株式会社Y's upの建設業ブログ

建設廃棄物とは?

建設廃棄物とは?種類・建設副産物との違い、処分する際の注意点などを解説!!

建設廃棄物ってどんなゴミ?建設副産物とは別物?建設工事で出た廃棄物はどうやって処分するべき?

そんなお悩みを抱えている方に向けて建設廃棄物について解説します。

1.建設工事の際に発生する建設廃棄物

建設廃棄物とは、建設工事に伴い排出される廃棄物の事。しかし、”建設工事中に排出されるもの=建設廃棄物”というわけではありません。

建設廃棄物には、建設工事に伴い副次的に得られた建設副産物(建設発生木材、金属くず、アスファルト、コンクリート塊…etc)のうち、

廃棄物処理法2条1項に規定されている廃棄物が当てはまります。

建設工事の定義は廃棄物処理法21条の3第1項にて建設物・その他の工作物の全部または一部を解体する工事と定められています。

(新築工事・改築工事・解体工事など)

しかし、自治体によって見解が異なるケースもあるため、原則各自治体の見解に従いましょう。

 

2.建設副産物との違いとは?

建設廃棄物は似たような名前の建設副産物と混合されがちですがこの意味合いは異なります。

建設副産物とは、建設廃棄物を内包する概念。先述したように、建設廃棄物は建設副産物のうち、廃棄物処理法第2条1項に規定されている廃棄物です。

建設廃棄物は、建設工事にしたがい副次的に得られたすべての廃棄物を含みます。

そのため、建設廃棄物に該当しない廃棄物も建設副産物とみなされる場合があります。

 

3.建設廃棄物の種類

ここまで建設廃棄物は建設副産物のうち、建設物処理法第2条1項に規定されていると解説してきましたがひとくちに建設廃棄物といってもたくさんの種類があります。

 

🔔汚泥

場所打抗工法や泥水シールド工法などで生ずる廃泥水…etc

🔔廃油

防水アスファルト(タールピッチ類)や、アスファルト乳剤等の使用浅さ

 

 

🔔廃プラスチック類

廃発泡スチロール等梱包材、廃ビニール、廃シート類

 

🔔紙くず

段ボール、包装材、壁紙くず、障子紙くず

🔔木くず

型枠、足場材、内装、建具工事等の残材

🔔繊維くず

縄、ロープ類、廃ウエス

🔔金属くず

金属加工くず、足場パイプ、鉄鋼鉄筋くず

🔔がれき類

コンクリート歯偏、レンガ破片

🔔天然ゴムくず

🔔ガラスくず、コンクリートくず

 

4.処分する際に気を付けるべき5つの注意点

最後に建設廃棄物を処分する際に気を付けなければならない注意点をご紹介します。

4-1分別に注意!産業廃棄物?一般廃棄物?

産業廃棄物とは、事業活動に従って発生した廃棄物のうち廃棄物処理法で定められた20種類に該当する廃棄物の事。それに対して一般廃棄物とは、前項で解説した産業廃棄物の条件を

満たしていない廃棄物を指します。産業廃棄物と一般廃棄物はそれぞれ処分方法や、処分できる業者が異なるため注意が必要です。

 

4-2特別管理廃棄物の取り扱いは慎重に

特別管理廃棄物は、爆発性・毒性・感染性があり、人の健康や生活環境に被害を生じさせる危険性があります。

処分する際は、事業者自ら特別管理産業廃棄物処理基準に従って行うか、専門の資格を持つ業者に処分を委託しないとなりません。