として引き続き精進いたします。

品質マネジメントシステムの国際規格 ISO9001取得のお知らせ

株式会社Y’s up(本社:神奈川県横浜市中区、代表取締役:嶋﨑大輔)は2025年3月5日に当社事業において、

品質マネジメントシステムの国際規格であるISO9001を取得したことをお知らせします。

品質マネジメントシステムの継続的改善に取り組み、施工品質およびお客様満足度の向上に努めてまいります。

今後も変わらぬご愛顧を賜りますよう、お願い申し上げます。

 

家賃が上がる理由と時期!

家賃が上がる理由って?

家賃が上がる理由って?

「家賃は固定費」という考え方は、当たり前のものですよね。にもかかわらず、住んでいる物件やこれから住もうと目星を付けていた物件の家賃が上がる場合は、どんな理由が隠されているのでしょう。

地価が上がったため

物件が建てられている土地には、当然「地価」が存在しています。賃貸物件を借りる側は地価を意識することは少ないですよね。地価というのは、その時々で大きく変動することもあります。地価が上がれば大家さんが払う固定資産税も上がってしまい、これを補うために家賃の値上げを請求されることもあります。

経済事情の変動

経済事情が変動した場合、例えばインフレによって物価が上昇したときなども大家さんが家賃の値上げを請求してくるケースもあります。

周辺の類似物件の家賃と比べて大幅に安い

同じような間取りや築年数の部屋は、だいたい似たような家賃になることがありますよね。しかし、年月が経過したりするとその物件だけ他の似ている物件よりも家賃が大幅に安いというケースも出てきます。他の似ている物件と比べて、あきらかに家賃に大きな開きがあるようなら、大家さんが家賃の値上げを請求できるのです。

家賃が上がる時期って?

主に上の3つの理由で家賃の値上げを交渉されることがありますが、家賃が上がりやすい時期というのもあります。

入居態度を理由に家賃が上がる場合も

普段から挨拶をよくしたり、共有スペースをきれいに使ったり、入居後の態度が良い人に対しては、できることなら大家さんも優しくしたくなるものです。しかし、入居態度が悪い相手に対しては、優しくしようとは思わないでしょう。

はっきりと「入居態度が悪いから」と明言されて家賃の値上げ交渉をされることはないでしょう。しかし、上で紹介した地価の上昇や物価の変動といったタイミングで注意を受けても入居態度が変わらない場合、家賃の値上げを言い渡される可能性もあります。

 

更新時のタイミングで家賃が上がる

家賃が上がるタイミングとして最も多いのが、部屋の契約更新時です。賃貸借契約は、一般的に2年で契約が満了するため、これと同時に契約の更新が行われます。ある日突然家賃を上げれば、部屋の住人から嫌な顔をされるのは目に見えています。しかし、契約更新という区切りのタイミングであれば、大家さん側も値上げを言いやすいのです。

 

突然家賃が上がることもある

もちろん、上で紹介した理由が発生すれば、入居態度が悪くなくても、更新時期を迎えていなくても、ある日突然家賃が上がることもあります。

家賃が上がるとき、拒否はできるの?

家賃が上がるとき、拒否はできるの?

もし大家さんに家賃の値上げを伝えられたら、誰でも拒否したくなりますよね。果たして、家賃の値上げは拒否できるのでしょうか?

両者の合意がないと値上げはできない

両者の合意がなければ家賃の値上げはできません。なんとなくアパートやマンションを借りると、「大家さんから部屋を貸してもらっている。自分のほうが立場が弱くて、大家さんのほうが強い」と思ってしまいやすいです。

そんな考え方から「家賃の値上げも拒否できない……」と考えがちですが、あなたはしっかりと家賃を払っているわけですから、両者は対等な関係なのです。そう考えると、大家さんの意思だけで勝手に家賃を値上げできないのです。

 

更新時なら引越しも検討を

更新時なら引越しも検討を

話し合いの結果、お互いに合意の上であらためて家賃を決められれば良いです。しかし、大家さんもそれなりの理由があって値上げを伝えているわけですから、うまくいかないこともあるでしょう。もし、家賃の値上げを契約更新のタイミングで伝えられたなら、思い切って引越しをするのも良いでしょう。

更新料っていくらかかる?

契約の更新料は家賃の1ヵ月分、2ヵ月分であることが多いです。かなり大きな出費ですよね。さらに家賃が値上がりした部屋に住み続けるほど、値上がり分の出費が響いてきます。もちろん引越しにもお金はかかりますが、あらためて納得できる家賃の部屋に住めば引越しにかかるお金も気にならないかもしれませんね。

引越しの初期費用

いざ引越すとなった場合に、どのくらいの初期費用がかかるかも気になるでしょう。賃貸物件から賃貸物件へと引越す場合は、生活に必要な家具家電などは揃っています。そのため、初期費用としてかかるのは敷金、礼金、前家賃、仲介手数料、火災保険料といったものです。相場は契約する物件の家賃の4.5~5ヵ月分ほどと考えるといいと思います。

 

さらに引越し業者を使うなら、その分の引越し費用も必要です。荷物が少なめで5月~1月の閑散期に引越すなら3万円前後、2から4月の繁盛期なら4万円前後が相場です。こういった引越しにかかる初期費用を計算し、家賃を値上げされても住み続けるべきか、思い切って引越すべきなのか検討してみましょう。

DIYで断熱効果

DIYで窓断熱】1万円以下のホームセンター商品でできる!

 

【DIYで窓断熱】1万円以下のホームセンター商品でできる! 賃貸もOK、効果・価格・施工方法をカインズに聞いてみた

(写真撮影/亀梨奈美)
近年、住まいの断熱性を高める意識が高まっており、省エネ住宅や省エネリフォームが注目されています。現在は国や自治体独自でさまざまな補助金があるとはいえ、省エネ性能が高い住宅や省エネ性能を高めるリフォームは決して安いものではありません。そこで注目されているのが、ホームセンターなどで販売されているアイテムを使った「断熱DIY」です。

今回は、ホームセンター「CAINZ(カインズ)」を展開する株式会社カインズの宮田健義(みやた・たけよし)さんを取材。DIYで断熱性能を高められるアイテムとともに、最近の需要や商品展開の傾向などを聞きました。

DIYで断熱性能を高められるアイテム、どんなものがある?

CAINZをはじめ、ホームセンターでは、DIYで断熱や結露対策できるアイテムを多数、開発・販売しています。DIYというと、のこぎりで材料を切ったり、ビス打ちをしたりと、手間がかかるイメージがあるかもしれませんが、CAINZで扱っているアイテムの多くが特別な道具を用いずに施工できるそうです。

断熱DIYアイテム① 窓ガラスに貼るタイプの「断熱シート」

中でも、窓ガラスに貼るタイプの断熱シートは施工性が高く、効果も高いといいます。

「水で濡らして貼るタイプとシールになっているタイプがありますが、いずれも緩衝材のように空気を含んでいるシートになっています。窓のサイズに合わせてハサミでカットできるので、DIY初心者の方にも扱いやすいと思います。キャラクターが描かれたものや柄が入っているものもあるので、場所や好みに合わせて選べます」(宮田さん、以下同)

■カインズ 水貼り断熱シート 窓ガラス用 幅90cm×長さ180cm 2巻パック 998円
※商品の金額は取材当時のものです(他同)

空気層の効果で窓ガラスの熱の伝わりを小さくし、冷暖房効果を高める(画像出典:CAINZ)

空気層の効果で窓ガラスの熱の伝わりを小さくし、冷暖房効果を高める(画像出典:CAINZ)

経済産業省資源エネルギー庁によれば、住まいの断熱で重要なのが、窓などの開口部です。冬の暖房時に熱が流失するうち開口部からの割合は58%、夏の冷房時に熱が入るうち開口部からの割合は73%というデータもあります。開口部とは玄関、窓、換気口など。その多くを占める窓の断熱性能を高めることで、夏も冬も冷暖房効率が良くなり、快適に過ごすことができます。

(出典:経済産業省 資源エネルギー庁)

(出典:経済産業省 資源エネルギー庁)

CAINZで扱っている窓に貼る断熱シートは簡単に剝がせるため、賃貸住宅の窓にも貼ることができます。価格も500円~2,000円程度と安価なので、部屋ごとに貼り替えてお部屋の印象を変えてみるのもいいかもしれませんね。

「窓の断熱性に加え結露に悩まされている場合は、吸水できるタイプがおすすめです。結露を放置してしまうと、カビの原因になってしまいます。かといって、毎回、拭くのも大変です。結露吸水パネルは、断熱効果も防カビ機能も備わっています」

■カインズ 断熱効果のある結露吸水パネル ブラウン 60×90cm 998円

窓ガラスに貼って結露水を吸収する(画像出典:CAINZ)

窓ガラスに貼って結露水を吸収する(画像出典:CAINZ)

断熱DIYアイテム② カーテンレールに取り付ける「断熱カーテンライナー」

窓の断熱性を高められるアイテムは、断熱シートだけではありません。「断熱カーテンライナー」は、窓ではなく、カーテンレールに取り付ける断熱アイテム。床の上に引きずるように窓とカーテンの間に垂らすことで、熱気・冷気の侵入となる隙間を防ぎます。

「カーテンレールに引っかけるだけなので、断熱シートを貼るより簡単かもしれません。冷たい空気は重く、下に貯まりやすいのですが、このカーテンライナーは一般的なカーテンより裾が長くなっているため、まるで部屋を包んでいるような状態になり外からの冷気が窓の下部から入ってくることもありません。冷暖房両方の効率が上がるため、季節問わず人気の商品です」

裾や幅が長すぎる場合は、ハサミやカッターで簡単にカットできます。光を通すタイプのカーテンライナーも販売されています。

■断熱カーテンライナー 150×225cm 2枚入り(Sカン18個入) 1,680円

窓やカーテンのすきまからの熱気・冷気の侵入を遮り、室内の熱気・冷気を逃がさない(画像出典:CAINZ)

窓やカーテンのすきまからの熱気・冷気の侵入を遮り、室内の熱気・冷気を逃がさない(画像出典:CAINZ)

断熱DIYアイテム③ サッシやドアの隙間を埋める「すき間テープ」

開口部の熱の流出が大きい理由は、熱伝導率が高いことに加え、隙間があるからです。わずかでも隙間があると、そこから熱が逃げ、室内の温度が一定に保たれにくくなってしまいます。そこでおすすめなのが、サッシやドアなどの隙間を埋められるテープ。施工性が高く、効果も大きいといいます。

「断熱シートやカーテンライナーとあわせて使っていただくことで、断熱効果はかなり高まると思います。ここまでご紹介した商品はどれも簡単に施工できるので、ぜひ試していただきたいですね」

■カインズ すき間テープ グレー 幅30mm×長さ4m 厚さ10mm 248円

ウレタンスポンジによりすき間風をブロック(画像出典:CAINZ)

ウレタンスポンジによりすき間風をブロック(画像出典:CAINZ)

断熱DIYアイテム④ 窓断熱性能が2倍以上に!?「内窓キット」

少し上級者向けのアイテムとして「内窓キット」もご紹介いただきました。内窓とは、既存の窓の内側に設ける窓。窓を二重にすることで、断熱性・気密性が高まり、部屋の中の温度を一定に保ちやすくなります。

「CAINZでは、別売りのパネルと組み合わせて施工する内窓フレームキットを扱っています。フレームやパネルを窓の大きさに合わせてカットしたり、ゴムハンマーなどを使ってパネルにフレームを取り付たりする工程は必要ですが、内窓を取り付けていただくことで窓断熱性能は2倍以上に向上(室外温度0℃・室内温度20℃・ガラス単板アルミサッシを想定)し、冷暖房効率も高まります」

■小窓用キット ホワイト PTWーA 4,980円

窓を二重構造にすることで、断熱性アップ・冷暖房効率アップ・結露抑制に期待できる(フレーム内に入れるプラスチック板は別売り)(画像出典:CAINZ)

窓を二重構造にすることで、断熱性アップ・冷暖房効率アップ・結露抑制に期待できる(フレーム内に入れるプラスチック板は別売り)(画像出典:CAINZ)

(画像出典:CAINZ)

(画像出典:CAINZ)

ほかにも、「カインズ中窓用フレームキット」5,980円、「カインズ大窓用フレームキット」8,480円(別売のポリカボード2,580円(すべて税込)も必要)があります。

■関連記事:
【断熱DIY】ホームセンター商品だけで賃貸の部屋も夏涼しく・冬暖かくできる! 原状回復OK、内窓・玄関ドア・床などをひと部屋4万円以下で

より本格的?!「内窓フレームキット」を使って実際にDIYしてみた

ホームセンター各社では断熱アイテムの開発・販売がされていますが、CAINZでは自治体や専門家と一緒に断熱ワークショップを開催しているといいます。

2025年2月には、CAINZ本庄早稲田店で、埼玉県主催の「家庭の省エネ実践講座」が開催されました。同講座では、専門家による断熱セミナーの後、内窓DIYワークショップを実施。筆者も小学生の娘たちと参加し、CAINZのスタッフや専門家の指導のもと、内窓フレームキットを使って実際にDIYしてみました。

埼玉県地球温暖化防止活動推進センターの秋元智子(あきもと・ともこ)氏による断熱セミナーの様子(写真撮影/亀梨奈美)

埼玉県地球温暖化防止活動推進センターの秋元智子(あきもと・ともこ)氏による断熱セミナーの様子(写真撮影/亀梨奈美)

まずは、用意された木枠を窓枠に見立て、メジャーで寸法を測ります。続いて、キットに入っている塩化ビニル樹脂のフレームを計測した長さに合わせて切断します。これが内窓の枠となります。切断に使うのは、プラスチック専用のこぎりです。「まず印を付けた場所にのこぎりで傷をつけ、刃が入りやすくするのがコツ」とスタッフの方が教えてくれました。

窓枠を採寸し、フレームをのこぎりでカット(写真撮影/亀梨奈美)

窓枠を採寸し、フレームをのこぎりでカット(写真撮影/亀梨奈美)

のこぎりで切っただけでは切断面がギザギザなため、やすりで綺麗にします。フレームを組み合わせたときに隙間が生じないようにするためにも、ここで綺麗にしておくことが大切です。完成した後の見た目も良くなります。

フレームの切断面をやすりで綺麗にする。やすりがけなら低学年の子もお手伝いできそう(写真撮影/亀梨奈美)

フレームの切断面をやすりで綺麗にする。やすりがけなら低学年の子もお手伝いできそう(写真撮影/亀梨奈美)

引き違い窓の場合、切断するフレームは、2つの窓の四隅+窓枠の四隅に取り付けるため計12個。同じ作業を繰り返していくうちに、切断・やすりの工程にも馴れてきました。

続いて、内窓の窓面になるパネルを切断します。内窓フレームキットにはパネルは含まれておらず、別売りです。ここでは、断熱性が高い「ポリカ中空ボード」と呼ばれるパネルを使用しています。やや厚みはありますが、カッターで切断可能です。

パネルをカッターで切断。厚みがあるので何度か刃を入れる必要がある(写真撮影/亀梨奈美)

パネルをカッターで切断。厚みがあるので何度か刃を入れる必要がある(写真撮影/亀梨奈美)

切断したフレームを、窓枠に見立てた木枠に両面テープで貼り付けていきます。上下のフレームは、窓をスライドできるようレールになっています。切断したパネルにも、フレームを取り付けます。パネルの枠となるフレームはコの字になっているため、パネルを挟み込む形です。ハンマーで軽く叩くと、ピッタリはまります。

窓枠、パネルにフレームを取り付ける(写真撮影/亀梨奈美)

窓枠、パネルにフレームを取り付ける(写真撮影/亀梨奈美)

あとは、フレームを付けたパネルを窓枠にはめるだけ。これで完成です。

完成した内窓(写真撮影/亀梨奈美)

完成した内窓(写真撮影/亀梨奈美)

使用した工具は、メジャー・プラスチック専用のこぎり・金属製やすり・カッター・ハンマー・両面テープ。子どもと一緒につくったため完成までに1時間半ほどかかりましたが、大人だけであれば1時間かからずDIYできそうです。

キットを使った内窓のDIYは、貼るだけの断熱シートやすき間テープと比べると時間も手間もかかるため、宮田さんの言うように少し上級者向けかもしれません。ただ、作る過程も楽しむことができ、時間をかけてつくったものには一層、愛着がわくはずです。

 

断熱アイテムと需要の変化

CAINZをはじめとするホームセンターでは、特別な道具を準備しなくても、簡単に施工できる断熱アイテムが多く販売されています。

「カインズでは『DIY』を『日曜大工』のような休日に本腰を入れて取り組まなければならないものではなく、くらしをより自分らしくアレンジする創意工夫の精神と拡大解釈し、『くらしDIY』をブランドコンセプトにお客様のくらしをサポートしています。なので、特別な道具よりも『やる気』が必要でしょうかね」

宮田さんによれば、貼るタイプのアイテムも強粘着ではないため、賃貸住宅でも安心して使用できるといいますが、まっすぐ貼るのに慣れるために小窓などから試してみることをおすすめします。シールやテープで貼り付ける際には、貼り付ける場所の汚れや油分を取っておくのが綺麗に施工するポイントです。

省エネ住宅や住まいの断熱が注目されている昨今、断熱アイテムの売れ行きにも変化が見られているといいます。

「近年、断熱アイテムの需要は非常に高まっています。ここまでご紹介した住まいの断熱性能を高めるアイテムに加え、羽織れるブランケットや保温性のあるラグなど、いわゆる『あったかグッズ』の需要も全体的に上がっています。

断熱アイテムやあったかグッズの需要が高まり始めたのは、2021年ごろからです。電気代の高騰やエコ志向の高まりに加え、コロナ禍を経ておうち時間が長くなったことも影響しているのではないでしょうか」

「断熱ワークショップは、自治体や専門家の方などと一緒に開催させていただいているので不定期の開催ですが、木工などのワークショップは、店舗によってはお子さまと一緒に親子で参加できるDIYワークショップなどとして定期的に開催しています。お子さまをはじめ手が小さい・握る力が弱い方にも扱いやすいドリルドライバーなどの商品開発にも力を入れています。

また、店舗によっては、個人のお宅では揃えるのが難しい3Dプリンターやレーザー加工機などの設備を揃えている『カインズ工房』もあり、店舗でお買い求めいただいた商品の加工などにご利用いただけます。一部店舗では、工具のレンタルもしています」

ワークショップや工具レンタルは、とくにDIY初心者にはうれしいポイント。DIYのハードルがさらに下がりそうです。

 

DIYで手軽に断熱性UP

「断熱」というと、注文住宅やリフォームというイメージもあるかもしれませんが、DIYでも簡単に住まいの断熱性を高めることができます。

DIYは、商品選びから楽しめるのも魅力の1つ。自分自身で手を加えることで、住まいに愛着もわくはずです。ぜひ、お近くのホームセンターでも断熱グッズに着目してみてください。

SUUMOジャーナルから引用
2025年問題とは?

建設業界に迫る「2025年問題」が業界の将来を脅かしています。

この刻一刻と近づく緊急課題は、深刻な人手不足を引き起こし、プロジェクト完遂能力に暗雲を投げかけています。
しかし、技術革新の波を捉え、適切な施策を講じれば、この危機はチャンスに転じる可能性を秘めています。

次の段落で、この重大な問題への実効性のある対策を探ります。

 

建設業界に迫る2025年問題の全貌

建設業界に潜む刻一刻と迫る2025年問題は、深刻な人手不足を引き起こすと予測されています。
この問題の根底には、高齢化社会の進行と若年労働力の不足があり、業界の持続可能性に深刻な影響を与えかねません。

 

2025年問題とは何か?建設業における定義と背景

2025年問題とは、特に日本において、団塊の世代が全員75歳以上となり、社会保障費の増大や労働人口の減少が懸念される社会問題を指します。

建設業界では、この問題が深刻化することが予想されています。
人手不足が指摘される中、多くのベテラン労働力が引退し、若年層労働者の不足がさらに顕著になると見られています。

加えて、技術伝承の問題も重なり、業界全体の生産性が大きく影響される可能性があります。

2025年問題への対策では、これらの課題にどのように立ち向かうかが重要な焦点となります。

建設業界は深刻な人手不足に直面しており、この問題は今後さらに加速することが予測されています。
特に2025年問題として知られる団塊の世代が一斉に退職を迎える時期において、労働力の大幅な減少が見込まれています。

統計によると、建設労働者の約3割が55歳以上で、この年齢層の退職は人手不足を一層悪化させる要因となります。

さらに、若年労働者の建設業への就職が減少傾向にあり、若い世代の労働力が不足傾向にあることも、業界への大きな打撃となっています。

技術の進歩や労働環境の向上、さらには外国人労働者の活用など、様々な対策が急務とされていますが、2025年までにこれらの問題をどの程度解決できるかは、業界にとって大きな課題となっています。

 

2025年問題が建設業に及ぼす具体的な影響

2025年問題が建設業に及ぼす具体的な影響には、特に人材不足が深刻です。
多くの現場では、ベテラン技術者の退職による知識・経験の喪失が予想され、その結果として生産性の低下やプロジェクトの遅延が懸念されています。

実際、建設産業人材確保推進協議会の報告によると、2025年までに65歳以上の労働者比率が30%に達すると予測されており、その影響は計り知れません。

専門家は、若手の技術継承、及び効率化を促進する革新的な技術導入の必要性を強く訴えています。

このような人材不足と生産性低下は、建設プロジェクトに遅延をもたらし、結果的に建設コストの増加を招きかねません。

若年層の建設業離れの現状

建設業界では若年層の建設業離れが深刻化しています。
理由は多岐に渡りますが、特に労働環境の厳しさ、体力を要する職種の多さ、そして長時間労働が若者を魅了しなくなってきていることが挙げられます。

加えて、より良いワークライフバランスやキャリアアップの可能性を求める傾向が強まっており、これら建設業の特性とは相反します。
業界では、この流れを逆転させるための対策が急務となっており、2025年問題として建設業界に大きな影響を及ぼすことが明らかになっています。

 

建設業界の人材危機への4つ対応策

建設業界は2025年問題として、労働人口の減少に直面しています。

この人材危機に対応するため、業界はまず技術導入に注力しています。
ロボット技術やAIなどのデジタルツールを積極的に取り入れることで、作業の自動化・効率化を図っています。

また、外国人労働者の積極的な採用も一つの解決策とされており、国際的な人材の流動化を促進しています。
さらに、人材育成に向けた教育プログラムの強化や、多様性推進策による女性やシニア層の業界参画を推奨する動きが加速しています。

これらの取り組みが、建設業界の持続可能な発展に寄与することが期待されています。

 

革新的な技術導入による生産性向上

建設業界は従来、手作業に依存する面が多く、生産性向上が大きな課題となっています。

しかし、最新の建設技術の導入が、この困難を乗り越える鍵となっています。
例えば、AIによるプロジェクト管理ツールや、自動化ロボット技術は、作業の効率化と精度の向上に寄与し、労働力不足が顕著な建設現場における生産性を飛躍的に高めることができます。

このようなイノベーションによって、質の高い建設プロジェクトをスピーディに完成させ、2025年問題への対応策としても期待されています。

 

②外国人労働者の活用とその課題

2025年問題への対策として、建設業界では外国人労働者の活用が急務となっています。

日本の労働力人口の減少に伴い、建設業界は特に深刻な人材不足に直面しており、そのギャップを埋めるために外国人労働者の力が必要です。
外国人労働者を導入することで、多様な技術や新たな発想がもたらされ、業界全体の活性化にも寄与する可能性があります。

ただし、この戦略にはいくつかの課題が存在します。
言語の壁はコミュニケーションを妨げ、作業効率や安全性への影響が懸念されます。

また、文化の違いが融合する中で発生する摩擦を最小限に抑える必要があります。
さらに、ビザの取得や更新のプロセスが複雑であり、これが労働力の安定供給を妨げる可能性も指摘されています。

これらの課題への解決策としては、言語教育の充実、異文化理解のためのトレーニング、そしてビザの取得支援や制度の簡素化等が考えられます。
長期的には、国際協力を強化し、外国人労働者にとって魅力的な職場環境の構築が求められます。
そうすることで、建設業界は人材危機に対応するとともに、グローバルな競争力を高めることができるでしょう。

③教育と育成による次世代人材の確保

2025年問題に直面している建設業界では、人材確保の重要性が高まっています。
教育と育成は、次世代プロフェッショナルの育成に不可欠な要素であり、この業界の持続可能な成長の鍵となります。

具体的には、若年層に対する魅力的な職業教育プログラムの提供が必要です。

これには、現場での実践経験と組み合わせた最新技術の教育が含まれます。
さらに、メンターシップ制度を導入し、経験豊富なプロフェッショナルが若手の指導と成長をサポートする体制を整えることが求められます。

これらの努力により、建設業界は技術革新と共に進化する次世代の人材を育て、深刻化する人手不足の問題に対応することができるでしょう。

④女性やシニア層の活躍推進策

建設業界は、2025年問題に向けた人材確保が急務です。
女性やシニア層の活躍推進策は、多様性の強化と共に、この危機への有効な対応策となります。

女性の積極採用は、業界のイメージ改善と新たな視点の導入に寄与。
シニア雇用を拡大することで、豊富な経験とスキルを活かした現場の指導力向上が期待されます。

さらに、フレックスタイム制の導入やリモートワーク可能な業務の拡大を進めることで、家庭との両立を促進し、より幅広い人材にとって働きやすい環境を整えることが重要です。

既存の取り組みとして、育児との両立支援策や再雇用促進が挙げられますが、今後は技術習得の機会を積極的に提供することで、これらの層を現場で活躍させることが業界全体の進歩にも寄与するでしょう。