株式会社Y's upの不動産業ブログ

加速する円安~私たちの生活への影響は??~

最近は、松本〇志さんのニュースが世間を騒がしております。

テレビをつけても、すっきりしないニュース多いですよね?

経済ニュースでも【原油の高騰】や【進む円安】など連日取り上げられています。

 

社会の授業でも、「円高・円安って何?」「輸出するときには、利益があるのは?」などなど勉強しましたよね??忘れてしまったよ。そんな昔のこと・・・
今回のテーマ【加速する円安~私たちの生活への影響は??~】で確認してみましょう。

まず「円高と円安、結局どっちがいいの?」という疑問です。

グローバル化が進み、自国通貨である【円】の価値は経済と暮らしに大きな影響を与えます。

まずは簡単にそれぞれのメリットとデメリットです。

円高メリット

・円の価値が高くなり相対的に外貨が安くなり、海外の製品やサービスが安くなる。

円高デメリット

・輸出企業が海外で稼いだ外貨を円に転換すると目減りする。

円安のメリット

・輸出企業が海外で稼いだ外貨をより多く円に転換できる。

円安のデメリット

・海外の製品やサービスが高くなる。

「円安」には、海外輸出で企業の利益を押し上げたり、海外からの観光客を呼び込んだりするプラスの面と、輸入品の価格が上昇し企業や家庭の負担が重くなるマイナスの面があるといえます。海外で事業を展開する企業にとっては、海外で稼いだドルなどの外貨をより多くの円に換えることができるため、日本経済にとって「円安」は、有利になるとされてきました。

しかし、日本企業は、長く続いた円高で為替相場の影響を受けにくくするために生産拠点の海外移転を進め、海外拠点が占める割合は20年前から約20%増えて、輸出大国だった以前と比べて直接的な円安のメリットは薄れてきています。

では、私たちの生活には、どのような影響があるのでしょう?

なんとなくのイメージ円高のほうが、私たちの生活は楽になる?

いやいや!勤務先が海外との取引が多いから円安のほうが仕事はいいよ!

その時代、経済状況、お客様の状況によっても考え方やできることは変わります。

弊社では、お客様にファイナンシャルプランナーが専属で付き、今後のライフプランを話し合うことができます。

今の時代に合ったお住まい探しはもちろん、今の時代に合ったお客様それぞれの「ライフプラン」を是非、相談してみてください!

24年の円相場は劇的Uターン、金融政策逆回転で4年ぶり円高へ – Bloomberg

どうして駅の近くに戸建てがないのか?
「駅から徒歩5分以内で2階建ての戸建てに住みたいな~。サイトでさがしてみよ~っと」

「えっっっ。ヒット件数0??」

「どうして駅の近くに戸建てを建てないのだろう…あったらすぐ買いたいのに…」

お家探しでこんな経験した方、多いのではないでしょうか。

駅から徒歩数分の戸建てにはなかなか出会えないですよね
実は建てないのではなく建たない”秘密”があるのです。

皆さん一度想像してみてください。
住宅ローンを組んで頑張って買った理想のマイホーム。
周りは自然豊かで夜は静か。快適な毎日を過ごしていけそうです。

そんなある日、隣のお家が取り壊されて看板が立っていました。
次は何になるのか気になってのぞき込むとこんなことが書かれていました。

「〇月〇日 24時間営業カラオケ店 開業」
「〇月〇日 工場開設 稼働日数週4日」
もしこんな張り紙があったらどうでしょうか。。。
想い描いていた静かな住環境は大きく変わってしまいます。

こういった事態を防ぐために建築基準法で定められているのが今回のテーマ
「用途地域制限」になります。

上記の例のような商業施設が静かな住環境の中にあると、浮いてしまいますよね。
もちろん逆も同様で商業施設が駅からすごく離れていると不便ですよね。

こういった皆さんの生活や健康を守るためにもこういった制限が設けられているのです。

そして2階建ての戸建ては第1種低層住居地域という厳しい制限地域に建設されることが多いです。
そのため駅の近く商業施設の近くの戸建てがなかなか見つからないのです。。。

【表① 用途地域制限の特徴】
【図① 用途地域制限のイメージ図】

「そういえば実家の近くにはコンビニがなくて不便だったな」
「駅が近くて、みんなマンションに住んでたっけ」
「団地だったけど病院やスーパーが近くて生活しやすかったな。」等々

皆様ご実家の思い出があるかと思いますが、ご実家も用地地域制限を受けています。

“どうして駅の近くに戸建てはないのか”

不便な生活の裏にある用途地域制限が皆様の生活を守っているのです。

ちなみに横浜市の用途地域制限の内容について令和4年に変更案が提示されましたがご存じでしょうか?
「新型コロナウイルス拡大を契機とし、近隣コミュニティとの関わり方、新たな仕事スタイルなど社会状況の変化を的確に踏まえたまちづくりの推進していく必要がある」と横浜市は回答しております。

令和3年に基本的な見直しの考え方が出されましたが、この都市計画の変更については令和5年以降改めて都市計画素案・都市計画案が出されました。
今後説明会や公聴会が実施される予定です。その後横浜市都市計画審議会の審議を経てようやく変更した都市計画が告示されます。

くわしく知りたい方はこちらの横浜市HPをご参照ください。
https://www.city.yokohama.lg.jp/business/bunyabetsu/kenchiku/toshikeikaku/tetsuduki/youto/

今後用途地域制限が時代と共に変化していけば、あなたの住んでいる街の風景が変わっていくかもしれません。
実は普段の生活に深く関わっているものなのでご興味あれば調べてみるのも楽しいですよ!

不動産というと価格や間取りばかり気にしがちですが、将来の生活を決める大事な大事な選択になります。
詳しく知らないまま不動産の購入・売却をするのではなく、不動産のプロであるワイズ不動産にご相談ください!!

参考資料
・横浜市HP
・都市計画法