2024年05月10日
鍵を貰えたからといってすぐに入居できるわけでもありません。
まずは鍵渡し日についてです。
鍵渡し日🗝️
賃貸物件の契約が完了した後に不動産会社から入居者に新居の鍵が引き渡される日の事です。通常は、入居日の当日か前日に
行われますが、不動産会社や管理会社の定休日や入居者の都合によって前倒しや後ろ倒しが可能な場合もあります。
ただし、その時点で自由に出入りができるようになるわけでもありません。鍵を受け取るだけであり部屋に入ることは原則禁止となっています。
入居日🔔
賃貸物件の契約上で定められた契約開始日の事です。この日から賃貸契約が有効になり家賃などが発生します。また、火災保険などもこの日から適用されます。
この日から部屋に入ることが可能です。必ずこの日に引っ越さなければならないわけではありません。
契約開始以降であれば、自分の都合に合わせて引っ越すことができます。
ただし、家賃は発生しているので忘れないようにしましょう!
鍵渡し日と入居日の違い
以上を踏まえて、鍵渡し日と入居日の違いをまとめると以下のようになります。
✅鍵渡し日は鍵を受け取る日であり、入居日は契約が開始する日である
✅鍵渡し日は入居日よりも前になることが多いが、部屋に入ることはできない
✅入居日は賃貸契約が有効になり、家賃や保険が発生する
✅入居日は契約書上の契約開始日であり、その後であれば自由に引っ越すことができる
鍵渡し日と入居日が異なる理由
トラブル防止のため
鍵渡し日と入居日が異なる最大の理由は、トラブル防止のためです。
入居日よりも前に部屋に入ってしまうと、火災や水漏れなどの事故が発生した場合に保険が適用されません。
また、部屋の傷や汚れなどの状態を確認する機会を失ってしまう可能性もあります。
入居者の都合に合わせるため
鍵渡し日と入居日が異なるもう一つの理由は、入居者の都合に合わせるためです。
引っ越しは大変な作業です。荷物の梱包や運搬、掃除や整理など、やらなければならないことがたくさんあります。
鍵渡し日を入居日よりも前倒ししてもらえれば、たとえ1日でも引っ越し当日までに部屋の掃除や荷物の準備をすることができます。
また、退去する部屋と新しく入る部屋の間に時間的な余裕を持つことができます。
これらのメリットを享受するために、入居者は鍵渡し日を早めてもらいたいと思うこともあるでしょう。
まとめ🏠
・鍵渡し日は鍵を受け取るだけの日であり、部屋に入ることはできない
・入居日は賃貸契約が開始される日であり、家賃や保険が発生する
・鍵渡し日と入居日が異なる理由はトラブル防止と入居者の都合に合わせるため
・契約開始日と引っ越し日が同じ場合は家賃や保険の発生が最小限になるが、引っ越しの準備や搬入に時間的な余裕がない
・引っ越し日は、新居への入居日・現住居の退去日と引っ越し業者の予約状況を確認して決める
鍵渡し日と入居日の違いは、お部屋探しや引っ越しに大きく影響するものです。そのため、事前にしっかりと確認しておくことが重要です。
カテゴリ:不動産業ブログ