株式会社Y's upの建設業ブログ

内装工事について

内装工事ってどんな仕事内容がある?内装工の平均年収や魅力について紹介

人親方として内装工事を専門に行っている方も多くいらっしゃるでしょう。内装工事と言っても、さまざまな作業があります。しかし、それら全ての作業をこなせるという一人親方の方も少ないのではないでしょうか。

この記事では、内装工の仕事内容、内装工の平均年収、内装工の魅力について、ご紹介します。ぜひ、この記事を参考に一人親方として、

レベルアップするための情報収集をしてみてください。

内装工の仕事内容

内装業とは、内装に関する仕事の総称であり、細かく見るとさまざまな作業があります。ここでは内装業で発生する主な作業として8つの作業をご紹介します。

  • 軽鉄工事
  • ボード工事
  • クロス工事
  • 塗装工事
  • 左官工事
  • 床仕上げ工事
  • 木製建具工事
  • 家具工事

もし、経験したことがない作業があれば、ぜひ参考にしてみてください。

軽鉄工事

軽鉄工事とは、建物の壁や天井などの骨組みを、軽量鉄骨を使ってつくる工事のことです。軽鉄工事には、厚み0.5mm程の薄い鉄板が材料として使用されます。

軽量鉄骨は、火災に強い・耐久性が高いなどのメリットがあり、一般住宅でも木材ではなく、鉄製の材料を使用することが増えています。

ボードを張る壁をつくる際は必要となる工事のため、需要は高いといえるでしょう。

ボード工事

ボード工事は、クロス工事や塗装工事などの前に行う工事であり、壁や天井などの下地にボードを張ります。

ボードには以下のような種類があります。

  • 石膏ボード
  • 強化石膏ボード
  • 耐水ボード
  • 防音ボード
  • 防湿ボード

それぞれのボードを、つくりたい部屋に合わせて選択し、工事を行います。

ボードを張るメリットとしては、火災が発生した際に、火災の広がりを最小限に抑えられ、避難経路を確保できる点が挙げられます。

内装工事では欠かせない工程のため、需要が高いといえるでしょう。

クロス工事

クロス工事ではボード工事で張り付けた下地の上に壁紙を貼ります。ボード工事では下地を張り付けたときに、

つなぎ目が現れてしまうので専用のパテで平らにする必要があります。

作業には高度な技術が必要となるため、内装業のなかでも技術の差が現れやすい作業といえるでしょう。

技術力が評価されることで、より多くの仕事を獲得でき、収入を上げられるでしょう。

塗装工事

塗装工事では、壁や天井など部屋の内部に塗装を施していきます。

壁や天井に用いられている材質は、状況によって異なるため、材質によって塗装する材料を選定する必要があります。

塗装は刷毛やローラーを使用しますが、塗装の作業は難しく、さまざまな知識や熟練した技術が必要です。

完成度が職人によって違うため、技術力があれば依頼を受けやすくなるでしょう。

左官工事

左官工事とは、専用のコテを使用して、モルタルなどの壁土の材料を水で練り、下地の上に塗り付けていく工事です。

下地の上に塗り付けていく以外にも、ペンキやタイルの下地塗、土間打ちや階段の仕上げなどさまざまな場所で行います。

内装工事では欠かせない作業が多いため、需要の高い作業といえます。

床仕上げ工事

床仕上げ工事とは、建築物内の床に、フローリングやクッションフロア・カーペットなどをはめ込み、床面を仕上げていく工事です。

床材の高さ調節や空気の通り道などを考えてはめ込む必要があり、高度な知識と技術が必要となります。

仕上がりの差が出やすいため、技術力があることで継続して依頼を受けやすくなるでしょう。

木製建具工事

木製建具工事は、新築住宅において、内装工事がすべて終わった後の仕上げ工事として行われます。

ドアやふすま、障子などをつくる仕事であり、近年デザイン性を求めるユーザーが増加傾向にあることから、

デザイン性にこだわるユーザーの期待に応えるための重要な役割を担っています。

家具工事

家具工事は、建築物に家具を備え付けたり、家具の材料を現場で加工・組み立てて備え付ける工事です。近年、デザイン性にこだわるユーザーが多いため、

職人のセンスや技術が必要となる重要な作業となっています。

家具は日常で使用するものであることから、家具工事はユーザーから直接技術力を認めてもらえるチャンスです。

技術力を身に付けも変わるということも念頭に置いて、仕事を獲得できるようにしましょう。

内装工の魅力

内装工事のさまざまな作業と平均年収について紹介しましたが、内装工の魅力も紹介していきます。ここでは、2つの魅力について、ご紹介します。

  • 環境面の負担が少ない
  • 長く勤められる

内装業で独立を検討している方は、参考にしてみてください。

長く勤められる

内装工は専門職であるため、経験を積むことで技術を身に付けられ、長く勤められます。さまざまな現場で、内装工事が行われていますし、その工事の作業内容は多岐に渡ります。内装工事を何度も経験していくにつれて、作業をスムーズに進めることができるようになるでしょう。

また、上述した通り、内装工事には多くの作業内容があります。最初はクロス工事を専門に行っていても、現場によっては他の工事を行うこともあるでしょう。

そうすれば、ご自身のスキルも幅も広げることができ、案件を受けられる幅もどんどん広がっていきます。「手に職をつける」という言葉を体現している職業が、内装工なのです。

さらに、一人親方として独立していれば定年がないため、体力が続く限り仕事を続けられます。内装技能士などの資格を取得すると継続的に仕事を受注できるようになり、新しい仕事にもチャレンジできるでしょう。仕事を継続的に受注できるとより長く勤められることとなるため、資格を取得して、信用を得ることも大切です。

環境面の負担が少ない

内装工は屋内での作業がメインとなるため、夏の暑さや寒さなどの影響を多少受けるものの、他の業種に比べて労働環境による身体への負担は少ないです。

雨や風などの天候に左右されることがないため、工期が伸びる心配もありません。工期が安定していることにより、継続的に仕事を獲得できるでしょう。

内装工に向いている人

最後にご紹介するのは内装工に向いている人です。以下の項目に沿ってご紹介します。

  • 手先が器用な人
  • インテリアやデザインを考えるのが好きな人
  • チームワークやコミュニケーション能力を重視して仕事を進める人

それでは順にご紹介します。

手先が器用な人

内装工の仕事は、ほぼすべて手作業で行います。内装をきれいに仕上げるべく、細かい作業も多いため、細かい作業が苦にならず手先を器用に扱える人が向いています。細かい作業を繰り返し正確に行えるだけの忍耐力も必要となるでしょう。

インテリアやデザインを考えるのが好きな人

内装工の作業で使用する材料は多種多様であり、設置する場所や目的・空間などに合わせて材料を選びます。仕上がりの完成度を高めるために、

インテリアやデザインのアイディアが豊富で、自分自身で考えることが好きな人が適しています。

チームワークやコミュニケーション能力を重視して仕事を進める人

内装作業の現場では、複数人でチームを組んで作業を進めます。チームで協力して作業を効率的に進めるためには、円滑なコミュニケーションが欠かせません。メンバー同士で協力するチームワークや、作業中に意思疎通を図るためのコミュニケーション能力が必要です。

内装工はイベント業界でも求められている!

内装工は仕事の繊細さや技術力の高さが評価され、建設業以外にも活躍の場を広げています。コロナ禍が明け、イベント業界では今まで開催を控えていたイベントも、再開してきています。

今後どんどんと大きなイベントも開かれていくことでしょう。

今回はイベント業界について以下の内容に沿ってご紹介します。

  • イベント業界とは
  • イベント業界で仕事を獲るなら職人BASEに登録しよう

内装工が建設業以外の仕事を得るために有益な情報となるでしょう。それでは順に紹介していきます。

イベント業界とは?

イベント業界とは、総合管理(元請)となる広告代理店や総合制作会社に加え、演出、会場設営、音響、照明、映像などの「制作」や、進行運営、警備、清掃などの「運営」に関わる専門技術会社など広範囲にわたります。

これらの作業は、内装工も行うことができるものが多く、イベント業界の会場設営や、音響や照明、映像などの仕事で、活躍できます。

まとめ|内装工事の仕事は多岐に渡るのでスキルを高めて案件を受注しよう

内装工事にはさまざまな作業がありますが、どの作業も欠かせないものです。そのため、将来性もあると予想されるため、今後も継続的に仕事を行えるでしょう。

内装工の魅力としては、長く勤められること、環境面での負担が少ないことが挙げられます。

また、内装工に向いている人としては、手先が器用な人やインテリアやデザインが好きな人、コミュニケーションを重視できる人です。内装工は今後、会場設営などで、イベント業界での活躍も見込まれるため、将来性があるといえます。

熱中症対策は万全ですか?

工事現場において大雨は滴ですよね。日々の工程の不安から解放されます。

 

しかし梅雨明けということは、夏本番ということです。建設業では例年、熱中症が多発しており死亡に至るケースもあります。

建設業では昨年、令和4年度に172件の熱中症が発生しております。いくつかの事例で、熱中症予防のための労働衛生教育を行っておらず、発症時、緊急の処置が適切に

なされていませんでした。

熱中症は、いつ、どこでも、誰でもなりかねません。熱中症になりかねない時期があります。

・5月の暑い日・梅雨の晴れ間・梅雨明け・お盆明け

特になりやすい時期です。9月も暑さが厳しい日がありますから、年間を通して5か月は注意が必要ということです。

 

日常的な体つくり

・水分をこまめにとる

のどが渇いていなくてもこまめにとることを習慣づける。

・塩分を程よくとる

過度にとる必要はないですが、毎日の食事を通して程よく塩分を取り、大量にあせをかくときは塩飴や塩タブレットなど摂取しやすいものでとると

楽です。

・十分な睡眠

寝不足は現場作業をするものにとって大敵です。

睡眠の質もとても大事で、エアコンや扇風機を使って快適な睡眠環境を整えましょう。

・前日のアルコール

二日酔いは熱中症を発症しやすくなります。アルコールは非常に利尿作用があり、翌朝脱水状態になっている可能性があります。

 

作業環境を改善する

送風装置を導入して作業環境を改善すると、熱中症の発生リスクを抑えられます

例えば、大型扇風機などの送風装置を導入すれば、作業現場に涼しい風を送れるため、作業員が快適に作業できるようになるでしょう

。足元に遮光ネットを設置して、地面からの照り返しを防ぐのもおすすめの対策です。

導入費用は発生しますが、屋外用のスポットクーラーを導入するのもよいでしょう。屋外用スポットクーラーは、「移動式エアコン」とも呼ばれる設備です。

室外機不要で涼しい風を送れるため、風のない日や風通しが悪い現場の熱中症対策になります。

他にも以下のような改善策もおすすめです。

  • ・ドライミストの設置
  • ・テントや簡易的な日よけを設置して日陰をつくる
  • ・散水

ファン付き作業服や熱中症対策グッズを活用する

ファン付き作業服とは、作業服の腰のあたりに取り付けられたファンが取り付けられた作業服のこと。

ファンを回して、作業服の内側に空気の流れを発生させることで、衣服内の空調をコントロールします。

エアコンのように冷風を送り込む機能はありませんが、気化熱を利用して体温を下げてくれるため、それまでの作業服にはない涼しさを感じられるでしょう。

冷感機能のあるアームカバーやアンダーウェアを導入するのも効果的です。

最近は、コンプレッションウェアに冷感機能や吸汗速乾機能を内蔵した製品も増えています。

コンプレッションウェアは、伸縮性の高い生地によって着用者の体の動きをサポートしてくれるインナーウェア。快適性と安全性を両立できるでしょう。

 

休憩時間の設定を見直す

休憩を取るタイミングや休憩時間を見直す方法も効果的です。

休憩時間には体の疲労を取る効果があるほか、水分・塩分の補給時間にもあてられます

例えば、「午前中に1回の休憩を設定している」という現場なら、休憩回数を2回に増やしたり、1時間ごとに休憩を設けたりして、作業員が休める機会を増やすのがよいでしょう。

休憩回数を増やせない場合は、休憩時間の延長を検討してみてください。

15分休憩を30分休憩に延長すれば、熱中症の発生リスクを抑えられるでしょう。

また、日照りが厳しい時間帯は作業強度を落としたり、作業員の体調チェックの回数を増やしたりする方法も効果的です。

気象予報などを参考に臨機応変に対応できるとよいでしょう。

 

現場で熱中症が発生したときの対策

もしも土木現場で以下のような症状がみられる従業員が発生したら、熱中症の可能性があります。

  • ・立ちくらみ
  • ・吐き気
  • ・筋肉の硬直(こむら返り)
  • ・脱力
  • ・まっすぐ歩けないなど

熱中症の可能性がある場合は、以下のような応急処置を行いましょう。

  • ・涼しい場所へうつす
  • ・衣服を脱がせて体内の熱を外に出す
  • ・氷嚢で首やわきの下、太ももの付け根を冷やす
  • ・経口補水液やスポーツドリンクで水分・塩分を補給する

万が一、「意識がない」「呼びかけへの返答がおかしい」といった症状があれば、すぐに救急車を要請してください。

従業員の体調が回復して、自力で水分を取れるようになっても、念のため医療機関の受診を勧めましょう。

現場で実施したい「熱中症の予防対策」

土木現場で実施したい熱中症の予防対策は以下の3点です。

  • ・作業中の巡視を行う
  • ・熱中症に関する研修を実施する
  • ・チェックシートを活用する

それぞれ解説します。

 

作業中の巡視を行う

気象予報などを参考に、気温や湿度が高い日、日照りが強い日など熱中症が発生しやすい日を確認して巡視を行いましょう。

巡視を行うと、作業現場をその目で確認できるため、安全性を客観的に判断できます

夏の土木現場では、高い気温や直射日光などの影響により、現場の作業員は消耗しています。「体調の変化に自分で気づけない」というケースは発生するかもしれません。

そこで、現場の責任者が作業員に声をかけたり様子を確認したりすることで、事故が発生する前に現場の安全を守ることができるのです。

巡回車両を利用して複数の現場を回る場合は、車両に経口補水液や塩分補給キャンディを搭載しておけば、巡視の際に物資の補給も完了できます

 

熱中症に関する研修を実施する

作業員自らが熱中症予防に取り組むようになると、熱中症の発生リスクが大きく低下するでしょう。

注意喚起のチラシやポスターを作業員の目に留まるところに設置したり、熱中症に関する研修会を開催したりする方法が効果的です。

研修会には、作業員同士の連携を高める効果もあります。研修を受けた作業員同士で声をかけ合うようになったり、研修を受けた作業員が別の作業員へ注意喚起したりといった効果を期待できるでしょう。

チェックシートを活用する

チェックシートを作成して従業員自らにチェックしてもらうと熱中症の予防対策になります。

「目まいや立ちくらみがある」「吐き気がする」といった項目を設けたチェックシートを用意して、作業員に配布しましょう。

作業員自らが自分の体調をチェックすることで、現在の体調を客観的に把握できます。

「チェック項目にあてはまる場合、すぐに所属長にその旨申し出ること」などと注意書きを記載しておけば、体調不良者が発生する前に対処できるでしょう。

作業員の人数が多く、確認業務が煩雑になる場合でも、あらかじめチェックシートを記入してもらい巡視の際にまとめてシートを確認すれば、業務を効率化できます

 

現場の熱中症対策を万全にして安全な業務遂行を

熱中症は、体温調整機能が正常に機能しなくなり、体内に熱がこもった状態。

頭痛や吐き気、筋肉の硬直などを引き起こし、状態が改善されない場合は命の危険にもなるおそろしい症状です。

気温や湿度、日光といった環境の影響を受ける土木現場だからこそ、本記事でご紹介した熱中症対策を参考にしていただき、作業員の安全を確保して安全に業務を遂行してください。

外装塗装の事前準備

 

外壁の塗装面積・形状・立地場所によっても異なりますが、外壁塗装にはおおむね2週間前後の期間が必要です。

天候も加味します。その間家で暮らすことはできますが、事前にお客様のほうで出来る準備はやっておきたいですよね。そこで外壁塗装を行う前にやっておきたい準備と、

各工程ごとについて簡単にお話します。

◼ 外壁塗装前にやっておきたい準備

まずは外壁塗装前にやっておきたい準備について。塗装期間中にご家族の方が暮らしやすいようにするための準備はもちろん、各業者とのやりとりを円滑・スムーズにするためやトラブルを事前に防ぐためといった目的の準備になります。

 

・外壁の近くにある物を片付ける

外壁塗装をする際、外壁の近くに物がたくさんあると仮設足場作業や各工程職人の邪魔になってしまいます。

仮設足場を組む工程を想像してもらうと分かりやすいかもしれませんが、外壁から50㎝~1m以内に組み立てることが多いため、外壁の近くに物があると作業員が移動させるのに手間がかかってしまいます

。移動作業に手間がかかって塗装期間が伸びてしまうと工事時間にも影響が出てしまうため、事前に物を移動・片付けておくことで、

よりスムーズになると思います。ほとんどの家の場合、仮設足場組は1日以内で終わりますが、物が極端に多いと、日をまたいでの作業になるので、2日頂くこともまれにあります。

そうなると費用もかさみますのでもったいないお話です。

 

・車の移動場所を用意しておく

外壁の近くに自家用車を駐車している場合、仮設足場を組むときの邪魔になったり使用した塗料が付着してしまったりすることがあるため移動場所を用意しておく必要があります。

外壁から少し離れたところにカーポートがある場合は、塗料の付着を防げるようなカバーをかけるだけで飛散を防止することもあります。

塗装業者によって養生対応が異なるため、塗装期間に入る前に車の移動について業者に聞いて確認しておくと良いでしょう。

また立地条件によっては使用材料を置かさせていただいたり、工事車両を止めさせていただくケースもあります。

 

・ご近所様へのご挨拶

外壁塗装の期間中は、塗料の臭いが広がってしまったり工具を使った時の騒音がしたりすることも。

高圧洗浄に際して水が近くの家にかかってしまったり、塗料が飛んだりといったことも考えられます。

そのため塗装工事を行う日程や時間帯をできるだけ早めに近所の方にお伝えしておくとご近所様も安心です。

リフォーム業者も一緒に挨拶に回ってくれたり、リフォーム業者だけでいってくれたりする場合もあるため、事前にリフォーム業者に相談してみましょう。

ただ弊社の場合は先にお客様にご挨拶をお願いしています。われわれ業者が先に行くと「なんで家のものが先に挨拶に来ないんだ!」と、ご近所様の方から注意されるケースも増えてきていますのでそうさせて頂いております。

 

・工事代金の支払い

弊社の場合、塗装工事の費用支払いは、2分割にお願いしております。着工前と工事終了後のことです。

その場合は塗装期間に入る前に納金していなければ塗装に入ることができなくなってしまうため、遅れないようにお支払うようにしましょう。

資材・塗料の発注もその中から行いますので協力をお願いしております。お支払いが行われないと塗装着工もできなくなるので、ご契約時には必ず確認が必要です。

 

・壊れたら困る物を事前に伝えておく

塗装工事前に外壁の近くのものを片付けておくという準備をさきほどお話しましたが、簡単には移動することができない物や、外壁の近くではないけれど敷地内に大切なものがある場合もあるはずです。移動して壊れたら困る物は事前に業者に伝えておくようにしましょう。

当然のように思われるかもしれませんが、伝えておくことでリフォーム業者が物の存在を確実に認識してくれるため安心度が高まります。

リフォーム業者は毎日忙しく作業を進めているため、移動する存在が曖昧だと万が一不注意にも劣化していて壊れてしまうケースもないとは言い切れません。

万が一を防ぐために、リフォーム業者に伝えておけることは事前になんでも伝えておくようにしましょう。

ただ、なるべくなら大切なものはご自身で動かすことが一番なのは付け加えておきます。

特に問題が多いのが大切な樹木などです。

・洗濯物を干す場所の確保

基本的に塗装工事中は洗濯物を外に干すことはできません。窓に養生を行っているためです。

家にサンルームや洗濯スペースがある場合は問題ありませんが、そうでなければ室内干しできるスペースを確保する必要があります。

室内干しに使える場所がない場合、近くのコインランドリーを使用するという手もあるため、塗装工事中にストレスなく暮らせるように事前にイメージしておくとスムーズでイライラすることが軽減されます。なるべくなら一日でも早く窓養生を外せるように塗装工程も組んでは行きます。

 

・塗装前の家の状態を撮影しておく

塗装工事を行う際、塗装前の家の状態を撮影しておくことも準備の一つです。

色の違いを確認するためというのはもちろんですが、塗り替え前に問題のあった箇所を直してもらえているかどうかの確認にも使えます。

万が一忘れていた場合の証拠にもなるため、できるだけ撮影しておくことをお勧めします。

ご家族の思い出作りにも活用されてみてはいかがでしょうか。ただし、リフォーム業者も事前には写真を必ず撮影しているのがほとんどです。必要なら業者さんに相談するのもありだとは思います。

 

◼ 外壁塗装の工程

外壁塗装前の準備が分かったところで、実際に外壁塗装を進めていく工程はどのようになっているのでしょうか。

それぞれ家の状態・材質によって基本工程が変わることもありますが、塗装工事の一般的な流れについてお話します。

 

・ご近所様ご挨拶や塗装準備

塗装工事の日程が決まったら、塗装作業に入る前に近所の方へのご挨拶に伺います(最低一日前まで)。塗装作業内容や想定される期間についてご説明を行うことで、

お隣様には普段通りに近い生活をしていただけるよう努めさせていただきます。お客様も事前にできる準備が準備があれば、工事に入る前に準備していただけると幸いです。特に工事車両の駐車場所・足場運搬車両の資材搬入時間や高圧洗浄日の干し場所・窓の開閉については必ず説明しております。

 

・足場や飛散防止ネットの設置

仮設工事を安全に進めるために、仮設足場の組み立てや飛散防止ネットの設置は重要な工程です。

塗装職人が能力を最大限に発揮するためはもちろん事故が起きないよう、ご近所の方々への配慮といった目的もありますので、手を抜くことなく作業させていただきます。

 

・高圧洗浄

塗布塗料の品質を発揮するためにも、高圧洗浄で長年の外壁の汚れや苔を落とすことも大切な工程の一つです。

汚れや苔などが付着したままだと、どれだけ丁寧に外壁を塗装しても塗膜が落ちやすくなったり機能を発揮できなくなったりしてしまいますので重要な工程の一つになります。

塗料を外壁に馴染ませて密着させるためにも、外壁塗装前には必ず高圧洗浄を行います。屋根塗装や付帯部があっても基本1日以内で終了します。

・下地処理

外壁を高圧洗浄後にしっかりと乾燥させたあとは下地処理という工程に移ります。

外壁の劣化箇所や度合いに応じて、サビの除去や釘の補修・ケレン・シーリング補修といった処理を行います。

塗装前に下地処理を丁寧に行うことで、完成後の仕上がりの良さや耐久性へと繋がりますので大切な工程になります。サイデイング外壁材やALC外壁材の場合にはシーリングの打ち換え工程もあります。

・養生

外壁塗装する箇所と、塗料が付着してはならない箇所があるため、塗料の付着を防ぐために養生という作業を行います。

もうひとつマスキングの役割もあることも覚えておいていただけたらと思います。大変手間がかかる工程ですが、養生を怠ると小さな箇所から品質に差が出てきてしまいます。

そのため(株)匠エージェントは品質を支える工程として養生も丁寧に行うことはもちろん、要だとも考えております。養生の差で完成の差が決まるともいわれております。

・塗装

ここまで塗装事前準備が終わりましたら、いよいよ外壁塗装の工程に入ります。

基本的に外壁塗装は下塗り、中塗り、上塗りと3回に分けて3度塗りを行います。リフォーム業者によっては中塗りではなく上塗り2回と説明しますのでご確認ください。

下塗りは、中塗りと上塗りの密着度を高めるためのもので、下地を整えていく作業です。上塗りという最終仕上げに向けて行うのが中塗りです。

中塗りの色を変える塗装業者様も多いですが塗料缶の数が多くなるのと、仕上がりに差異が出来るためお勧めは出来ません。見た目の良さや耐久性に直結してくる上塗りを行い、仕上げの工程となります。

・点検

外壁の大きな面だけではなく、付帯部と言われる雨戸・軒天井・破風板なども塗装を行い、点検や仕上がりの最終確認を行ったら塗装工程の完了となります。

塗装品質のチェックは塗装業者・リフォーム業者が行いますので、お客様の方で何か気になる点がありましたら担当者にお気軽にお申しつけください。

お客様の方で仮設足場や危険な屋根上に上がられるケースも多く、頭部の事故や転落事故にも繋がりますので、事前にリフォーム業者の方にお尋ねください。

・足場の解体と片付け

塗装作業の最後に、仮設足場の解体や片付け・清掃も丁寧に行います。「最初にお伺いした時よりも奇麗な状態にしよう!」を念頭にお引き渡しさせていただきます。

なお慌ただしい仮設足場解体撤去時では見落としがちな屑ゴミや養生テープなどは、後日改めて清掃を行います。基本1日以内となります。

・清掃、ご近所様ご挨拶

後日天気や明るい時に改めて屑ゴミや養生テープなどの確認清掃を行わせて頂きます。

◼ まとめ

外壁塗装を行う際、自分で出来る準備は事前に行いたいというお客様もいらっしゃるかもしれません。

外壁塗装工事に入る前に外壁近くの物を片付けたり、車の移動場所を確保したり、大切な物はお伝えいただいたりと、工事中のトラブルを防ぐためにお客様にしていただけると安心な準備もあります。リフォーム業者の方で出来ることもありますので、お客様の方でお時間がないような場合にはぜひリフォーム業者まで遠慮なくご相談ください。

中にはご近所様とトラブルを抱えているケースもあるかと思います。

何かご不明点や疑問点があれば、お気軽にご相談ください。

屋根塗装

屋根塗装の流れや屋根の種類を紹介!塗り替えがお得な時期はあるのか?

外装塗装とセットで行われることの多い屋根塗装。屋根も外壁と同様多くの紫外線を浴び、雨や風にさらされてるお住いの中で最もダメージを受けやすい部分です。

また普段目にする機会が少ないことから、気が付いた時には劣化がかなり進行していたというケースもあります。雨漏りがないから大丈夫ということはありません。

 

・主な屋根の種類

屋根といっても、屋根材にはいくつかの種類があります種類によっては塗装の必要のないものもあります。ご自宅の屋根が何なのかを確認しましょう。

 

・ストレート屋根

薄い板状に加工された建築材の事です。

軽量の為耐震性に優れており、現在住宅の屋根で最も多く使われている素材です。この素材には防水性はなく徐々に塗装された表面の防水性が落ちてきますので新築から10年を

目安に塗り替えましょう。

 

・日本瓦・洋瓦

耐久性が高く、そもそも表面に塗料処理がされてないため、塗装のメンテナンスは必要ありません。破損した場合は1枚単位で交換します。

・セメント瓦

防水性を塗装に依存している為、定期的な塗装メンテナンスが必要となります。

 

・トタン屋根

亜鉛メッキの板を使用した屋根の事です。ベースが金属なので、塗装が必要な素材です。錆が発生しやすいため、錆を取り除くけれん作業をしっかり行っていきます。

 

・ガルバリウム屋根

ガルバリウム鋼板とはアルミニウム、亜鉛合金メッキ鋼板です。トタン屋根よりもさびにくく、耐久性が高いのが特徴です。

こんな場合は相場より高くなりがち

実際に見積もりを取ってみたら、相場より高い金額が出てきてしまった場合、以下の理由が考えられます。

1.高級塗料を使う場合

フッ素塗料、無機塗料などの高耐久性の塗料や、断熱・遮熱塗料といった高機能性の塗料を使う場合には、材料費が高くなります。

4-2.屋根の形や家の形が複雑で塗装面積が大きい場合

同じ30坪の住宅でも、形によって屋根、外壁の面積が異なります。形が複雑になる程、塗装面積が大きくなります。総2階の1Fと2Fがほぼ同じ作りをしたものが1番単純で、ベランダが大きく出ている、下屋根が大きい場合などは塗装面積が大きくなります。

4-3.屋根の勾配が大きい場合

屋根勾配が大きいと、屋根足場という特殊な足場が必要になります。屋根足場は、勾配の大きい屋根でも安全に作業できるものです。5寸(約26.5度)以上の勾配がある場合には、一般的に屋根足場が必要となります。

4-4.屋根、外壁が著しく傷んでしまっている

損傷が激しい場合、塗装作業だけでなく、一部補修作業などが必要な場合には、工事費用がその分高くなります。

例えば、以下の外壁はヒビ割れが見られます。このようなヒビ割れは雨漏りの原因となりますので補修が必要です。

外壁ひび割れ補修

 

5.屋根・外壁塗装の費用を抑える方法

屋根・外壁塗装は、お家のメンテナンスのために行う工事ですが、金額が大きいためなかなか実施に踏み切れないといった方も多いです。同じ品質の工事なら、できるだけ工事費用を抑えたいですよね。

そこで、屋根・外壁塗装の費用負担を少しでも減らす方法についていくつかご紹介いたします。

5-1.補助金を活用する

自治体の補助金制度が活用できる場合があります。工事費用の一部を補助してくれることがあるため、ご自身の住む自治体に条件等を問い合わせてみましょう。省エネ対策の一環として、遮熱塗装などで適用となる制度を設けている自治体もあります。

5-2.相見積もりをする

相見積もりとは、2,3社などの複数の業者から見積もりを出してもらうことです。相場感がわかり、値引き交渉などができる材料となります。業者も相見積もりがあるとわかっていると、少し金額を下げた見積もりで持ってくることもあります。

5-3.社内に職人がいる屋根・外壁塗装専門業者に依頼する

工事を下請けに任せている会社の場合、中間マージンを取っているため工事費用が高くなります。自社で職人を抱えている施工業者に依頼することで、リーズナブルに工事を行うことができます。

信頼できる外壁・屋根の塗装業者を見つける方法

優良業者を見つけるためには、いくつかのチェックポイントがあります。パンフレットや説明がよくても、実際に工事に入るとトラブルが多いという業者も稀にいますので注意が必要です。

  • 建築業許可、塗装技能士の資格有無
  • 自社施工が可能な業者か
  • 地域での施工事例はあるか

 

6.まとめ

屋根・外壁塗装工事の相場について、坪数ごと、単価を含めた実際の見積もり例を参考にご紹介いたしました。

【外壁と屋根の塗装費用相場】
坪数 費用相場
20 60~90万円
30 80~140万円
40 100~160万円
50 120~180万円
60 140~200万円

相場が分かっていれば、実際に業者に見積もりを取った際に、本当に契約を結んでも大丈夫かどうかの判断基準になります。

ご自身ですでにお見積もりを取っている場合も、これから見積もりを取ろうと思っている方も、本記事で解説した相場を参考にしていただければ安心して外壁や屋根の塗装を進められるはずです。

すでに各社に見積もりを取った後は、見積もり書の中身をきちんと確認しましょう。

見積書の書式は、各業者で異なりますが、工事項目についてはほとんど同じになります。これらの項目の単価と、使用する塗料の違いを比較することで、見積もり内容について業者の特徴がわかるようになります。

見積書の作り方で、丁寧な会社かわかることもありますので、金額、内容に納得した優良業者に依頼し、満足いく塗装工事にしましょう

雨の日の安全対策

雨の日の作業安全対策☔

 

今日、気象庁は関東が梅雨入りしたと発表しました。

平年よりも15日ほど遅いようです。広範囲で大雨の恐れがあり、最新の気象情報に注意が必要ですね。

雨の作業において安全対策が欠かせません。建設現場やその他の作業現場では雨による危険が潜んでいる為、十分な注意が必要です。

 

雨の日の建設現場における注意点

雨による滑りやすさや視界の悪さなどに対応するため、特に足元の確保や、作業員同士のコミュニケーションを重視する必要があります。

雨の日は滑りやすいため、転倒や転落のリスクが高まります。作業場所の周囲には適切な足場を整え、滑りにくいシューズを着用しましょう。

特に屋根や高所での作業は、より慎重に行う必要があります。作業員同士で連携を取り、互いの安全を確保することも重要です。

 

次に、雨による視界の悪化にも注意が必要です。

雨滴や水しぶきで視界が妨げられることがありますので、安全帽や保護メガネを着用し、しっかりと作業を

行いましょう。作業現場での信号の確認や指示も特に雨の日には注意が必要です。

そして電気の使用にも注意が必要です。

雨水や湿気が原因で発生する漏電や感電のリスクが高まります。配線や電気機器の点検や交換は、雨が止んだ後に行うほうが安全です。

また、雨の中での電気作業は専門のスタッフに依頼することをおススメします。

 

雨の日の危険個所と対策

危険個所の1つは、通路や足場の滑りやすさです。雨天時には、足元が濡れて滑りやすくなるため歩いたり作業をする際に転倒するリスクが高まります。

対策として滑り止めマットやグリップ力のある作業靴の使用を推奨します。

もう一つとしては、雨水の溜まり具合です。

傾斜や、排水設備の問題により水たまりが深く足元が見えにくかったり水かさが深くなったりすることで作業時の事故が起こりやすくなります。

 

そして雨漏りによって作業場の床や作業機器が濡れることで滑りやすくなったり感電の恐れもあります。このような場合には、濡れた個所を速やかに乾かしたり

修理するなどの対策が必要です。

 

最後に

大雨や台風など悪天候が予想される場合、安全の確保や資材を守るために賢明な判断を現場監督は下すことが求められます。

天気の急変や地震など予測不能な自然災害に

備えて現場での非常時の対応についても考えておく必要があるでしょう。

建設現場では、天候によって作業の進行が左右され労働者の作業の危険も変わってきます。現場監督は悪天候で工期が遅れることに焦って

作業を急ぐのではなく、作業員の安全を1番に考えることが大切です。

 

 

建設現場の施工管理とは?

建設現場の施工管理とは?必要な安全管理についても解説します。

サステナブルな働き方の実現に向けて、様々な業界が取り組みを進めていますが、建設業界もその一環です。

建設現場において安全かつ円滑に工事を勧められるように工期全体を管理する役割を担っているのが施工管理です。中でも、作業員の健康と安全の確保を目指す

安全管理は、職場環境の整備の為だけでなく工期内の工事完遂を実現するための要素としても重要視されています。

 

 

施工管理とは?

品質管理・コスト管理・工程管理・安全管理・環境管理の総称で、建設現場において安全に配慮しつつ作業員を指揮監督し工事全体を管理する業務の事です。

施工管理の業務内容は、工事ごとのスケジュール管理、業者との打ち合わせ、作業員の調整、建設資材の発注・納期管理・品質管理のほか、書類の作成や役所への手続き、

工事依頼者への対応など、多岐にわたります。

 

安全な作業環境を確保するため、建設現場を巡回することも施工管理の重要な役割の一つです。

施工管理の仕事にあたり資格は不要ですが、将来的に施工管理者として働きたい場合は、現場で経験を積みながら

”施工管理技士”の資格を取得するのが一般的です。

”建築施工管理技士”の資格には、1級と2級がありそれぞれ業務範囲が異なります。

2級建築施工管理技士であれば、すべての工事現場に配置が義務付けられている”主任技術者”の業務を担う事ができます。

 

施工管理の5つの要素

施工管理では、定められた工期内高品質な建物を予算内で建設することが求められます。さらに、作業員の安全や建設現場周辺への配慮も欠かせません。

・品質管理

建物の品質や安全性を確保するために重要になるのが品質管理です。

仕様書や設計に基づいて、耐震性や耐火性などの法令基準を満たした建物を建設するよう管理します。材料を正しく使っているか、

工法を守っているか、強度やゆがみ、寸法に問題はないか確認するほか、要所で施工状況を撮影し適切な工事ができているか確認することも重要です。

・原価管理

高品質な建物を建設しても、コストがかかりすぎれば利益を確保できません。そこで必要になるのが原価管理です。

人件費や資材費などの原価を計算し、予算内で工事を完了できるように調節します。

工事を始める前に、工事の規模や内容など考慮して予算書を作成し、削減できる費用はないか考えることも必要です。

 

・工程管理

期限までに工事を完了できるよう、スケジュールを作成し、進歩状況を確認しながら工期を管理します。

建設現場では天候やアクシデントにより、期限の変更を余儀なくされることがあります。

 

・安全管理

危険な作業の多い、建設現場において、安全に工事を進めるための環境を整える業務が安全管理です。作業現場をパトロールして

危険な場所や作業を把握し起こりうるリスクを作業員に周知したり、機械や工具を定期的に点検し不具合があれば修理をしたりします。

 

・環境管理

建設工事によって周囲に騒音や振動の被害を与えないように、また、工事によって自然環境えお損なう可能性が無いように対策を講じる必要があります。

周辺環境・自然環境・職場環境などがありどの環境を重視するかは建設現場によって異なります。施工管理者はあらかじめ各現場や周囲を調査して状況を把握し

それぞれに必要な対策・措置を検討することが求められます。

 

施工管理の中でも重要な安全管理

建設工事で何よりも重要なのは、無事故で工期内に工事を完了させることです。

人命がすべてにおいて優先されるのはもちろんの事、それに加えて施主・工事業者をはじめ、工事にかかわる企業にとって安全が経済的なメリットにも

繋がります。

 

もし事故が発生すれば工事が停止し、不稼働による損失や納期遅延が発生する恐れがあります。

こうした観点からも、工事現場における安全意識は年々高まっており、施工管理における安全管理もさらに重要視されています。

・事前準備

安全衛生計画の作成

安全管理衛生管理の基本方針や目標、労働災害防止対策などの安全衛生管理計画を作成します。

作業手順の作成

■ 作業場所の安全対策

 

3. 高所作業での安全対策
現場環境を考えて、安全で使いやすい設備機械を使用するようにします。

開口部周辺には囲いや手すり・養生ネット・蓋などを設け、足場上で作業する作業員や工具、材料などの落下を防止する安全ネットや手すりなどを設置します。

墜落・転落のおそれがある場所で作業する作業員に対しては墜落制止用器具の使用を徹底し、その扱い方や機能についての特別講習を実施します。

 

4. 滑り転倒防止対策
作業通路の段差や凹凸、継ぎ目などを解消し、階段に滑り止めテープを貼り、転倒の注意喚起をする看板などを設置します。

常に整理、整頓、清掃を徹底することで、物につまずいて転倒したり、床面の水濡れで滑ったりなどの事故を未然に防ぐことができます。

 

5. 季節や天候に応じた安全対策
屋外での作業が多い建設現場では、猛暑や雨天、強風など季節や天候に応じた対策が必要です。

外に置いている資材が雨に浸水したり、強風で飛ばされて落下したりしないように注意します。また、悪天候により墜落などの事故が予測されるときは、作業を中止する判断も必要です。

■ 定期点検

6. 安全パトロールの実施
作業現場に潜む危険要因を見つけるため、毎作業日1回以上巡視し、問題を発見した場合、改善を図ります。

7. 決められた手順・工法を守っているかを確認
事前に作業手順を検討して、作業者に周知します。また、決められたルールや作業手順を守り、正しい工法で作業しているかを巡視して確認します。

8. 使用する機械や設備、器具の安全点検
作業を開始する前に、機械に誤作動や故障がないかを点検し、修理などを実施します。足場や型枠支保工などの仮設設備については工事中も点検・整備を励行します。

また、墜落制止用器具の 点検・保守、保管や安全ネットの損傷確認なども徹底します。

■ 作業員への対応

9. 作業員の体調や睡眠のチェック 
ヒューマンエラーを防ぐため、作業員の日常の健康状態を把握するとともに、作業開始前に、

風邪をひいていないかなどの作業員の体調や睡眠不足の状態のまま現場に立っていないかなどをチェックし、状況に応じて適正な配置を行います。

作業中も頻繁に巡視して、作業員の体調に異常はないかを確認し、作業員同士での声掛けを促します。

 

10. 作業開始前の打ち合わせ
毎日、作業開始前に作業員を集めて打ち合わせを実施します。

 

11. 作業員への教育の強化 
現場に新しく配属された作業員だけでなく、ベテラン作業員も含めて、リスクを予知・回避するための教育をします。

新規作業員に対しては、初めて建設現場に入場する際に実施する「新規入場者教育」の場所や資料提供などの支援をします。

 

12. ヒヤリハットの共有
重大な事故には至らなかったものの、その恐れがあった事例を「ヒヤリハット」といいます。

どこでどのようなときにヒヤリハットが起こったかを記録し、作業員に共有することで、事故を未然に防ぐ効果が期待できます。

事故や災害が発生した場合は、工事施工や安全管理、現場の責任者や事故の関係者とともに原因を追究し、再発防止対策を立てます。

 

 

施工管理に求められるさまざまな能力

前章では安全管理について詳しくお伝えしましたが、施工管理は重要であり、ひとつとして欠かすことはできません

業務内容が多岐にわたる施工管理には、次に挙げるような幅広い能力が求められます。

■ コミュニケーション力 

施工管理の仕事では、工事現場の作業員や職人、会社の上司、関連会社の人など、少なくとも数十人もの人とやり取りを行います。

現場での人間関係が良好であれば相互理解が進み、チームワークが高まり円滑 な作業につながります。性別や年齢、

経験値が異なる人が混在する現場だからこそ、どのような人とも円滑にコミュニケーションを図れるスキル が求められます。

 

■ マネジメント力

施工管理ではプロジェクト全体を把握し、作業員のモチベーションを保ちながら業務を進行する能力が必要です。

 

■ 問題解決力

建設現場は機器の不具合や資材の納品遅れ、作業員の欠如や事故・災害、近隣からの苦情など、予期せぬトラブルが発生します。

施工管理では起こりうるリスクを察知し、対策をとれる危機管理能力が必要です。また、発生してしまったトラブルに対して適切に対処できる判断力や問題解決能力も欠かせません。

 

■ スケジュール管理能力

工事を期限まで完了するためのスケジュール管理能力も重要です。悪天候や作業員不足などで予定通りに作業が進まない事態も考慮したうえで、

進捗状況を確認しながら工期内に完了させる能力が必要です。

まとめ

施工管理は、建設現場にかかわる人たちを取りまとめ、安全な環境で期日までに工事を完成させる重要な役割を担っています。

危険性をともなう建設現場では作業員の安全の確保が何よりも重要です。そのため、「安全管理」は最優先事項であり、

安全な環境の確保は、工期内に安全に工事を完了するだけでなく、作業員が安心して、やりがいをもって働き続けることができる職場環境の実現にもつながるでしょう。

 

建設廃棄物とは?

建設廃棄物とは?種類・建設副産物との違い、処分する際の注意点などを解説!!

建設廃棄物ってどんなゴミ?建設副産物とは別物?建設工事で出た廃棄物はどうやって処分するべき?

そんなお悩みを抱えている方に向けて建設廃棄物について解説します。

1.建設工事の際に発生する建設廃棄物

建設廃棄物とは、建設工事に伴い排出される廃棄物の事。しかし、”建設工事中に排出されるもの=建設廃棄物”というわけではありません。

建設廃棄物には、建設工事に伴い副次的に得られた建設副産物(建設発生木材、金属くず、アスファルト、コンクリート塊…etc)のうち、

廃棄物処理法2条1項に規定されている廃棄物が当てはまります。

建設工事の定義は廃棄物処理法21条の3第1項にて建設物・その他の工作物の全部または一部を解体する工事と定められています。

(新築工事・改築工事・解体工事など)

しかし、自治体によって見解が異なるケースもあるため、原則各自治体の見解に従いましょう。

 

2.建設副産物との違いとは?

建設廃棄物は似たような名前の建設副産物と混合されがちですがこの意味合いは異なります。

建設副産物とは、建設廃棄物を内包する概念。先述したように、建設廃棄物は建設副産物のうち、廃棄物処理法第2条1項に規定されている廃棄物です。

建設廃棄物は、建設工事にしたがい副次的に得られたすべての廃棄物を含みます。

そのため、建設廃棄物に該当しない廃棄物も建設副産物とみなされる場合があります。

 

3.建設廃棄物の種類

ここまで建設廃棄物は建設副産物のうち、建設物処理法第2条1項に規定されていると解説してきましたがひとくちに建設廃棄物といってもたくさんの種類があります。

 

🔔汚泥

場所打抗工法や泥水シールド工法などで生ずる廃泥水…etc

🔔廃油

防水アスファルト(タールピッチ類)や、アスファルト乳剤等の使用浅さ

 

 

🔔廃プラスチック類

廃発泡スチロール等梱包材、廃ビニール、廃シート類

 

🔔紙くず

段ボール、包装材、壁紙くず、障子紙くず

🔔木くず

型枠、足場材、内装、建具工事等の残材

🔔繊維くず

縄、ロープ類、廃ウエス

🔔金属くず

金属加工くず、足場パイプ、鉄鋼鉄筋くず

🔔がれき類

コンクリート歯偏、レンガ破片

🔔天然ゴムくず

🔔ガラスくず、コンクリートくず

 

4.処分する際に気を付けるべき5つの注意点

最後に建設廃棄物を処分する際に気を付けなければならない注意点をご紹介します。

4-1分別に注意!産業廃棄物?一般廃棄物?

産業廃棄物とは、事業活動に従って発生した廃棄物のうち廃棄物処理法で定められた20種類に該当する廃棄物の事。それに対して一般廃棄物とは、前項で解説した産業廃棄物の条件を

満たしていない廃棄物を指します。産業廃棄物と一般廃棄物はそれぞれ処分方法や、処分できる業者が異なるため注意が必要です。

 

4-2特別管理廃棄物の取り扱いは慎重に

特別管理廃棄物は、爆発性・毒性・感染性があり、人の健康や生活環境に被害を生じさせる危険性があります。

処分する際は、事業者自ら特別管理産業廃棄物処理基準に従って行うか、専門の資格を持つ業者に処分を委託しないとなりません。

 

 

現場女子とは??

最近よく聞く現場女子とは何でしょう?

建設業界で、働く女性の実情や困っていることを紹介します。

建設業は、就業者の大多数を男性が占める時代が長く続いていました。世間でも、建設=男性の仕事というイメージを持つ方が多いでしょう。

しかし近年では、建設業界で働く女性が確実に増えています。現場女子や建設小町といった愛称で呼ばれています。

女性を受けいれるには企業側にも色々な環境整備が求められます。

実際の所はどうなのでしょうか?今回は、現場女子が感じるたいへんなことややってよかった事、そしてどのような人が現場女子に向いているのかご紹介します。

 

 

現場女子とは?どのくらいいるの?

建設業界で働く女性の中でも、事務職や営業職といった職種は含めず、現場で仕事する技能者のみをさします。

厚生労働省の労働力調査によると、建設業における女性就業者の数は、2022年の時点で82万人でした。

比率としては、建設業全体の16.7%に当たります。また技術者(施工管理)における女性の人数は約3万人、全体の約8.1%そして技術者(職人)における人数は約6%で、全体の2.3%に

過ぎません。

つまり、建設業界で働く女性はまだまだ少なく特に現場女子は非常に少ないのが実情です。

しかし、ここ最近では技術者として建設会社に就職する女性や、ひとり親方として活躍する女性が少しずつ増えています。

 

建設業界は人手不足が深刻化しており、国や企業も女性人材に力を入れている為、今後も建設業界で働く女性技術者の数は増えていくと考えられます。

将来的には、現場女子が全く珍しくない時代が来るかもしれません。

まだまだあまり知られていない現場女子は、女性受け入れの体制が整っておらず困っている事が多くあると思います。

例えば、

・女性用トイレや更衣室がない

会社のオフィスや現場事務所のトイレは別ですが建設げんばの仮設トイレや作業場では男女共用のものしかないケースが珍しくありません。

コンビニのトイレやビルのトイレなど気軽に用を足せないというのは非常に大きな問題です。

また更衣室が少ないという悩みもあります。

男性は野外でもさっと着替えられるかもしれませんが、女性はそういうわけにはいきません。

車の中やトイレなどで着替えざる負えません。

 

・ヘルメットや作業服のサイズが合わない

ヘルメット、作業服、安全靴、ハーネスといった装備品はこれまで男性の体格に合わせて

作られていました。そのため。女性の体に合ったサイズのものが手に入りにくく少し大きめのものを着用しざる負えない場合があります。

ただ、最近では現場女子の増加に伴い、大手メーカーが女性向け製品をリリースしており、女性の体格に合った装備品も流通するようになりました。今後はさらに種類が増え、サイズや機能性はもちろんのこと、デザイン面でも自分の好きなものを購入しやすくなると考えられます。装備品は安全性や作業効率に大きく影響しますから、最適なものを選びましょう。

 

・夏場は日焼け対策を万全に

建設業の中でも、鳶工事や土工事は屋外での作業が中心です。そのため、夏場は強烈な日差しを避けられず、日焼け対策は必須となります。

出勤前に、UVカット効果の高い日焼け止めを塗っておきましょう。現場での塗り直しは難しいので、勤務時間中はスプレータイプを使うのがおすすめです。

 

現場女子のうれしいメリット

現場女子は、建設工事を通じて社会を支える、とてもやりがいのある仕事です。それに加え、働く女性にとって多くのメリットがある仕事でもあります。主なメリットを見ていきましょう。

・建設現場を変える重要な戦力として重宝される

人手不足が深刻化している建設業界において、女性の職人や施工管理はとても貴重な戦力です。

それに加え、男性中心だった現場に女性が入ることで、従来とは違う多角的な視点で現場を見られるようになります。

これは現場の安全性や生産性の向上、そして新たなアイディアの創出などにつながると期待されています。

また、男性しかいない建設現場に対し、怖いイメージを抱く人は少なくありません。実は苦情や要望を伝えたいけど言いにくい……ということもあるでしょう。

しかし、女性の労働者がいれば、工事の関係者や近隣住民なども比較的話しかけやすくなります。このように女性は、建設現場において大変重宝される存在なのです。

・給与が高い

現場女子は、他の業種で働く女性に比べて給与が高い傾向にあります。なぜなら建設現場の仕事は、専門的なスキルを必要とするからです。

転職支援サービスdoda(デューダ)の調査によると、女性全体の平均年収が347万円なのに対し、

技術系(建築/土木)の女性は365万円、販売/サービス系は296万円、事務/アシスタント系は321万円でした。

現場女子は、女性の比率が高い業種はもちろん、女性の平均と比較しても給与が高いのです。

さらに、現場女子は資格の取得によってキャリアアップしていきます。資格はキャリアやスキルの証明になり、転職する際にも有利です。

しっかりとスキルを磨いて資格も取得すれば、どんどん給与がアップしますし、将来にわたって仕事の獲得に困りません。稼ぎたい女性にとって、現場女子は大変魅力的な仕事だといえます。

現場は女性も活躍できる!

建設現場で働く割合はまだまだ男性が多いため、女性にとってやりにくい現場が多いのは事実です。
トイレがない、着替える場所がない、日焼けが……などハプニングになりがちな問題はいくつかあります。

しかし、よくある問題を上手に克服し、工夫しながら建設現場で活躍する女性が増えてきています。

「女性だからこそ建設現場で働きやすい」「建設業でよかった」というメリットを活かして、楽しく働いている人もいます。

建設現場で女性が働くことへの偏見が少しずつなくなってきているので、今後ますます建設現場での男女比の差がなくなる可能性があるでしょう。

女性にとって建設現場の環境が良くなり、働きやすくなる可能性も否定できません。

 

 

 

訪問販売が家に来た時の対処法!!

訪問販売業者が来る理由

国民生活センターに調査によると訪問販売で不要なリホーム工事をしたという相談が毎年8000件以上も寄せられており、年々増え続けています。

今回は、外壁塗装の訪問販売が家に来る理由と来た時の対処法をご紹介します。

もしもの時に備えてしっかり読んでくださいね💡

 

 

なぜうちに訪問販売がくるのか??

手当たり次第に来るイメージの強い訪問販売ですが、実は訪問販売員も外装塗装を提案できる可能性のある家にしか訪問はしません。

では、どのような家に訪問しているのでしょうか?

訪問業者は、お家の外壁の汚れや劣化具合を見て、ここなら外装塗装を勧められると判断してインターホンを鳴らしている場合がほとんどです。

また、見た目だけで判断しなくても周囲の環境や外装塗装・リホーム工事の実施状況など様々な情報から、

築数年が10年以上たっていると予想し訪問してくるケースもあります。

 

どこを見て判断しているのか?

劣化や汚れは、雨だれが目立ちやすい窓枠、苔が生えやすい北側などを外から見て判断することが多いようです。

また高いところから見て、屋根の劣化状況を確認する方法も取られているようです。

 

訪問業者の対処法

必要ありませんとしっかりと断る

一番簡単で有効的な方法は玄関に出ないで、断るです。玄関まで出てしまうと、変なペースに乗せられてしまい、契約をする雰囲気になって

いて飲まれてしまう可能性があります。

お金がない・旦那に相談するなど言ってしまうと何かしらの理由を付けて次回につなげようとします。

しっかりとはっきり、必要ないですと断ることがうまく訪問販売業者を撃退するポイントです。

 

まとめ

外壁塗装は費用の相場がわかりにくい上に外から見て劣化具合がわかるため、訪問販売業者に狙われやすくなります。

その結果、面積や塗料を多く見積もって高額請求するケースが後を絶ちません。

被害に遭わないためには、必ず地元の塗装業者に相談すること、複数の業者で相見積もりを取ること、訪問販売業者はインターホン越しにキッパリと断ることなどが大切です。

外壁塗装は子供に影響するのか??

外壁塗装は赤ちゃんに影響するのか?配慮するポイントとは?

<外壁が汚れてきた><屋根や外壁に破損がみられる>など、外壁塗装の検討を始めた方にとって気になるのが、外装塗装をすることに従って発症する匂いや音による健康面での

影響。特に、赤ちゃんが生まれた、あるいはご近所のご家庭に赤ちゃんがいる場合は、赤ちゃんの健康へ影響がないか心配になりますよね。

安心安全に外壁塗装をするためにはどんなことを気を付けたらいいのか思っている方もいるのではないでしょうか?

今回の記事を読んでご検討中の方はぜひ参考にしてみてくださいね!

 

外壁塗装は赤ちゃんに影響があるのか?

結論から言いますと100%安全ではありません。ただ、一定の配慮を行うことで影響が出る可能性を極力抑え、塗装工事を行うことは可能です。

 

赤ちゃんへの影響が考えられる工程と対策

 

 

 

 

 

 

 

外壁工事時に考えられる赤ちゃんへの影響を把握しておきましょう。大きく影響を与える点は、溶剤のにおいと塗装中の大きな音の2つです。

 

溶剤のにおい

臭いが気になる溶剤といえば、シンナーなどの有機溶剤があげられます。有機溶剤は、塗料の粘度の調整に使われるもので強い刺激臭がします。

呼吸によって長く吸ってしまうと、頭痛やめまい、吐き気、失神といった健康被害を引き起こす可能性があります。お酒を飲んで酔っ払ったような

感覚にも似ているそうです。

また、化学物質に対するアレルギーを持っている方や、臭いに敏感で体調を崩してしまう方も注意が必要です。

大人にも影響が出てしまう可能性のある匂いですから、赤ちゃんにとっても影響が出てしまう可能性は認識しておくことが重要です。

どの工程で発生しやすいかは、職人さんに確認し事前に把握しておきましょう。

足場設置や高圧洗浄の大きな音

外壁工事を行うためには高所作業が必要となり、足場の設置は必要不可欠。

足場を設置する作業では大きな音がともなります。また外壁の高圧洗浄でも大きなエンジン音が発生します。大きな音にびっくりして赤ちゃんが泣いてしまう可能性は

十分に考えられます。

対策としては、

足場の設置や高圧洗浄の日程を事前にご近所さんに共有する、もしくは当日の作業前にご近所さんに挨拶をするなどして周知することです。

大きな音でも窓を閉め切ることで、最小限に抑えることが可能です。

 

外壁塗装時に赤ちゃんへの配慮ポイント

外壁塗装時の赤ちゃんへの影響をふまえて、どんな点に配慮すれば安心して外壁塗装をすることができるのか、ポイントをチェックしておきましょう。

 

塗装業者に見積もり時に相談し、できる限り影響の少ない塗料を選ぶ

様々な塗料

先述のとおり、ニオイの少ない水性塗料を使う方法が対策として挙げられます。

外壁のお見積もり時に塗装業者に相談すれば、おすすめの塗料を選定してもらえます。

「赤ちゃんがいる」「アレルギーを持つ人がいる」などの情報は、トラブルを避けるうえでも事前に共有し、

プロの目線でオススメの塗料を紹介してもらいましょう。

 

大きな音がする、ニオイのする期間を予め塗装業者に確認し、当日も周知を行う

スケジュール帳

外壁塗装に伴って発生する溶剤のニオイの感じ方には個人差があり、ニオイの広がり方についても立地や風向きなどにより大きく変わるため、

隣近所でいつまでニオイが感じられるかの判断は難しい面もあります。

ニオイに関してはある程度目安として伝える方が、誤解が生じません。

 

洗濯物は部屋干しで対処する

部屋干し

外壁塗装の期間は、ニオイが家周辺に滞留しやすくなるため、洗濯物は部屋干しで対処するようにしましょう。

週末など作業しない日に、「外干し大丈夫ですよ」と業者の方に言われる日があるかもしれません。

とはいえ、赤ちゃんへの影響を最小限にしたいと考えている方は、お天気が良くても部屋干しにしておくと安心でしょう。

 

換気のタイミングに気を付ける

換気

部屋の空気を入れ替えたい!というのは当然のこと。

ただ、外壁塗装期間は、換気のタイミングが重要になります。

特に塗装中は、窓を開けるなどの換気をしてしまうと、溶剤のニオイが部屋の中に入ってきてしまうことになるため、換気には向きません。

塗料が乾けば気になるニオイも少なくなるため、作業をしていない夜などは換気のできるタイミングといえます。

赤ちゃんがいる自宅の外壁塗装中であれば、塗装を行わない窓は養生(ビニールなどで覆ってある)しているため、窓を開けることができません。

窓を開けたい部屋があるときは、塗装前に職人さんに相談し、窓が開けられるように養生をしてもらいましょう。

 

可能であれば大きな音がする期間やニオイが気になる期間は家にいない

お出かけ

赤ちゃんへの影響がどうしても気になる場合、可能であるならば外壁塗装中は家にいないようにすることです。

大きな音は足場に関係する期間と高圧洗浄の日は時間も限られるため、外出をすることで対処は可能です。

ニオイに関しては、塗装後も発生する可能性がありますが、最もニオイの発生する塗装のタイミングを、外出で避けるという対処にはなります。

また、ご近所の赤ちゃんがいるご家庭に対しても、音やニオイが気になる期間の説明と最大限の配慮をする旨を伝えた上で、

作業をする時間帯に外出や窓を閉めるなどの対策を案内するとよいでしょう。

 

まずは相談し、隣近所にも気配りができる業者を選ぶ

外壁塗装 打ち合わせ

赤ちゃんがいる・ご近所に赤ちゃんが生まれた状況下で外壁塗装が必要になった場合には、事情を相談して最大限の配慮ができる業者を選ぶことが重要になります。

担当者や職人などには自ら相談し、都度打ち合わせができ対応してくれれば、安心して作業を任せられます。

 

まとめ

外壁塗装が必要なのに赤ちゃんが生まれた・ご近所のご家庭に赤ちゃんがいる、そのような状況では二の足を踏んでしまうかもしれません。

しかし、外壁塗装は家のメンテナンスとして必要な工事です。

心配ごとはあるかもしれませんが、配慮することで外壁塗装はできます。

赤ちゃんのいらっしゃる家庭、周囲に赤ちゃんがいる環境でも安心して塗装工事を行っていただけるよう、対策の提案も行っております。是非一度ご相談ください。