株式会社Y's upの建設業ブログ

現場作業と天候の関わり

季節ごとに気温や湿度が異なるため、さまざまな注意をしなければいけません。
特に現場監督は作業員の体調管理も仕事のひとつです。

現場作業と天候のかかわりについて注意点などをまとめました。

夏であれば熱中症などに気を付けなければいけませんし、

冬は路面の凍結によって引き起こされるスリップや転倒などに気を付けなければいけません。
また梅雨や台風による長雨や強風などの悪天候のことも考える必要があります。

天候によって工期に遅れが出ると、現場監督が調整をしなければなりません。
このように現場作業と四季、天候は切っても切れない関係です。

具体的にどのような点に気を付ければよいのでしょうか☝️

 

現場の春は花粉に要注意!

花粉症の影響

花粉症はくしゃみや鼻水などの諸症状を引き起こし、仕事を含め、生活に多大な影響を及ぼします。
鼻づまりやくしゃみ、鼻水などが続くと頭がぼーっとして、仕事に集中できなくなります。
これらの症状を改善するために薬を飲む方も多いですが、薬の種類によっては眠気を誘発するため、

車両や機械の運転をやめるように記されているものもあります。
そのため機械での作業がある職人さんは花粉症の薬を飲むことができず、症状に苦しんでいる人も多いです。

夏は熱中症に注意

近年は記録的な猛暑となることが多く、熱中症対策にはますます力を入れなくてはいけません。
熱中症になるとさまざまな症状が起こります。

屋外で作業することが多い建設業界にとって、熱中症対策は必須です。
まずは水分や塩分をこまめに補給しましょう。
普段は麦茶や水で水分を補給し、重労働の時やたくさん汗をかいた時はスポーツドリンクなどを飲みます。
スポーツドリンクは塩分と糖分、水分を同時に摂取できるので熱中症対策におすすめです。
ただし、スポーツドリンクは糖分が多いため、飲み過ぎないように注意しましょう。
少し気だるく感じた時や、より予防したい時には「経口補水液」を飲むことをおすすめします。

冷却グッズを使うのも効果的🔥

・冷却タオル
冷却タオルは手軽な冷却グッズとして人気があります。
水に濡らすことで、冷たさが持続する特殊な繊維から作られており、

作業中の首元をひんやりとさせてくれます。

・冷却スプレー
冷却スプレーは暑いと思ったらすぐに体を冷やせる便利なグッズです。
服の上からでも使用できる商品が多いため、一本持っておくととても便利です。

・空調服
空調服とは、ファンが付いた作業服です。
扇風機のような役割を果たすので、いつでも、どこでもこもった熱気を外に放出してくれます。
またファンは後からでも設置することが出来るため、手持ちの作業服に付けることもおすすめです。

秋は雨と台風が多い季節。現場への影響は?

雨が現場にもたらす影響と対策

雨が降ると現場内は滑りやすくなるため、さまざまな作業がストップします。
雨が続くと作業ができずに、工期に遅れが生じてしまう場合もあります。
ただし風が強くなければ、雨対策はそれほど難しいものではありません。

防水性のシートで現場を覆っておけば、それほど神経質にならなくてもよいでしょう。
また雨で職人さんは休みになりますが、現場監督の仕事は休みではありません。
現場監督はさまざまな書類を作成するデスクワークも多いため、雨の日に集中して作業することをおすすめします。

 

風が現場にもたらす影響と対策

現場では雨より風の方が厄介とされています。
特に台風のような強風・暴風の場合は、シートが飛ばされてしまうため覆うことができません。
また足場などをシートで覆っていると、それが飛ばされるときに一緒に足場が倒壊する危険性があります。

例えば三角コーンや看板など、軽く飛ばされやすいものは屋内に避難させておくか、しっかり固定しておきます。
また河川や湾岸の近くの現場は浸水に注意し、資材などが流出しないように固定しておきましょう。

台風通過後の点検も大切

足場などの金具にゆるみはないか、現場に穴や段差がないか、飛ばされたものはないか、周囲に被害は及んでないかをしっかり点検します。
点検する際には必ず複数人で行いましょう。
事故などの問題が起こった時、ひとりでは対処が難しいからです。
点検した記録は必ず残しておきます。

冬は防寒対策が必須!

冬は気温が下がり乾燥するため、風邪などで体調を崩しやすい季節です。
またインフルエンザなども流行し、体調不良を訴える人も多いのではないでしょうか。
現場監督はどの季節でも作業員の体調管理に気を配る必要があります。

冬の防寒対策の定番といえばカイロです。
手軽に持ち運べたり、体に貼れたりするため、手軽に防寒対策ができます。
特に「貼るカイロ」は作業着の下に貼っても目立たず、温めることができるためおすすめです。
背中を温めることで体全体が温まりやすいとされています。腰痛持ちの人の場合は、腰に貼るなど好みによって貼り分けましょう。
お腹が冷えやすく、お腹を下しやすい人は腹部に貼ることをおすすめします。

 

作業員の体調や災害対応には常に注意する

建設現場において作業員の健康に気を配ることも、現場監督の仕事です。体調が悪そうな作業員がいたら積極的に声をかけて確認しましょう。
早退の判断をすることも大切です。
また作業員の健康管理をするためには、まず自身が健康でなくてはいけません。
業務が多く疲れの溜まりやすい時期もあると思いますが、普段から風邪対策などを行い、健康を維持できるように心がけておきましょう。

 

空き家問題

皆さんのお家のまわりを歩いてみたりすると、意外と傍に空き家があったりします。

ここ最近空き家が増えていて問題になっています。なぜ空き家が問題なのか、デメリットや原因と解決策をお伝えします!!

空き家が増える原因

・高齢化社会が進む日本全体の問題で空き家が急速に増加。

・経済的背景や現在の経済的状況による影響

・建物の老巧化や管理不足

・所有者の相続問題

空き家として放置されてしまうと、住んでいる以上に早く老巧化が進み、

台風などの自然災害で倒懐したり、放火などの犯罪のきかっけになってしまうため社会問題になっています。

 

空き家放置のデメリット

・危険性が高く近隣住民に賠償責任が生じる。

放置された空き家は、樹木が伸び放置状態なったり雑草が生い茂ったりしやすいです。

このような状態はシロアリの発生源となったり野良ネコや犬の住み処になったりと近隣住民に対して

迷惑になりかねません。

自然災害による倒壊の処分費用が必要になる

・地震などで揺れたり屋根や壁が落ちたり、ひどい場合には建物が崩壊したり

してしまう恐れもあります。

無駄に固定資産税を払い続けることになる

・不動産の所有者には固定資産税を支払う義務が発生します。

すでにマイホームがある人は、自宅と空き家の両方について固定資産税を払うことになります。
空き家自体の資産価値が低ければ、支払う固定資産税額は大きな負担とはなりませんが、

それでも無駄な出費が延々と続くことには変わりありません。

 

空き家を有効活用する方法

空き家を売却することです。

一番簡単かつ売却代金も手に入れられるため、今後誰も住む予定がない場合は売却するのも良いでしょう。

ただし、築数十年も経っている持ち家の場合、そこまでのお金にならない場合もよくあります。

取り壊して駐車場収入を得る

リフォームではなく、家を取り壊して駐車場収入にする方法です。

特に、都内など駐車場が少ない住宅街に駐車場を建てるなど需要が見込める場合では月極の収入を得ることができます。

土地の広さによっては、生活していけるくらいの収入を見込める可能性もあります。

 

せっかくの思い出が詰まった持ち家を放置しないためにも、有効活用したり財産として残しておくようにしましょう。そのまま放置しておくと、

様々なリスクと固定資産税の変更などで思わぬ損をしてしまう可能性があります。

もし空き家になりそうであれば今のうちから、次世代に相続したり売却を考えるのも手です。

空き家になる予定の家や、既に空き家になってしまった家を相続する場合は、将来的な処分方法も含めて事前対策をとっておくことが対策です。