2023年12月26日
ご自宅の売却を検討していると耳にする「REINS」
今回は知っているようで知らない「REINS」を紹介します。
レインズとは【Real Estate Information Network System】の略で、不動産の物件情報を交換するためのシステムで、
全国約14万社が登録しており、下記の専任媒介契約・専属専任媒介契約を締結すると物件の情報が登録されます。
北は北海道、南は沖縄まで、今ここ横浜市から物件をお調べすることもできます。
ご売却の相談をいただくときに、よくご質問でいただくのが「レインズって誰でも見れるの?」
レインズは宅建業者の会員のみ閲覧することができ、一般には公開されておりません。
不動産を売却するタイミングでは不動産業者と【媒介契約】を締結します。
媒介契約は3種類であり、レインズへの登録義務はそれぞれ、
・一般媒介契約 → 定めなし
・専任媒介契約 → 7営業日以内
・専属専任媒介契約 → 5営業日以内
一般媒介契約の場合でも、「定めなし」ではありますが、登録自体は可能です。
専任媒介契約・専属専任媒介契約は登録が義務化されていますが、中には登録をしない悪質な不動産会社もいると聞きます。
また、「物件の囲い込み」も私は実際に経験したことがあります。
不動産の囲い込みとは?両手仲介には気をつけろ!※ (e-hudosan.net)
レインズに登録すると現在の状況について3種類のステータスを選択しなければなりません。
・公開中
・書面による購入申し込みあり → 購入申込書面の受領日の記入が必要がある
・売主都合で一時紹介停止中 → 売主からの申し出日・内容などを明示する必要がある
レインズを見て物件はまだご紹介できますかと聞くと、「商談中です」「契約予定です」「申し込みが入っています」など、他業者には紹介をさせない不動産会社はまだまだいます。
不安であれば、物件の登録証明書の受け取りをお願いしましょう。
いつ登録されたかが分かり、登録証明書記載のIDとパスワードを使えば、物件のステータスを確認することもできます。
情報が隅々にまで発信され広く買い手を見つけることができる可能性もあります。
但しレインズは不動産会社しか取り扱いができません。
ご売却をお考えでしたら一度相談してみてはいかがでしょうか。
まずは不明点やお困りごとなどなど、お気軽にお問合せ下さい!
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